No.676

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【癒しのことば】Vol.676 2005/12/6       

  総発行部数:16,098部
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※古今東西の名言から、ストレスを和らげ心を癒すことばをお届けします。
                             平日毎日配信
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 「せっかく思い立ったのです。
  思い立ったら決心して気が変わらないうちにさっと実行に移しましょう」

           -- トーべ・ヤンソン(スウェーデンの作家)--

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 もうずっと昔のことになりますが、私は毎日、通学のために自転車に乗って
 最寄の駅まで行っていました。

 あるとき、その通学路の途中に、マンション建築のために地下の工事をして
 いるらしくて、道に穴が掘られ、何枚かの大きな鉄板が置かれたことがあり
 ました。
 人も車も自転車も、その鉄板の上を通れということです。

 これは特に不都合もなかったのですが、一度、雨が降った朝にスピードを出
 しすぎて、鉄板の上で滑ってしまい、転びそうになって冷や汗をかいたこと
 があったのです。

 それ以降、雨が降るたびに、私は、その鉄板の上を通ることが怖くて仕方が
 なくなりました。

 滑り止めは着いているのですが、ずるっと滑って転んで大ケガをしてしまい
 はしないかと、不安になります。

 実際に、何度も、鉄板の上で滑りそうになり、とうとう私は、雨の日には、
 その鉄板の上に差し掛かると自転車をおりて、押しながら渡るようにしたの
 です。

 ところが、そんな私の横を、他の自転車に乗った人たちは、スイスイと走り
 すぎて行きます。
 誰も、鉄板の上を、恐々走っている人など見あたりません。

 そのとき私は、ふと気づいたのです。
 
 『鉄板の上を走るたびに、自転車を滑らせそうにしていたのは、ひょっとし
  たら自分自身ではなかったのか』

 ……ということに。
 
 つまり、前に自転車で転びそうになった経験から、「鉄板の上は滑りやすい、
 危険だ」というふうに思い込んでしまっていたのです。

 ですから、鉄板の上に差しかかるたびに、気を付けねばとスピードを落とし
 過ぎて不安定になったり、必要以上に慎重になってしまい、肩に力が入りう
 まく運転ができなかったのかも知れません。

 その結果、鉄板の上を走ろうとするたびに、滑りそうになっていたのでしょ
 うね。

 それに比べて、鉄板が滑るかも知れない、などとはあまり考えてもいない人
 たちは、何にもひっかかることなく、そのまま走っていったのです。

 鉄板が滑るのではなくて、滑るという思い込みが、滑るという現実を創りだ
 しているようです。

 失敗を生みだしているのは、本当は、自分自身なのかも知れませんね。


 また、社会に出てから、私はしばらく、訪問セールスの仕事をしていたこと
 があります。

 はじめの職場研修では、毎日、順番に先輩について、実際にお客さまのとこ
 ろへ伺うのです。
 
 先輩のなかには、いつも成績がトップクラスの人もいましたし、最下位を争
 っているような人たちもいました。

 はじめの数日は、成績のあまり良くない人たちのお供をすることになりまし
 た。

 その人たちは、朝、会社を出てもすぐにはお客さまのところへ行かず、情報
 収集と称して、何人かでまずは喫茶店へ集まります。

 情報収集といいながら、彼らが話している内容は、スポーツやギャンブルの
 話題、あるいは、成績の良い人のことを噂して、「同じようにがんばってい
 るのに何であいつだけがうまくいくんだ」、などと愚痴をこぼしていたりし
 ます。

 そして、たわいもないおしゃべりに花を咲かせたあと、店を出て、それから、
 その日にお伺いするところを探しはじめるというパターンでした。

 その次に、成績トップの人に付いて回ることになったのですが、この人の行
 動パターンは、今までの人たちとは違っていました。

 朝は、社内で何軒にも電話をかけ、外へ出たら、まず、前日までに予定した
 その日の最重要のお客様のところへ駆けつけます。
 その日の成果をある程度出せたところで、喫茶店で一服しましたが、そこで
 の話題は、セールスマンの心構えや仕事のことなど。

 もちろん、くだけた世間話もしましたが、さすがに、トップセールスマンは
 違うなと、納得した一日でした。

 ……というより、その人の成績が良いのは、成績が良くなるような行動をし
 ているからなのだ、ということに気づきました。

 逆に、成績が今ひとつの人たちは、今ひとつの行動をしていたのです。

 もちろん、能力や努力の違いもありますが、同じ時間で同じ仕事をしていて
 も、成績の良し悪しの差が生まれるのは、自分の目標に向かって、どんな行
 動を取るかの違いだけなのではないでしょうか。


 この法則は、人生だって同じですよね。

 成功するためには、望む人生を生きるには、自分が何をしたいかを知り、あ
 とは、そこへ向かってただ進んでいくだけのようです。

 ほら。

 あなたの邪魔をしている過去の失敗という幽霊や、自己不信という足枷を外
 して、自由にやりたいように、好きなところへ進んでいきましょう。

 思い立ったが吉日。
 心がワクワクしているときには、いつでもあなたにとっての成功に向かって
 歩いているときなのですから。

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このページは、shinが2005年12月 6日 14:28に書いたブログ記事です。

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