2005年9月アーカイブ

No.666

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【癒しのことば】Vol.666 2005/9/14       

  総発行部数:15,664部
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※古今東西の名言から、ストレスを和らげ心を癒すことばをお届けします。
                             平日毎日配信
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 「本当の喜びは、内なる導きに従って行動し、自分の真の姿を認めることか
  ら生まれます」

          -- サネヤ・ロウマン(アメリカのチャネラー)--

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 世界的に有名な打者、ハンク・アーロンは、メジャーリーグ通算で755本
 というホームランを記録しました。

 日本では、1977年に王貞治がその記録を越えましたが、メジャーリーグ
 では、未だに彼の記録は破られてはおらず、今も最強のホームラン王として
 歴史に名を留めています。

 彼は、もちろん高い運動能力を有していましたが、特に人並はずれた腕力や
 長打力を持っていたわけではないといいます。

 その証拠に、現役時代、一度もシーズン50本以上のホームランを打つこと
 はできませんでした。
 これは意外なことですね。

 ハンク・アーロンが、世界に名を残すような選手になったのは、自分が得意
 なことに集中したことと、ポジティブにイメージする力が優れていたことだ
 ったようです。

 彼は、いつも対戦チームのピッチャーを研究し、自分がホームランを打てそ
 うなボールを見極めることに神経を集中しました。

 そして、そのボールのスピードまで自由にコントロールできるくらいまで意
 識を集中し、ホームランを打っている自分の姿をイメージしたのです。

 実際、そこまですると、ハンクには、相手ピッチャーのボールがゆっくりと
 飛んでくるように見えたということです。

 あとは、イメージ通り、思いっきりバットで打ち返すだけですね。

 彼ほどのバッターならば、まわりからホームランを打つことを期待されたり、
 プレッシャーを与えられることもあったでしょう。
 
 でも彼は、自分が得意なこと、興味を持って注意を集中できることだけに、
 専念し続けたのです。
 
 こうして彼は、けっして無理をすることなく、コンスタントにホームランを
 打ち続け、やがては大記録を達成するまでになったのです。


 ……誰にでも、人よりも得意な分野があったり、特に興味をひかれるものが
 あったりするでしょう。
 
 すべての分野をまんべんなく伸ばしていくことは難しいですが、得意な分野
 に集中することは容易で、楽しみを感じることでさえあるでしょう。

 そして、好きな分野なら、うまくいっている自分の姿をイメージすることも
 簡単なのではないでしょうか。

 誰もが、世界一のホームランバッターにならなくてもいいのです。

 まわりからの期待に応えようとしたり、押しつぶされそうになるプレッシャ
 ーを感じることなどないのです。

 自分が得意で、達成によろこびを感じる分野で活躍することに集中してみま
 しょう。

 今、いちばん楽しく感じることだけに、心を向けてみましょう。

 それが、本当の成功といえるかも知れませんね。
 それが、私たちがこの世界に存在している理由かも知れませんね。

 ……大切なのは、「やらなければならないこと」よりも、「やりたいこと」
 なのですよね。

 あなたは、どんなすばらしい喜びをイメージしてみますか。

No.665

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【癒しのことば】Vol.665 2005/9/7       

  総発行部数:15,539部
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                             平日毎日配信
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 「人間は、すべての可能性を自分の内に備えている」

             -- トルストイ(ロシアの詩人・小説家)--

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 先日の新聞に、「注射が痛くないと思えば、痛みが軽くなる」というような
 内容の記事が載っていました。

 ある実験で、被験者に痛くないと思い込ませて痛みの刺激を与えた場合と、
 痛みが強いと思わせた場合とでは、感じる痛みが違っていたそうです。

 実際に、そのときの脳の様子を調べてみると、痛みが小さいと思い込んでい
 るときには、脳の快感や不快感をつかさどる部分の活動が低下していました。
 結果として、感じる痛みが軽減していたということです。

 そういえば、子供のころ注射をうってもらうときに、お医者さんや親から、
 「痛くないよ」と言われたときには、何となく安心して、それほど痛みも感
 じなかったような気がします。

 逆に、学校での予防注射などで、前の子が痛そうにしているのを見て、「痛
 そうだなあ」などと思いながらうってもらうと、やっぱり、予想通りに痛か
 ったり。

 「痛そうだ」と思うのと、「痛くない」と思うのとでは、同じ注射をうって
 もらって同じくらいの痛みがあったとしても、感じ方が違ってくるのですね。


 ……この記事を読みながら、先日、ある人から言われたことを思い出しまし
 た。

 それは、
 「あなたは、本当に、あなたが思っている通りの人間なのか?」
 といったことです。

 私たちは誰でも、『自分はこんな人間だ』という思い込みを持っています。

 私は、強引だ。
 私は、引っ込み思案だ。
 私は、人付き合いが苦手だ。
 私は、いつもツイていない。
 私は、何をやってもうまくいかない。

 そして、その思い込みどおりに、強引だったり、人前に出ることをためらっ
 たりという行動を取ることになります。

 人付き合いが苦手だと思っているから、自分から人を避けてるカも知れませ
 んし、ひょっとしたら、幸運なことに出遭っても、自分から、逃げ出してし
 まって、「自分はツイていない」と思っていることだって考えられますね。

 他の人と同じことをやって、同じ成果を上げたとしても、「自分がうまくい
 くはずはない」と思ってみてみれば、人と見劣りがするものです。
 あるいは、本当は、うまくやれるのに、思い込みが邪魔をして、無意識に失
 敗することを選んでいたり……

