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【癒しのことば】Vol.660 2005/8/19
総発行部数:15,404部
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※古今東西の名言から、ストレスを和らげ心を癒すことばをお届けします。
平日毎日配信
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「人は、幸福になろうと決めて、心に幸福のイメージを描くと、そのイメー
ジと同じような幸福が得られる」
-- リンカーン(アメリカの第16代大統領)--
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私たちの心のなかには、冷蔵庫のようなものがあるようです。
スーパーマーケットなどで食材を買い物をしたあと、すぐに料理して食べる
ものもありますが、その日には使いきれないもの、翌日以降に食べようと考
えているものなんかは、冷蔵庫に入れておきますね。
あるいは、特に必要はないけれど、とりあえず買ってみたものなども……
私たちが日々出遭う体験も、同じようなものだと考えてみてください。
楽しいこと、辛いこと、腹が立つこと、スーパーマーケットのように、いろ
いろなものがあるなかで、自分にとって必要なもの、役に立ちそうなもの、
影響を受けたもの、なんかを心の買い物カゴに入れておきます。
すぐに味わい、自分の糧とするものもありますが、心の冷蔵庫のなかに入れ
ておくものも多いのです。
今の自分では消化できそうにないと思えるもの。
よさそうだから、いつかは役に立つかも知れないと手に入れたもの。
または、今は見たくない、味わいたくない、でも、手放すことができずに冷
凍室に保存しておくもの。
そして、必要なときがくれば、心の冷蔵庫から取り出し、自分の成長のため
に味わうことになるのです。
理想をいえば、そんな体験したものたちが、うまく整理されたかたちで並び、
何がどこにあるかが分かっていて、今、必要なものをすぐに取り出せること
ですね。
でも……
ここでちょっと、あなたの家の冷蔵庫を開いて、調べてみてください。
キチンと整理整頓されている方も多いでしょうが、私も含めて、いつの間に
か、ゴチャゴチャになってしまっている方もいらっしゃるのではないでしょ
うか。
奥の方に、賞味期限が切れたチーズがあったり、使いかけのマヨネーズが2
本もあったり、野菜室のキャベツの下に、しなびたニンジンがあったり(な
いと思って今日、新しいのを買ってきたばかりなのに……)、隅の方には、
いつ買ったのかも覚えていない物体が見えたり。
いつかは整理した方がいいとはわかっているけれど、いざ冷蔵庫を開いてみ
ると、そんな気もなくなって、結局、古いものは奥の方へ奥の方へと押し込
んでしまいます。
気がつくと、冷蔵庫のなかは、いらないもので一杯になっていたりするので
す。
せっかく、必要だからと買ってきたものが……
そんな人は、ひょっとしたら、心の冷蔵庫のなかも同じ状態になってしまっ
ているのかも知れません。
学ぶべきときに大切なことを学ばなくて、賞味期限切れになってしまったも
のがあったり、必要だからと手に入れたものが、実は、ずっと前から冷蔵庫
の底に眠っていて、何度も同じことを繰り返していたり。
もう何がなんだかわからなくなってしまっていたり、せっかくのスペースに
過去の怒りや悲しみの体験ばかりを置いていて、冷蔵庫を開けるたびに嫌な
気分になっていたり。
こんなことでは、自分の成長のために手に入れたものを料理して味わおうと
いう気分にもなれなくなってしまいますね。
心の冷蔵庫がそんなことになってしまっている方は、整理整頓とかいう前に、
まず、要らないものを捨て去るということからはじめた方がいいのかも知れ
ません。
(これは、実際の冷蔵庫のことにも当てはまりますね)
ひとつの不必要なものを手放せば、それだけ有効に使えるスペースが生まれ
ます。
要らない過去の経験、忘れられない辛い思い出。
今はもう捨て去って、前に進むために必要なものを置く場所を増やした方が
いいでしょう。
心の冷蔵庫のなかが整理されてくれば、今、この瞬間に、自分にとって必要
なものを、すぐに取り出して味わうことができるでしょう。
だって、冷蔵庫は、要らないものを保存する場所ではなくて、明日の活力の
源になる食べ物の材料を保存するところですよね。
そして、心の冷蔵庫は、あなたの、すばらしい明日の幸福のためにあるので
すから。

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