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【癒しのことば】Vol.607 2005/1/13
総発行部数:15,288部
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※古今東西の名言から、ストレスを和らげ心を癒すことばをお届けします。
平日毎日配信
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「真の豊かさとは、何ひとつ必要としないことだ」
-- ゲーリー・スナイダー(アメリカの詩人)--
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・いつもがんばっていなければならない。
・苦しくても弱音を吐いてはならない。
・いつも楽しそうに振舞っていること。
・人に弱みを見せてはならない。
・困難はひとりで解決し、けっして他人の手を煩わせるな。
・清く正しく、正直に生きよ。
・すべての人を愛し、誰からも好かれなくてはならない。
・完璧な社員、完璧な夫、完璧な妻、完璧な親、完璧な人間でいなければな
らない。
・何事にもこだわらず、すべてのことには絶対に柔軟であるべきだ。
・疲れているところを人に見せたり、病気で仕事を休んではいけない。
・いつも強くなくてはならない。
毎日、そんな指令を受けて、一生懸命に守ろうとしている人がいます。
そのため常に緊張していなければならないので、とても苦しいのです。
ときには、身も心も疲れ果ててしまい、休んだり誰かに助けを求めたくなる
ときもあります。
でも、疲れたところを人に見せることはできないのです。
どんなときでも強くなくてならないのです。
本当の自分の気持ちを抑えつけているうちに、自分が何を感じているのかも
わからなくなっています。
それでも、今日も、目が覚めると指令が下され、気を張り詰めて守ろうとし
ているのです。
……そんなふうに思える人が、あなたのまわりにも何人かみつかるのではな
いでしょうか。
ひょっとしたら、あなた自身が、ここまで極端ではなくても、いくつかの指
令を受けているように感じているということはありませんか。
さて、それではいったい、そんな指令を下しているのは誰なのでしょうか。
何のために、そんな指令を出すのでしょうか。
指令を出すのは、ほかでもない、自分自身なのです。
そして、自分自身を受け容れることができないでいるから、そんな厳しい指
令で、自分を律しようとしているのです。
そう、そんな人は、いつもがんばっていたり強くいる自分でなくては、自分
が存在する意味がないと思っているようです。
自分の本当の姿は、欠けているところだらけの、不完全で醜いものだと思っ
ています。
だから、そんな厳しい指令を一生懸命に守ることで、立派な鎧を作り上げて、
本来の自分の姿を隠そうとしているのです。
もちろん、自分を厳しく律し、より向上していこうということはすばらしい
ことでしょう。
でも、がんばって作った鎧は、いつもかんばっていなければ、すぐに崩れ去
ってしまう脆いものなのです。
少しでも気を緩めると、自分の本当の姿を人に見られてしまいそうです。
そんな人たちは、今日も、気を張ってがんばります。
疲れ果てて倒れるまで、それを続けようとしているのです。
もし、自分も、同じようなことをしているように思えるのなら、イメージの
なかで、こんなことをしてみてください。
一生懸命に鎧を作っている自分の姿を、もうひとりの自分が、少し遠くに離
れて見ていると考えてみるのです。
がんばって作り上げた鎧は、確かに見た目は立派に思えるかも知れません。
でも、それを見て心が安らぐと思えるでしょうか?
まわりの人たちに、温かさを与えることができるでしょうか?
今度は、鎧を外して本当の自分がそこにいると考えてみます。
それは、見れば見るほど不完全で頼りなく思えるかも知れません。
それでも、鎧を着て立っているときよりは、温かく思えるようですね。
何よりも、そのままの姿で立っている自分を見ていると、心に安らぎを感じ
ることでしょう。
どちらが、楽で楽しく生きることができるのでしょうか。
指令がない世界は、本当に自由で心の豊かさを感じることができるのです。
だって、心を自由にしてよく見てみれば、あるがままのあなたは、そのまま
で完全だったのですよね。
ずっとずっと前から。
壁も指令も、がんばることも……
何も必要なくて、そのままで輝いているのです。
ただ、あるがままの姿で、最高に豊かなのです。

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