2006年11月アーカイブ

No.713

| | コメント(0) | トラックバック(0)

======================================================================
【癒しのことば】Vol.713 2006/11/29       

  総発行部数:15,487部

 ・バックナンバーは、こちら → http://www.iyashinokotoba.net/
======================================================================
※古今東西の名言から、ストレスを和らげ心を癒すことばをお届けします。
                            毎週金曜日配信
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 「心を定めたそのときから、
  そうしなければありえなかった、
  自分を支えてれる出来事が起こりはじめる」

                  -- ゲーテ(ドイツの詩人)--

----------------------------------------------------------------------


 『惑星ソラリス』という映画をご存知でしょうか。

 ポーランドの作家、スタニスラフ・レムの「ソラリスの陽のもとに」という
 SF小説が原作となっている映画ですが、原作とはちょっと違う味付けがされ
 ています。

 まだ見ていない方のために、内容については、あまり詳しいことは書きませ
 んね。

 ソラリスに住む知性体は、惑星を訪れる人間の存在意識を読み取り、それを
 実体化させる力があります。

 私の印象では、意識では忘れ去ったように思っていても、特に強く心を支配
 している事柄が形になって出現しやすい傾向があるように思えました。

 だから、主人公をはじめ登場人物たちの多くは、「罪悪感」や「後悔」の潜
 在意識の象徴に悩まされることになります。

 そして……

 といった感じの映画ですが、実は、この「惑星ソラリス」とは、地球のこと
 だとも言えるのではないでしょうか。

 私たち人間は、忘れてしまったつもりでも、過去の失敗やネガティブな思い
 に縛られてしまっています。

 さらに、その潜在意識は、すでに身の回りに実体化しているのです。

 たとえば、あなたには、自分の人生において、何か不満や変えてみたいこと
 があるでしょうか。

 ・上司との関係がもっとよくなればいい
 ・腰痛をなくしたい
 ・これ以上経済的に苦労するのはいやだ

 などと、誰でも、ひとつやふたつは思い当たることがあるはずですね。

 では、その状況を変えるために何かをしていますか?

 人によっては、勉強をはじめたり、情報を集めたり、実際に行動に移してみ
 ようと努力されているでしょう。

 それはうまく行っているでしょうか。
 もし、なかなかうまく行かないとしたら、こんな潜在意識が邪魔をしている
 可能性もあります。

 『何をしても、どうせ私はダメだから、嫌われるんだ』
 『そんなことをして、いったい何になる?』
 『これとあれが、こう変わらないと、うまくいきっこないさ』

 そして、いつまで経っても、今の状況を変えることができないでいるのです。
 言ってみれば、「ネガティブな思い込み」という重い荷物を、いくつも抱え
 込みながら、毎日を過ごしているような状況ですね。

 もっと言うと、その潜在意識(無意識の思い込み)を証明するために、今の
 困った環境が目の前に実体化しているのかも知れません。

 ほら、あなたは、いつもいつも同じような問題で苦しんだりはしていません
 か。

 お金の問題、人間関係、男女関係、仕事上のトラブル……

 それは、きっと、表面の意識上では自覚していなくても、潜在意識のどこか
 で、ネガティブな思い込みが強く渦巻いているからなのでしょうね。

 「惑星ソラリス」ならぬ地球が、それをチャレンジ課題として見せてくれて
 いるのです。

 では、どうすればネガティブな潜在意識から解き放たれ、もっとよりよく生
 きていくことができるのでしょうか。

 潜在意識自体に変化を起こすことは容易ではないのかも知れません。

 だけど、ネガティブな思い込みから、別のところへ意識の焦点を向け変える
 ことはできるはずです。

 持っている重い荷物を眺めてため息をついているよりも、今から行こうとし
 ている、ワクワクする場所に思いを馳せてみるのです。

 『~を変えたい、~逃れたい』という思いが浮かんできたら、そこではなく、
 『~になりたい、~を手に入れたい』と意識を変えてみるのです。

 「上司との関係がもっとよくなればいい」なら、「上司と楽しく会話をする
 話題を探してみよう」といったようにです。

 意識をポジティブに向けるクセをつけていると、いつの間にか潜在意識もポ
 ジティブの割合が多くなってきます。

 すると……

 それを反映して、この惑星は。ポジティでよろこびに満ち溢れた世界を実体
 化させてくれるはずですよ。

No.712

| | コメント(0) | トラックバック(0)

