No.645

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【癒しのことば】Vol.645 2005/6/10       

  総発行部数:15,085部
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※古今東西の名言から、ストレスを和らげ心を癒すことばをお届けします。
                             平日毎日配信
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 「幸福には翼がある」

                     -- ドイツのことわざ --

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 この世界は、『捨てる神あれば、拾う神あり』です。

 「捨てる神」とは、私たちに、不運や辛い出来事を与えてくれる神さま。
 そして、「拾う神」とは、幸運や楽しいことを授けてくれる神さまです。

 ……実は、ある意味で考えると、本当は、この世は「拾う神」ばかりなので
 すが……

 「拾う神」ばかりだと、その状態が当たり前になってしまって、今の自分の
 幸福に気づかないので、「捨てる神」があるのかも知れません。

 神さまの視点から見ると、このシステムは、よくできていると言えるのでし
 ょうが、実際に肉体を持って、この世界に生きている私たちにとっては、ど
 うも「捨てる神」ばかりが目に付くことが多いようです。

 仕事で失敗した、失恋した、人間関係で困ったことがある、信頼していた友
 人に裏切られた……

 こんなことばかりが起こって、飛び上がるほどうれしいことなんて、めった
 に起こりませんね。

 まったくこの世界には、「捨てる神」しかいないのかなどと思えてきたりす
 るのです。

 だけど、ひょっとしたら、「拾う神」は、いつも身近にいて、私たちに福を
 与え続けてくれているのかも知れませんよ。
 ただ、私たちが、それに気づいていないだけなのかも。

 「拾う神」は、いったいどこにいるのでしょうか?
 どうして、私たちは、気づかないのでしょうか?


 西洋のことわざに、こんなものがあります。


 『人生にとって幸福な音が三つある。

  1.夫が家にいて、静かに本を読んでページをめくる音。
  2.その傍らに妻がいて、何かを作っている音。
  3.その夫婦の側で、子どもが元気に遊んでいる音 』


 この三つの音は、どれも、取り立てて特別な音ではありませんね。
 普通に家庭を持って、生活していれば、いつも身近に感じられるものではな
 いでしょうか。

 もちろん、人それぞれ、生きている環境が違うので、この三つの音だけが幸
 福な音だというわけではなくて、他にも、その人にとっての幸福な音がある
 でしょう。

 でも、その音だって、特別変わったものではなく、日常のありふれた音とい
 うことが多いでしょう。

 いつも聞こえているときには気づかなかったけど、その音が、実は、最高に
 幸せな音だったのだと気づくときがあります。
 それは、それらの音を聞くことができなくなってしまったときです。

 失ってはじめて、その音こそが、自分にとってこの世界でいちばんの幸福の
 音だったということがわかったりするのですね。


 ……「拾う神」が与えてくれている、幸福の音も、同じではないでしょうか。

 当たり前のように、側にあるから気づかないだけで、私たちには、いつもい
 つも、幸福が降り注いでいるのかも知れません。

 たとえば、「今、この瞬間に、生きている」
 「食べるものもあって、服だって着ることができている」

 当たり前のことのように思えますが、実際には、それが許されない可能性だ
 ってあったのですよね。

 それだって、「拾う神」が授けてくれた幸福の音だとは思いませんか。

 そして、探してみれば、そんな音は、いくらでも見つかることでしょう。

 そう、「拾う神」は、何も、特別なすごい奇跡を起こしてくれるわけではな
 い。
 ただ、当たり前のことを与えてくれている。
 
 そんな感謝の気持ちを持ってみると、はじめて、「拾う神」が見えてくるの
 ではないでしょうか。


 ……幸福には、翼がある方がいいのです。
 
 それは、私たちの手から逃げているための翼ではなくて、どこかへ行って、
 もっと大きくなって帰ってくるためにある翼なのですから。

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このページは、shinが2005年6月10日 13:43に書いたブログ記事です。

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