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【癒しのことば】Vol.590 2004/12/6
総発行部数:14,526部
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※古今東西の名言から、ストレスを和らげ心を癒すことばをお届けします。
月~金曜日 毎日配信
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「自分に返ってきてほしいものを人に与えなさい。
いつも自然に愛を与えることができれば、返ってくるのは愛ばかりになる
のです。」
-- テリー・コール・ウィッタカー(アメリカのカウンセラー)--
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道を歩いている人たちがいます。
ある人は、大きな荷物を肩に担ぎ、重そうに歩いています。
はたからは、そんなに一生懸命になって荷物を運ばないでもいいのにと思え
ますし、他にもっと楽な方法があるような気もします。
それでも、その人は、歯を食いしばって必死に進んでいきます。
どんなに疲れても、けっして荷物を下におろそうとはしません。
よく見ると、自分の荷物だけではなくて、他の人の荷物も一緒に担いでいる
のです。
……道行く人たちは、そんな人を見て、悲壮感と生きる辛さを感じます。
また、別の人は、下を見ながら慎重に足を運んでいます。
何かに躓かないように気をつけながら、一歩一歩ゆっくりと進むのです。
そんなに気をつかわなくても……
下ばかり見ていては、せっかくの景色も目に入らないだろうに……
そんなふうにも思えますが、その人は、ずっと自分の足元を見ながら、とき
には立ち止まったり、後戻りしながら歩いていきます。
……道行く人たちは、その人を見ているうちに、「そんなにこの道は危険な
のかな」という不安感を持ったり、ついつい緊張してしまったりします。
別の人は、いつも誰かの後をついていこうとしています。
自分ひとりで道を歩くのは心細いようで、堂々としている人をみつけては、
その人を追いかけるのです。
でも、すぐにその人の行く方向と、自分が行きたいところは違っていること
に気づき、他の人を探します。
そして、また、その人の後をついていくのです。
……道行く人たちは、その人から、自分の進む方向を誰かに委ねる気楽さ、
そして、そこから生まれる苦しさを受け取ります。
別の人は、道に落ちているものに怒りをぶつけながら歩いています。
何かに腹を立てているのか、自分の通るところに落ちているものはもちろん、
目に入るものすべてを憎々しげに蹴っ飛ばしているのです。
ときには、通りがかった人にも怒りをぶつけ、トラブルになることもあるよ
うです。
何かを蹴っ飛ばすたびに足が痛いと嘆いたり、誰かと争うたびにケガをした
りしているのです。
……道行く人たちは、その人の怒りにつられて、いつの間にか自分もイライ
ラしてしまっていることに気づくのです。
別の人は、大きな岩に行く手を阻まれて困っています。
一生懸命に岩を取り除こうとがんばり続けて、疲れ果ててしまったようで、
その場にしゃがみこんでしまっています。
まわりから見ると、岩をよけて通ったり、少し遠回りになるけれど違う道を
行けばいいのにと思えるのですが、その人は、誰の話も聞こうとせずに、た
だ岩だけを見て絶望しているのです。
……道行く人は、その人の様子を見て、気分が落ち込んでしまいます。
別の人は、いつも誰かを手伝っています。
困っている人の世話をしたり、道に迷った人を助けたり。
たとえ自分が疲れていても、そんな素振りは見せずに人のために役立とうと
したり、自分の道から外れてまで、他の人を導こうとしたりするのです。
そうでなければ、自分には値打ちがないのだと思っているかのように……
……道行く人は、そんなボロボロになっている人から、息苦しさを感じて思
わず目を背けてしまいます。
別の人は、楽しそうに道を歩いています。
自信を持って自分のペースで前に進み、ときには、まわりの景色を眺めなが
らのんびりと歩いていきます。
疲れたら道端に腰掛けて一服しますし、躓いたり何かにぶつかってケガをし
たのなら、まず自分が元気になることを考えます。
自分が楽しく歩いていれば、道行く人たちも楽しくなるのですから。
そんな人たちと一緒に歩いていくのが、とてもうれしくて、ますます楽しく
なるのですから。

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