 つまり、自分がそんな人間だから、『私はこんな人間だ』と思っているので
 はなく、『私はこんな人間だ』と思っているから、そんな人間になっている
 ということのようですね。

 もともと、『自分はこんな人間だ』と思い込んだのは、過去のある時点で、
 そう思うことが、何かの役に立っていたのでしょう。
 
 強引な行動をすることで、まわりから注目を集めたり、はしゃいで叱られた
 ことがトラウマとなって、あまり目立ちたくないと思うようになったり。

 過去に人から裏切られた人は、人付き合いが苦手だと思い込むことで、人と
 付き合うことから逃げることができて、それ以上傷つくこともないと信じて
 いたり……

 もちろん、その思い込みが、今も自分が生きていくうえで役に立っているの
 でしたら、何も問題はありません。

 でも、「自分がこんな人間だから……」という理由で、何かに悩んでいたり、
 物事がうまくいかなくなっているとしたらどうでしょうか。

 ここで思い出してみてください。

 『自分はこんな人間だ』というのは、ただの思い込みだったのですね。

 確かに、注射の例でも見たように、思い込みは現実を創りだすほど強力なも
 のです。

 しかし、思い込んでいるのは私たち自身なのですから、逆に言えば、思い込
 みを変えることによって、私たち自身を変えていくことができるのです。

 そして、それが、自分が望む現実を創りだして行くことにつながっていくの
 です。

 ……え? 思い込みなんて、そんなに簡単に変えることできるはずがないで
 すって?

 そうですね。
 それでは、まず、その思い込みから変えていってみましょうか。

No.664

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【癒しのことば】Vol.664 2005/9/5       

  総発行部数:15,532部
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 「急いで行けば短い命 
  のんびり行けば長い道のり」

           -- 夏川りみ(『愛よ愛よ』作詞:宮沢和史)--

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 禅の寓話に、次のようなものがあります。


 ……ある旅人が、荒野で虎に襲われ逃げ出します。
 
 彼は、とうとう切り立った崖の下に追いつめられ、必死の思いで垂れ下がっ
 た藤のつるにしがみつき、よじ登りました。
 
 見ると虎は、もう真下に迫ってきていて鋭い牙を剥きだしています。
 
 さらに上を見上げてみると、そこには黒と白の2匹のネズミがいて、彼が掴
 まっている藤のつるを齧っているのです。

 藤のつるは、今にも千切れてしまいそうで、彼は、生きた心地もしません。

 ふと前を見ると、崖の途中に、野いちごが実っているのが目に入りました。
 彼は、片手を伸ばして、野いちごをひとつ摘み取り、口のなかに入れてみま
 した。

 すると、その瞬間、口のなかにすばらしい甘みが広がり、何ともいえない幸
 せを感じたのでした……


 これは寓話ですから、虎は、「過去」、2匹のネズミは、「未来」、そして、
 目の前の野いちごは、「現在(のよろこび)」を指すものだと思われます。

 実際に、このような状況に陥ったとしたら、野いちごの甘さを楽しめるかど
 うかは微妙ですね。

 でも、考えてみれば、私たちの人生だって、同じようなものだと言えるので
 はないでしょうか。

 過去を振り返ってみれば、辛い経験や失敗の数々、ついやってしまった恥ず
 かしいこともたくさんあるでしょう。
 未来にも、いつ事故に遭ったり大病を患うかも知れませんし、災害や失業等、
 どんな不運な出来事に見舞われるかもわかりません。

 あるいは、過去の幸せをいつまでも忘れられなかったり、未来の幸せのイメ
 ージばかりを追い続けていることもあるでしょう。

 そんなふうに、過去や未来に意識をとられていては、とても、現在を噛み締
 めて楽しむどころではないでしょう。

 だけど、人生で大切なことは、過去や未来ではなく、いつだって今にあるの
 ですよね。

 未来に、こうなれば幸せになれるというイメージを持っている人や、足を引
 っ張る過去を引きずっている人は多くても、現在、目の前にあるよろこびを
 味わっている人は少ないのではないでしょうか。

 幸せを手に入れるためには、もっともっと今を楽しんでみましょう。


 ……と、頭ではわかっているつもりでも、いざ、現実を見てみると、なかな
 かそう簡単にはいかないようですね。

 仕事や勉強、家事に忙しくて、とても、ゆっくりと今を楽しむ時間などない
 し、周囲には、足を引っ張る人々で満ち溢れている。
 さらには、さまざまな悩みに心を煩わされていますし、心配事も一杯です。

 でも、そんな現実を創りだしているのは、自分自身なのかも知れませんよ。

 どうして、今を楽しめない、よろこびを十分に味わえないような状態にいる
 のでしょうか。

 答えは人によって違うでしょうが、自分は、「幸せになる価値がないんだ」
 と思い込んでいる方も多いようですよ。

 これは、自分が勝手に決め付けているだけで、私たちすべての人たちは、そ
 れぞれの幸せを楽しむために、この世界に生まれてきているのです。

 そして、思い込みや信じ込みを変える力は、私たち自身のなかにあります。

 それが現実を変えていく力だし、自分自身でいる力、今を楽しむための力で
 もあるのです。

 「過去」や「未来」ではなく、今、ここ、「現在」を見てみましょう。
 目の前にあるものを楽しむ選択をしてみましょう。

 明日からではなく、今、すぐはじめるのですよ。

 さあ、「過去」がどれほど輝きだし、どんなに明るい「未来」が開けていく
 のか楽しみですね。
 
 もちろん、「現在」、あなたの前には、よろこびの道が広がっていますよね。
 のんびりと行きましょうよ。

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