======================================================================
【癒しのことば】Vol.712 2006/11/28       

  総発行部数:15,494部

 ・バックナンバーは、こちら → http://www.iyasinokotoba.net/
======================================================================
※古今東西の名言から、ストレスを和らげ心を癒すことばをお届けします。
                            毎週金曜日配信
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 「あなたが望むものを手に入れる一番の方法は、自分自身でいること」

             -- アラン・コーエン(アメリカの作家)--

----------------------------------------------------------------------


 先日、何人かの方たちとお会いしたとき、こんな話題で盛り上がりました。

 「私たち人間が、本当に自然であるがままに生きていくことができれば、神
  や仙人のような神聖な存在に近づくことができるのではないか」

 どういうことかというと……

 我々が毎日に出会うこと、体験することなどに、感情的にひっかからず、た
 だそのまま受け入れる。

 その経験から学ぶことを学び、自分の成長のために受け入れる。

 そして、その瞬間瞬間に、自分ができる最大限のことをやってみる。

 そんな生き方をしている方たちは、もはや、ほとんど睡眠をとる必要もなく、
 食べるものも極少量でよくなるようです。

 実際に、そこに集まった人が知っているだけでも、あるスリランカのお坊さ
 んや太極拳の指導者、すばらしい能力をお持ちになった治療家など、何人も
 の方々に共通していることでした。

 実際、私自身も、かつてそんな方々とお会いしたことがありますし、噂を聞
 くことも多いです。


 その理由として、私たちはその場で、こう考えてみました。

 日常生活において、私たちには、うれしいことや悲しいことが幾度となく起
 こります。
 また腹立たしい出来事にも遭いますし。幸せを感じる瞬間だってあるでしょ
 う。

 それを、大切な経験として受け入れることができればいいのですが、多くの
 人は、ついつい出来事にこだわってしまいます。

 いろいろな感情に翻弄されたり、後悔や無念さ、あるいは期待や傲慢さなど
 が心に一杯広がり、それがずっと残っていたりするのです。

 そういうひっかかりこそが、私たちの心を疲れさせ、エゴを膨らませたり、
 満たされない気持ちを生み出す元となるのではないでしょうか。

 たとえて言えば、水道管にキレイな水を流し続けたら、いつまでも水道管は
 キレイなままでいますが、汚れた水を流していれば、水道管には、どんどん
 と汚れが溜まっていきます。

 そのままでは水道管は詰まってしまって破裂してしまいかねません。
 だから、ときどき流す水を止めて、水道管をキレイに掃除する必要が出てく
 るのです。
 
 それが、眠るということ。

 それと、私たちを襲う、今の人生が十分に満たされていないという気持ちは、
 空虚感を生み出します。
 その虚しさを埋めようと、食べ過ぎたり、仕事中毒になったり、誰かのため
 に何かをやっていないと落ち着かないということもあるようです。

 ……それに比べて、何が起こっても心にひっかかりがなく、そのまま自分自
 身でいて、今という瞬間を100パーセント楽しめる方は、汚れなど溜まりま
 せんし、いつも満たされたよろこびを感じることができるでしょう。

 だから、身体を休める程度に横になれば、あまり眠らなくても十分ですし、
 必要以上にものを食べたりすることもなくなるのです。


 そういうわけで、少し睡眠時間が短いと、「眠い、眠い」とあくびをしたり、
 つい食べ過ぎたり、飲みすぎてしまう我々とは大違いですね。

 これは反省して、聖人の方々を見習いたいものだと思います。

 彼らのように生きていくことができれば、眠ったり食べたりしなくていいと
 いうことはさておいても、もっと心安らかで落ち着いた幸福感とともに生き
 てゆくことができるのでしょう。

