============================================= http://www.reiki.jp ====
【癒しのことば】Vol.652 2005/7/12
総発行部数:15,439部
======================================================================
※古今東西の名言から、ストレスを和らげ心を癒すことばをお届けします。
平日毎日配信
----------------------------------------------------------------------
「人間は、すべての可能性を自分の内に備えている」
-- トルストイ(ロシアの小説家)--
----------------------------------------------------------------------
ある夏の日のことです。
その男の人は、客船の船べりに腰掛けて、碧く広がる海を眺めていました。
日は強く差していますが、潮風が心地よく吹き抜けていきます。
そこへ、ひとりの乗客が通りがかり、何かに足を取られたのか、ヨロヨロと
その男の人のところへ倒れかかってきました。
男の人はあわてて、乗客を助けようとして腰を浮かせかけましたが、その拍
子に、二人は、抱き合うようにして、一緒に海に落ちてしまったのです。
あやうくおぼれかけそうになりましたが、やがて船が戻ってきて、二人は、
何とか助けだされたのでした。
……さて、もしも、あなたが、この男の人のような目に遭ったとしたら、ど
んなふうに思うでしょうか。
「人の巻き添えになって、海に落ちるなんて、何てツイてないんだ」
「せっかく、気持ちよく海を見ていたのに、まったく運が悪いよ」
などと思う人も多いでしょう。
そんな人は、本当にツイいないし、運が悪かったのでしょうね。
本人が、そう思っているのですから、間違いはありません。
実は、この船での出来事は、実話を元にしていています。
そして、この男の人は、このとき、
「何て自分は運がいいのだろう」
と思ったそうです。
その人が言うには、
「もし、これが真冬のことだったら、命がなかったかも知れない。
海に落ちたのが夏だったから、本当に私は運がよかった」
ということです。
この人は、このときだけでなく、自分の人生は、いつもツイていて、運がよ
かったと語っています。
それは本当のことでしょうね。
だって、自分はいつもツイていて、運がいいと考えていたのですから。
……この男の人の名前は、松下幸之助さんだと言えば、なるほどとうなずく
方も多いのではないでしょうか。
世のなかには、確かに、運がいい人と悪い人がいます。
運がいい人には、次々とラッキーなことが起こり、運が悪い人のところには、
繰り返し繰り返し、不運な出来事が襲いかかっているように思えます。
でも、実際は、その人の思いが、運がいい人生と、運が悪い人生を創りだし
ているのだと言えるのかも知れません。
トラブルや災難に出遭ったときに、もうダメだとあきらめたり、自分は不運
だと嘆くこともできます。
ところが、同じ出来事に遭っても、そこから少しでもプラスのところ、自分
が学ぶべきところを見ることができれば、それは、不運でもなんでもない、
すばらしい経験だということになります。
幸運な人生、不運な人生。
それは、自分の内側が創りだしているということになりますね。
……と、もし、自分の人生は不運だ、と思っていた方がいらっしゃったとし
ても、それは過去のこと。
今、これからの人生だって、自分で創りだしていくことができるのです。
ちょっと振り返ってみてください。
今まで不運だと思っていた経験のなかに、いくつもの気づきがあったり、学
ぶべきことがあったことが見えてきませんか。
そんな、「不運だと思っていたこと」こそが、本当は、かけがえのない財産
なのかも知れません。
そんなふうに思えてきたあなた。
……幸運で幸せな人生への道が、もうはじまっていますよ。

コメントする