No.653

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【癒しのことば】Vol.653 2005/7/13       

  総発行部数:15,422部
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※古今東西の名言から、ストレスを和らげ心を癒すことばをお届けします。
                             平日毎日配信
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 「自分の力の成長が、理想の真実の光である」

                 -- フィヒテ(ドイツの哲学者)--

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 最近でこそ、ロボット工学が進み、二本足で歩行するロボットをよく目にし
 ますが、当初は、人間のように歩くロボットを作るのは難しいと考えられて
 いたそうです。

 ロボットを安定させるためには、重心を下のほうにする必要があります。
 また、人間でいえば足の裏に当たる部分も、できるだけ広くした方が、倒れ
 にくくなります。

 ところが、それでは、同じ場所でじっとしていたり、障害物のない平面を移
 動することはできても、どこでも自由に歩き回るというわけにはいきません。

 人間のように、二本の足で自由に動き回るためには、なるべく重心を高くし
 て、細くて小さな足の裏でなければならないのです。

 これは、確かに、重心が下にあって太くて広い足を持っているロボットなど
 と比べると、実に不安定です。

 でも、その代わりに、どんなでこぼこ道でも、段差のあるところでも、歩い
 ていくことができます。
 突然、危険が迫っても、跳んで避けることもできますね。

 さらに、もしも、倒れてしまったとしても、またすぐに立ち上がることだっ
 てできるでしょう。

 重心が下にあるロボットは、確かに安定しているかも知れませんが、何かの
 拍子に倒れてしまったら、再び立ち上がることは難しいはずです。


 そう考えると、安定や安全を犠牲にしても、私たち人間には、自由に望むと
 ころへ行くことができる自由が与えられているのですね。

 少々の障害を乗り越えていく力を持っているし、倒れることも、それを乗り
 越えて再び立ち上がる力だってあるのです。

 かなりロボット工学が進んだ現代でも、そこまでの歩行能力を持つロボット
 は、まだ作られていないようです。

 人間に二本の足があるのは、好きなところへ行くためなのですね。


 また、ロボットと違って、私たち人間は、自分が行きたいところを自分で決
 めるという力も持っています。

 将来、人間と同等の歩行能力を持つロボットが開発されても、この力は、き
 っと人間だけのものでしょう。


 ……などと考えていたとき、ある本のなかに次のようなことが書かれている
 のが目に留まりました。

 『いつでも行くことができる場所だから、今日、行ってみよう』


 う~ん、なるほど。

 同じ頃に、ある人がこんなことばが響いてきました。


 『一段高い場所に上ることができたことは、すばらしい。
  でも、もっとすばらしいのは、さらに高く上ることができるところまで来
  たということだ』


 これらは、私にとっての、何かのメッセージなのかも知れません。

 そして、今、これを読んでいるあなたにとっても……

 きっと、とても大きな意味があるメッセージなのでしょうね。

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