 ……もっとも、凡人でなかなか欲を捨てきれない私たちには、その域に達す
 るのは、ちょっと難しいことですよね。
 
 安心してください。
 その場では、私達は、こんなことも話し合いました。

 聖人の生き方はすばらしいと思うが、肉体を持っている我々は、どうしても
 煩悩に惑わされ、迷いやエゴに苦しめられてしまう。

 でも、だからこそ、そんな苦しみから、何かを学ぶために生まれてきたとも
 考えられる。

 いくら頭で考えても、人から教えられても、実際にその状況になって経験し
 てみないと、本当にわかったことにはならない。

 そんな苦しみ迷いを繰り返して、本当の自分自身に近づいていくのではない
 だろうか……

 
 その場にいたひとりが言ったことばが、今も心に残っています。

 「神さまの世界にいれば、苦しみはないが、本当は、たくさんの人たちが、
  この世に生まれていろいろ学びたいと思っているんだ。

  ただし、その願いが叶えられるのは、何万人にひとりという確率になるだ
  ろう。

  今、この地球に生まれて暮らしている人は、学ぶための千歳一隅のチャン
  スを与えられたことになる。

  最高に運がよかったのだから、みんな大いに今を楽しもうよ」

No.711

| | コメント(0) | トラックバック(0)

======================================================================
【癒しのことば】Vol.711 2006/11/24       

  総発行部数:15,514部

 ・バックナンバーは、こちら → http://www.iyasinokotoba.net/
======================================================================
※古今東西の名言から、ストレスを和らげ心を癒すことばをお届けします。
                            毎週金曜日配信
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 「私達は必ず、自分のバイブレーションのレベルに応じた、ものの見え方
  や体験をしているのです」

             -- タデウス・ゴラス(アメリカの作家)--

----------------------------------------------------------------------


 知り合いが事故に遭ったのか、自分が轢かれそうになったのか……

 とにかく、何らかの理由で、自動車が大嫌いになった人がいたと思ってみて
 ください。

 自動車を見ることはもちろん、クラクションやエンジンの音を聞くのも嫌。
 少し排気ガスの臭いがしただけでも、眉間にしわが寄ってしまいます。

 その人は、自動車を避け、自動車を見ないようし、いつも自動車を無視して
 いました。

 『自動車はダメ、自動車は嫌だ、この世から自動車なんて消えてしまえばい
  いのだ』

 そんなことばかりを強く思っていたので、ついに、その人には、自動車が見
 えなくなってしまったということです。

 脳の奥底で自動車の存在を抹消して、目の前にあっても、それを自動車だと
 認識しなくなっていたようです。

 ……その結果、その人は、自動車事故に遭い大怪我をしてしまいました。

 自動車が見えないのですから、道路の真ん中を平気で歩くようになっていた
 のですから。


 まあ、これは極端なお話ですが、あまりにも何かを否定し続けた結果、その
 何かが、自分に押し寄せてくるというのは、よくあることです。

 犬が怖い、と思っていると、犬の姿を見かけた途端、ついつい身体が硬直し
 たり、動きがぎこちなくなったり、大声を出したり。
 あるいは、睨み付けたりして、かえって犬の注意をひいてしまって、吼えら
 れたりすることもあるでしょう。

 逆に何かに執着し過ぎるのもあまり良くないようですね。

 誰かを好きになって、その人を思い続けるのはいいのですが、しつこく「好
 きだ」と言ってみたり、後を追い掛け回すようなことになれば、場合のよっ
 ては、ストーカー扱いされて、結局は嫌われてしまいます。

