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【癒しのことば】Vol.598 2004/12/16
総発行部数:14,643部
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※古今東西の名言から、ストレスを和らげ心を癒すことばをお届けします。
月~金曜日 毎日配信
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「気持ちに余裕を持って仕事をやれば自由になれる」
-- ロバート・フロスト(アメリカの詩人)--
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本を読むのが好きなので、ついつい本を買ってしまいます。
読み終わっても、いつかは再読することもあるだろうし、何かの参考に使う
かも知れないと、なかなか処分する気にはなりません。
特に蔵書の趣味があるわけでもないのですが、気がつくと、3つある本棚は、
本が2重3重に並べてあります。
それでも収まりきらずに、わずかな隙間にも、本を横に押し込んでいます。
さらには、本を詰め込んだ段ボール箱が、押入れにいくつか。
そのほか、家中、ありとあらゆるところに本が積み重なっていて、ただでさ
え狭い家の空間を圧迫しています。
それでも、私は、本が増えるたびに、
「これでまた新しい知識を吸収できた」
「将来使える情報が手に入った」
とよろこんでいました。
でも、図書館のように、きちんと整理されているのならともかく、これだけ
本があると、もう一度読みたいと思った本がなかなか見つからなかったり、
読みかけの本が、どこかに紛れ込んでしまったり、知りたい情報が、どの本
に書いてあったのか、わからなくなってきてしまっていました。
さらに私を除く家族全員の苦情にいたたまれず、先日から、少しずつ、リサ
イクル書店に引き取ってもらったり、ネットオークションで処分しはじめる
ことにしました。
はじめは、もう必要ないと判断した本だけにしていたのですが、それでは、
ほとんど以前と変わりません。
仕方なく、いつかは読み返そうと思いつつ何年もそんな機会も無い本に手を
付け、最近では、思い切って目につく本を手当たり次第に処分しています。
(もちろん愛着のあって手放せない本は別にしてありますが……)
まだまだかなりの数は残っているものの、以前よりは本も減り、本棚の奥に
押しやられていた本も見えはじめるようになってきました。
正直、当初は寂しさを感じていました。
本の数が減るたびに、大切な知識や将来使えるはずの情報が失われていくよ
うな気がしていたのです。
だけど、よく考えてみると、本棚の奥のほうにあって忘れていた本を発見で
きたり、探している本がすぐに見つかったりと、良いことばかりです。
意外なところから出てきた、ずっと昔に読んだ本を再読してみて、感動が蘇
ってきたこともあります。
本の数が減ることによって、かえってよりたくさんの知識や情報を活かせる
ようになる気がします。
……これは、私たちの頭や心のなかも同じなのかも知れませんね。
過去の記憶や自分に対する思い込み。
経験した良いこと、苦しかったこと。
過去に学んだこと。
立場や地位、学歴、夢、意地……
たくさん持っていることで安心するようですし、多くのものを使うことがで
きるような気もします。
ところが、必ずしも数多く持っていることが意味があるとは限らないようで
す。
思い切って捨てることが、より豊かになることも多いのですね。
いらないものを捨てれば、スッキリしますし、今持っているものを、もっと
活かしていこうという気になるでしょう。
自由を手に入れるためには、今以上に何も手に入れる必要はありません。
ただ、自分がしがみついているものを手放してみるだけでいいのです。
楽しくなろうと思ったら、何も変える必要はありません。
ただ、自分を縛りつけているものを捨て去ればいいのです。
幸せになるためには、何もいりません。
自分以外のものを手放して、ただ自分自身を楽しんでみればいいのですよね。

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