2008年3月アーカイブ

No.815 ベンジャミン・ホフ

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【癒しのことば】Vol.815   2008/3/4       

                                                 総発行部数:15,655部

  ・バックナンバーは、こちら → http://www.iyashinokotoba.net/
  ・本になった『癒しのことば』→ http://www.iyashinokotoba.net/book/
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 「自分に関する多くのことはおのずと変わるし、それ以外のこともやがて改
  善されていく」

 
            -- ベンジャミン・ホフ(アメリカの心理学者)--

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 昔、ある国にとても優れたお坊さまがいらっしゃいました。

 そのお坊さまは、長く修行を積んで高い位を授けられたばかりか、深い知性
 と優しい人格を兼ね備えていたので、寺の修行僧ばかりか、まわりの村人た
 ちからも敬われていました。

 年を重ねるごとに神々しさを増すその風貌を見て、人々は、
 「あのお坊様さまは、きっと未来すら見通せる力をお持ちだ。
  来世のこともわかるはずだ」
 と囁きあっています。

 そんな噂を聞きつけた修行僧たちで寺は賑わっていました。
 誰もが、自分がいつ悟りをひらけるのか、いつまで修行を続ければいいのか
 を知りたがったのです。

 あまりに同じことばかりを聞かれるので、お坊さまは少々うんざりしたのか、
 決まって同じ答えを繰り返すようになりました。

 「お前は、あと7回生まれ変わったら大いなる悟りを得るだろう」

 お坊さまはそれ以上何も言いません。

 自分があとどれくらいで悟りをひらけるのかを知るよりも、今できる修行、
 与えられたことを精一杯打ち込むことの方が、よっぽど大事だと考えておら
 れたからです。

 しかし、修行僧たちは、お坊さまの答えを聞いて安心する者、がっかりする
 者、落ち込む者さまざまでした。

 あるときお坊さまは、山の頂上のお寺にいる知り合いに会うために、お供の
 者を連れて出かけました。

 険しい山道の途上、硬い岩の上で瞑想をしている修行僧に出会いました。

 もう長い間修行をしているのか髪も髭も伸び放題。
 頬はこけ、着ているものはボロボロで、断食をはじめて長いように見受けら
 れます。

 修行僧は、高名なお坊さまを認めると、両手を差し出してたずねました。

 「私はもう長い間修行を続けています。
  あとどれくらいで悟りをひらけるでしょうか?」

 お坊さまはいつもと同じように答えて、その場を立ち去りました。

 「お前は、あと7回生まれ変わったら大いなる悟りを得るだろう」

 しばらく行くと、また別の修行僧に出会いました。
 なぜかその僧は、何匹もの猿たちと木の枝にぶら下がっていたのです。

 「お坊さま......
  私は厳しい修行に耐えられず、ついつい猿たちと遊んでしまっています。
  こんな私でも、悟りをひらけるのでしょうか」

 お坊さまは、いつもと同じように答えます。

 「お前は、あと7回生まれ変わったら大いなる悟りを得るだろう」


 ......山頂の寺からの帰り道。

 お坊さまは、再び木の上で猿たちと楽しそうに遊んでいる僧に出会いました。

 僧は、お坊さまを見ると、満面の笑みを浮かべます。

 「お坊さま、私は何と幸せなのでしょうか。
  こんなに楽しく遊んでいるのに、あと7回生まれ変われば悟りをひらける
  なんて」

 その様子を見守るお坊さまは、微笑んでこう言いました。

 「さきほどは7回生まれ変わったら悟れるだろうと言ったが、それは間違い
  だったよ。
  お前はもっと早く悟りを得るだろう」

 さらに進むと、来るときと同じ岩の上の修行僧がいました。
 見ると、座禅を組んだ膝の上に大きな石をふたつ乗せて苦悶の表情を浮かべ
 ています。

 「これほど苦しい修行を積んでいる私が、まだ7回生まれ変わるまで悟れな
  いなんて......
  お坊さま、私は、もっと早く悟るために、さらに厳しく辛い修行をしよう
  と思っています」

 お坊さまは、ふと悲しげな表情になりました。

 「さきほどは7回生まれ変わったら悟れるだろうと言ったが、それは間違い
  だったよ。
  このままだとお前が悟るのは、もっともっと先のことになるだろう」


 このお話の意味を感じていただけたでしょうか。

 自分を自分のまま受け容れていれば、
 『自分に関する多くのことはおのずと変わるし、それ以外のこともやがて改
  善されていく』
 ということなのですよ。

No.814 ジョン・シンドラー

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【癒しのことば】Vol.814   2008/3/3       

                                                 総発行部数:15,657部

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 「幸せとは、『楽しい考え方が心を占めている状態』、を言う」

 
             -- ジョン・シンドラー (アメリカの医師)--

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 『天国』へ行く方法をお教えしましょう。


 もちろん寿命が尽きてからとかいう話ではなく、今すぐに、『天国』へ行く
 ことができる方法です。

 『天国』あるいはパラダイスといっても、人によっていろいろなイメージが
 あると思います。
 
 それでも、「幸せな時間を長く持つことができる」ような状態が『天国』だ
 とすれば、多くの方が納得されるのではないでしょうか。

 では『幸せ』な状態とはどんなときでしょうか。

 これも人によってさまざまな考え方があると思います。

 ある人は、大金持ちになることだと言うでしょう。

 高級な車を持つこと、大きな邸宅に住むこと、クローゼットに素敵な洋服を
 たくさん並べることが『幸せ』だと考える人だっているでしょう。

 でも、高級な車はときとして大型すぎて運転しにくいときもありますし、ぶ
 つけて傷をつけたときのショックも大きいものです。

 大きな屋敷も維持するのが大変ですし、古くなると飽きてきたり値打ちが下
 がったように感じたりします。

 洋服だって、次から次へと欲しいものが出てきて、そっちに目が行くと今持
 っているものを楽しめないですよね。

 また物質的なことではなく、もっと精神的なことが『幸せ』には大切だと考
 える人も多いでしょう。

 自分にふさわしい相手と結婚し、すばらしい家庭生活を送り、完璧な子供が
 いれば『幸せ』だ。

 それはそうでしょう。
 だけど、最高の配偶者も最愛の子供も、いつもいつも自分の思うように行動
 してくれるとは限りません。

 それぞれの人生があるのですから、裏切られたと感じたり、巣立っていくこ
 とになります。
 これもずっと長く続く『幸せ』を与えてはくれないでしょうね。


 物質的なものを望んだり、ほかの人から与えられるものを待っていては、い
 つまでたっても『幸せ』を得ることはできません。

 なぜなら、もうおわかりのように、『幸せ』とは、自分の外側にあるもので
 はなくて、内側から来るものだからです。

 美しい景色を眺めているとき。
 自分が成し遂げた仕事に満足を感じているとき。
 楽しそうな人たちを見たとき。
 自分に誇りが持てたとき。
 人から「ありがとう」と言われたとき。

 そんなときに、心の奥の方から湧き上がってくるもの。
 それが本当の『幸せ』なのかも知れません。

 『幸せ』は捜し求めるものではなくて、自分の内側で育っていくもの。
 
 自分自身でいるだけで、自分がしたいtことをしているだけで、十分な『幸せ』
 を感じることだってできるもの。

 感じようとする心があれば、楽しもうとする気持ちさえあれば。


 さて、お約束でしたね。
 今すぐに『天国』へ行く方法をお教えしましょう。

 それは、今のあなたがあなたでいることを感じて楽しむことです。

 そう、今あなたがいる場所が、『天国』だったのだと気づくだけでいいので
 すよね。

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