 お釈迦さまが言ったように、楽器の弦を強く張り過ぎればちょん切れてしま
 いますし、緩ませ過ぎたら、今度は音が出なくなるのです。

 がんばり過ぎれば倒れてしまいますし、何もしなければ、ただのなまけ者。

 生真面目に生きようとすればするほど窮屈になりますし、かといって、不真
 面目な遊びばかりをしていては、心身が堕落してしまいます。

 そう、何事にもバランスが大切ですね。


 それに、こんなこともありますよ。

 道端にラジカセを置いて、演歌を流せば、演歌が好きな人たちが寄ってきま
 す。

 ハードロックをかければ、それらしい格好をした連中がやって来るでしょう。

 クラッシックの音楽なら、やっぱりクラッシックファンが集まって来くるこ
 とになるでしょうね。

 奏でる音楽によって、寄って来る人の層も違ってくるのです。

 そして、これは、私たち自身にも言えることのようです。

 つまり、自分が考えていること、出している波動によって、集まる人も変わ
 ってきますし、起きる出来事も違ってくるのです。


 否定しすぎても、執着しすぎても、求める結果からは遠ざかってしまいます。
 自分が思っていること、生きる態度によって、見えてくるものも違ってきま
 す。

 だから、あなたに夢や目標、望むものがあるのなら……


 そうならなければいけないと執着するのではなく。
 それを邪魔するもの、そうでない今の状態、努力できていない自分を否定す
 るのではなく。

 すべてを受け入れ、夢に向かっていく自分を楽しんでみてはいかがでしょう
 か。


 ……幸福になりたいって?
 世界が平和で、喜びに満ち溢れているのが夢ですって?

 じゃあ、とにかくニッコリ笑ってみて、まず自分が幸せを感じてみればいい
 のでしょうね。

No.710

| | コメント(0) | トラックバック(0)

======================================================================
【癒しのことば】Vol.710 2006/11/21       

  総発行部数:15,525部

 ・バックナンバーは、こちら → http://www.iyasinokotoba.net/
======================================================================
※古今東西の名言から、ストレスを和らげ心を癒すことばをお届けします。
                            毎週金曜日配信
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 「問題から逃れるベストの方法は、
  その問題を解決することだ」

                    -- イギリスのことわざ --

----------------------------------------------------------------------


 問題が起こったとき……

 たとえば、暗い洞窟のなかに閉じ込められてしまったとしたら。

 ある人は、自分が抜け出すことができる大きさの穴はないかと、必死になっ
 て探し回ります。

 大きな出口を求めているので、小さな穴があっても、きっと目に入らないで
 しょう。

 そして、別のある人は、どんな小さな穴でも良いから、ここから抜け出せる
 手掛かりはないか、探して見ます。

 わずかな穴でも、自分の力で広げて、何とか脱出してやろうと考えているの
 です。

 だから、いろいろなものが見えてくるはずです。


 失敗してしまったとき……

 ある人は、原因を誰かほかの人のせいにします。

 「彼が、あんなことをしたから」
 「あの人が協力してくれなかったから」
 「あいつが余計なことを言ったからだ」

 絶対に自分は悪くはないのだと、信じています。

 そんな人は、今度同じことにチャレンジするときにも、同じ失敗を繰り返し
 しまうでしょう。

 なぜなら、失敗の原因は、ほかの人にあり、その人を変えない限りは、うま
 くいかないのですから。

 残念なことに、いくらがんばっても、自分がほかの人を変えるということは、
 ほぼ不可能に近いのですから。

 また、ある人は、失敗の要因のひとつは、自分のなかにあると考えます。

 今度うまくいくためには、自分が何を身につけ、どんなところを変えてみれ 
 ばいいのだろうと探してみるのです。

 自分で自分を変えること、もっと向上することは、簡単ではないかも知れま
 せんが、可能なのですから。


 障害に出会ったとき……

 ある人は、どこかに抜け道はないものかと、まず考えます。

 あちこちと回り道をしてみたり、かえって遠回りをしてみたり。
 もうダメだとあきらめて、その場にしゃがみ込んだり。

 勇気をふりしぼって、前に進んでも、ちょっとの失敗ですぐ挫折したりして
 しまいます。

 自分には、目の前の壁を乗り越える力などないと思っているのです。

 そして、ある人は、その障害に正面からぶつかっていきます。

 一度や二度のチャレンジでうまくいかなかったとして、挫けることなく努力
 します。

 失敗からいろいろなことを学び、それを次に活かしていこうとするのです。

 あきらめることさえしなければ、いつかは必ず、望む結果を手に入れること
 ができると信じているのです。

 
 さあ、どちらの人がうまくいくでしょうか。
 どちらの人が、より良く生きていくことができるでしょうか。

 もちろん、自分なりの居心地のいい道を歩けばいいと思います。


 でも、これだけは覚えておいてください。

 問題を解決する一番の近道は、逃げずに、その問題を解決しようとすること
 なのだ。

 そして、多くの問題は、あなたの成長のために与えられたプレゼントなのだ
 ということを。

No.709

| | コメント(0) | トラックバック(0)

