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【癒しのことば】Vol.679 2005/12/9
総発行部数:16,119部
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※古今東西の名言から、ストレスを和らげ心を癒すことばをお届けします。
平日毎日配信
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「一番幸せなのは、幸福なんて特別必要でないと悟ることだ」
-- ウィリアム・サローヤン(アメリカの作家)--
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失っているときが、一番たくさん持っていることになって、たくさん持って
いるときが、一番持っていないことになるものって何でしょう。
おわかりですか?
……答えは、『自分』です。
自分自身、自分らしさ、自分が輝いているとき……
どういうことかと言いますと、仕事でも趣味でもスポーツでも、何かに夢中
になっていて、我をも忘れているときってありますよね。
そんなふうに自分を失っている瞬間の自分が、どんなときよりも、一番自分
らしくて充実しているように思えます。
人からどう思われるか考えることもないし、過去や未来の心配に振り回され
ることもありません。
思いっきり、今を楽しんでいる自分ですよね。
つまり、自分を失っているときが、自分自身を、一番たくさん持っているこ
とになるのです。
また、悩みがあったり、不安や心配に心を奪われているときには、自分のこ
とで頭が一杯になってしまいます。
自分はどうしていつもダメなんだろうと思ったり、わが身の不運を呪ったり
して、ため息をついてしまうようなとき。
自分自身のことばかりを考えてしまいますよね。
普段、存在に気づかないような足の小指だって、柱にぶつけて痛みを感じれ
ば、突然、その存在が大きくなってきます。
小指の痛みのことで頭が一杯になりますね。
それと同じで、悩めば悩むほど、苦しめば苦しむほど、自分自身をより意識
することになるのです。
もちろん、そんなときには、生き生きとした自分らしさとは、一番かけ離れ
ているときでしょう。
だから、自分をたくさん持っているときには、一番、自分を持っていないと
いうことにもなってしまうのです。
以前にも書いたことがありますが、なかなか発見することが難しい新しい小
惑星を、世界で一番たくさん発見した方の、小惑星発見の秘訣は、『小惑星
など発見しなくてもよいと思うことだ』ということでした。
一生懸命になって、見つけだそうと血眼になっている間は、視野も狭くなる
し、柔軟な発想なんかもできにくいでしょう。
それより、「見つけられなくていいや」と、肩の力を抜いて、気楽に夜空を
眺めていれば、今まで見えていなかったものが、見えてくるのかも知れませ
ん。
自分が関心があるものなら、自然と、目のなかに飛び込んでくるものなので
しょうね。
小惑星も、自分らしさも、一生懸命に探し出さなくても、ずっと、そこにあ
ったものなのですから。
……ということは、「幸せ」だって……
「どうして自分はこう不幸なんだろう、この不運な人生から早く逃れたい」
などと、いつまでも不幸を持ち続けるのではなく。
「あれが手に入れば幸せになれる、これを達成できれば幸せを手にすること
ができる」
と、一生懸命にがんばるのではなく。
「幸せなんて、どうでもいいや」
と気楽に、今を楽しんでみればいいのではないでしょうか。
きっと、それだけで、知らず知らずのうちに、幸せに生きている自分に気づ
くことになっているはずです。
だって、小惑星や自分らしさと同じように、幸せだって、はじめから、ずっ
とあなたの手のなかにあったのですから。

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