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【癒しのことば】Vol.688 2006/1/17
総発行部数:15,928部
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※古今東西の名言から、ストレスを和らげ心を癒すことばをお届けします。
平日毎日配信
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「もっと人生を本当に楽しめるときがいつか訪れるだろう。
そのときを、あなたは心待ちにしなさい」
-- ジョン・キーツ(イギリスの詩人)--
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一年中、雨が降り続いている国に住む人が、自分にとっての楽園のことを想
像しました。
そこには、雨など一滴も降らず、いつでも太陽が輝いています。
暖かな日差しを浴びて、ずっと心地よく暮らせているのです。
一年中、日が照り続け、カラカラに乾いた国に住む人が、自分にとっての楽
園を考えました。
そこでは、灼熱の太陽など顔を見せたこともなく、雨が降り続いています。
大地は潤い、草木は茂り、人々は喉の渇きを覚えることもありません。
一年の半分で雨が降り、残りの半分に日が照りつける国に住んでいる人がい
ました。
この人は、雨が降ると、うっとうしい、ジメジメして気持ちが悪いと愚痴を
こぼし、日が差すと、暑い、喉が乾くと文句を言っています。
この人の口ぐせは、
「この世は辛くて厳しい。どこかに楽園はないものか……」
というものでした。
そこである人が気を利かせて、雨が降る季節には、一年中日が照りつける国
に連れて行き、日が差す季節には、雨が降り続ける国に旅をすることにしま
した。
きっと、愚痴ばかりを言っている人でも、楽園を見つけることができるでし
ょう。
ところが、雨が降る国から、太陽が輝く国に連れて行くと、今度は、
「暑い! やっぱり、雨が降っている方がずっといいや」
と文句を言います。
そして、日が差す国から、雨が降る国に連れて行っても、
「ああ、毎日雨でうっとうしい! 早く晴れた国に戻りたい」
と怒り出す始末です。
この人は、世界中のどこへ行っても、楽園を発見することなどできないよう
ですね。
気を利かせた人も、一年の半分で雨が降り、残りの半分に日が照りつける国
に住んでいます。
でも、愚痴を言ったりしないようです。
雨の季節には、読書や家族との団欒を楽しみ、晴れた日には、太陽の輝きを
満喫しています。
そのときそのときを楽しんでいるのです。
だから、愚痴ばかりを言っている人と一緒に旅をしているときも、雨の国で
は雨の国のすばらしさを、晴れの国では晴れの国ならではの良いところを、
十分と享受していたのです。
この人にとっては、世界中のどこへいっても、そこが楽園なのですね。
本当の楽園とは、どこにあるのでしょう。
南の国? 北の国? 遥か山の彼方……?
楽園には、どうやったら行けるのでしょう。
願いが叶ったとき? 愛する人と結ばれたとき? 大きな成功を手に入れた
とき……?
いいえ、どこを探しても見つかりはしないでしょう。
本当の楽園は、自分の内側にあるもの。
だからもう探す必要はありませんよ。
あなたには、今、この瞬間から、人生を楽しむ自由だってあるのですから。