======================================================================
【癒しのことば】Vol.709 2006/11/17       

  総発行部数:15,568部

 ・バックナンバーは、こちら → http://www.iyasinokotoba.net/
======================================================================
※古今東西の名言から、ストレスを和らげ心を癒すことばをお届けします。
                            毎週金曜日配信
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 「豊かな心が、豊かさをつくる」

                 -- 草柳大蔵(ジャーナリスト)--

----------------------------------------------------------------------


 ちょっと心が楽になる、三つのお話。


 ・その1

 同じ場所で、じっとしているのなら、こんなに楽なことはありません。

 もし、どこへ行こうと決めたとしたら、目的の場所が遠ければ遠いほど、高
 ければ高いほど、大きな抵抗に出会います。

 道は長く、そして険しくなるのです。

 それが、人生において、私たちがふつかる『壁』や『迷い』というものでは
 ないでしょうか。

 辛くて苦しくて、できれば、いつまでも今の場所に居たい。
 他に回り道はないものか。

 などと逃げ出してしまいたくなることもありますが、結局は、その『壁』に
 向かって進んで行き、乗り越えていかなくてはなりません。

 なぜなら、いくら逃げようとしても、他の道をみつけようとしても、目の前
 にある『壁』の向こう側にしか、自分の魂を満たすものはないのですから。

 だから、苦しいときや、辛いとき、こそ『壁』に向かって進んでいるとき。

 それが、あなたがひとまわり大きくなろうとしているときなのです。


 ・その2

 「発酵」は、アルコールや醤油、味噌、チーズなどを造りだしてくれる、私
 たち人類にとって、とても役に立つことですね。

 そして、「腐敗」というと、ものが腐ったり、有毒ガスや悪臭を放つように
 なってしまう、とても嫌なものです。

 ところが、よく調べてみると、「発酵」も「腐敗」も、微生物が有機物を分
 解し、新たな物質を生み出すという作用のことになります。

 つまり、微生物にとってみれば、「発酵」も「作用」も同じこと。

 結果的に、人類にとって、有益なものができれば「発酵」、害になるものを
 造れば「腐敗」と、我々が決めているだけのことなのです。

 同じ現象のことを、あれこれと勝手に言っているのにすぎないのですね。

 でも、よく考えてみると、「腐敗」だって、落ち葉を土に変えて、草木の養
 分にしたりとか、ある意味、有益なことだってあるでしょう。

 同じことでも、少し見方を変えてみれば、また違った視野も開けてくるかも
 知れませんよ。

 今のあなたの問題だってね。


 ・その3

 ジェットコースターに乗っているとき、よく、「キャー!」と大声で叫んで
 いる人がいますね。

 一見、怖がっているようですが、こんな人は、本当は、その怖さを楽しんで
 いるのだそうです。

 それに比べて、肩に力を入れて、じっとがんばっていたり、固い表情で一言
 も発せずに、ジェットコースターに乗り続ける人もいます。

 この人たちは、何事にも動じず、我慢ができる、心の強い人たちのように見
 えます。

 でも、気分が悪くなったり、突然、気絶してしまったりすることがあるのも、
 こんな人たちなのだということです。

 叫んでいる人たちは、当然、恐怖や不安も感じているはずです。

 そんな必要のないものを、外に出すことができているから、ジェットコース
 ターを楽しめて、気絶などしないようですね。

 じっと我慢する姿は、かっこよくて立派なように思えます。
 大声で叫ぶのは、みっともないように思えます。

 だけど、いらないことは外に出してしまった方が、本当は、心にも身体にも
 いいようですね。

 そう、今のその不満や不平、不安や恐怖。
 ちょっと誰かに話してみてはいかがでしょう。

 それだけで、ずいぶん楽になってしまうかも知れませんよ。

 ……深呼吸をして、自分を楽にしてあげましょうよ。

 内側の豊かさが、世界を豊かですばらしいものにするのですよね。

No.708

| | コメント(0) | トラックバック(0)

======================================================================
【癒しのことば】Vol.709 2006/11/16       

  総発行部数:15,574部

 ・バックナンバーは、こちら → http://www.iyasinokotoba.net/
======================================================================
※古今東西の名言から、ストレスを和らげ心を癒すことばをお届けします。
                            毎週金曜日配信
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 「選択しなければならないのに選択しないのは、それ自体がもう選択してい
  ることになる。」

         -- ウイリアム・ジェームズ(アメリカの心理学者)--

----------------------------------------------------------------------


 これも前に書いたことがあるのですが、落語で、こんな話を聞いたことがあ
 ります。

 
 ある男が、大富豪のところへ、お金持ちになる秘訣を教えてもらいにいきま
 した。

 はじめは渋っていた富豪も、男の熱心さに負けて、ついに秘訣を教えること
 になります。

 男は、さあ、どんな秘密を知ることができるのかと期待しますが、意外なこ
 とに、富豪は、庭に出て大きな樹を指差し、

 「あの樹に登ってみろ」

 と命じたのです。

 仕方なく、男は、言われたとおり樹に登りますが、いくら上っても、富豪は、
 「もっと、もっと」と、高く登るように命じます。

 そして、かなり高いところまでくると、今度は、横に伸びた枝にぶら下がり、
 横へ進むように言い、男はそれに従います。

 下を見ると、地面は、はるか彼方です。
 男は怖くて仕方がありあませんが、金持ちになりたい一心で、震えながらも
 両手でしっかりと、枝にぶら下がっています。

 そんな男に、富豪は、下からこう叫びます。

 「枝を持っている片手を離してみろ」

 男が躊躇していると、富豪は、

 「そんなことでは金持ちにはなれんぞ。 早く手を離せ!」

 と怒鳴るのです。

 恐々男は片手を離し、もう片方の腕だけで、樹の枝にぶら下がります。

 すると、さらに富豪は、
 
 「今度は、樹を持っている手の小指を外せ」

 と命じます。

 男が小指を話すと、「薬指を離せ」、「中指を離せ」と、次々に命令するの
 です。

 とうとう男は、人差し指と親指だけで、なんとか樹につかまっているだけに
 なってしまいます。

 富豪は、さらに命じます。

 「さあ、今度は、人差し指を離せ!」

 しかし、人差し指を離すと、こんなに高い樹の上から、真っ逆さまに落ちて
 しまいます。

 さすがに男も、そんな命令に従うわけにはいきません。

 富豪は、何度も、「人差し指を離せ!」と言いますが、男は、頑として、抵
 抗し続けます。

 「どうしても、この指だけは離すわけにはいかないのです!」

 それを聞くと、富豪は、にっこりと笑って、こう言いました。

 「そうだ、それこそ金持ちになる秘訣だ。
  お前が、がんばって握っている指の形を見てみろ」

 男が、よくよく自分の手を見てみると、人差し指と親指で丸をつくった形で、
 木の枝を握っています。

 それは、ちょうど、「オーケー」表すサインの形ですが、「お金」を表現す
 るときにも使う形ですね。

 「そうだ! どんなことがあっても、自分が握った金を離すのではないぞ。
  これこそが、お金が溜まり、金持ちになる秘訣じゃ」

 ……というオチになります。


 これは落語ですから、そこでなるほどと納得したり、笑ったりすればいいい
 のでしょう。

 でも、よく考えてみると、この男は、この後どうするのでしょうか。

 まあ、また枝を持ち直して、樹から下りてくるのでしょうが、私には、どう
 しても、いつまでも「お金」のマークを握りしめて、樹にぶら下がり続けて
 いる、情けない男の姿が浮かんでしまいます。

 自分では、一生懸命に、大切なものを守り続けているつもりなのに、それに
 縛られて、手を離すことができない。
 こんな樹に、いつまでもいつまでもしがみついたままでいるのです。

 
 ひょっとしたら、私たちも、同じようなことをしているのかも知れません。

 手放してみれば、自由になれるのに、一生懸命に、手を握り締めて、辛い、
 苦しいと、悩んでいる。
 
 思い切って、一歩、前に踏み出してみれば、道も開けてくるのに、今の場所
 を動くと危険だと、なかなか足を前に出すことができない。


 自由、愛、幸福、喜び……

 これらは、がんばって手に入れるものではなくて、はじめから自分のなかに
 あるものなのですよね。
 自分自身がそれを楽しむのを邪魔しているだけかも。

 そして、ただ握った手を離してみるだけで、手に入れることができるものな
 のでしょうね。

 これだって、自分が選択できるのですよ。

No.707

| | コメント(0) | トラックバック(0)

====================================== http://www.iyasinokotoba.net/ =
【癒しのことば】Vol.707 2006/11/10       

  総発行部数:15,608部
======================================================================
※古今東西の名言から、ストレスを和らげ心を癒すことばをお届けします。
                            毎週金曜日配信
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 「目に映るすべてのことは…… メッセージ」

         -- 松任谷由美(「やさしさに包まれたら」より)--

----------------------------------------------------------------------


 呼吸をすることを忘れる人はいないでしょう。

 だって、息をしないと苦しくなってしまいますから。
 
 水の中に潜って、呼吸ができない状態が続くと、苦しくなって、とても苦し
 くなって絶えられなくなりますね。

 水から顔を出して、息を吸うことができたら、身体中がホッとして、生き返
 ったような気持ちになります。
 空気がこんなにおいしかったのだって、実感できますよね。

 そして、しばらくすると、そんなことは忘れて、自分が息をしていることす
 ら忘れていたりしています。

 ……というより、私たちにとっては、呼吸を意識していないときの方が、よ
 り自然な状態ですね。

 息ができないと苦しくなるのは、自分が自然な状態でないということを教え
 てくれているのですね。

 ということは、息苦しさは、呼吸のことを思い出させ、私たちの命を守って
 くれているとも言えるのですよね。


 同じように、食べることを忘れる人もいないでしょう。

 食事もとらずに、何かに夢中になっていても、お腹がすくということで、私
 たちに気づかせてくれます。


 また、怪我をしたら痛みを感じます。

 もし痛みを感じないと、酷い怪我をしていても、大量に出血していても、気
 づかないでいるかも知れません。

 そうなると、とても危険で、出血多量で命まで失ってしまいかねません。

 だから、『苦しさ』や『痛み』は、私たちに何かを気づかせてくれるメッセ
 ージだと考えることもできそうですね。


 ……さてさて、生きていくうえでも、苦しいことや悲しいできごとに出会っ
 たりすることもあります。
 
 心が痛んで辛いときも。

 これだって、ただ、私たちを苛めるために存在しているのではなくて、何か
 を教えてくれたり、気づかせてくれるメッセージなのではないでしょうか。

 今の自分の課題に気づく。
 
 人生の方向性について気づく。

 何がいちばん大切なのかに気づく。

 そして、今、自分がもっと大きく成長するべきときだということを教えてく
 れるメッセージ。

 でも、本当は、もっともっと大きなことに気づくチャンスなのかも。


 それは、もっと自分を信頼しようということ。

 それと……

 私達は、ずっと昔から幸せだったし、今も、また、これからも、本当に幸せ
 でいる、ということ。

 普段、意識はしないけれど、とても大切なことですね。

 気づいてまわりを見回してみると……

 そう、すべてのことは、気づきを待っているメッセージなのですよね。

このアーカイブについて

このページには、2006年11月に書かれたブログ記事が新しい順に公開されています。

前のアーカイブは2006年10月です。

次のアーカイブは2006年12月です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。