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【癒しのことば】Vol.547 2004/9/24
総発行部数:13,508部
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※古今東西の名言から、ストレスを和らげ心を癒すことばをお届けします。
月~金曜日 毎日配信
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「苦痛は人間の偉大な教師である。
苦痛の息吹のもとで、魂は発育する」
-- エッシェンバッハ(オーストラリアの小説家)--
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何かを見るときには、眼球が動いている必要があると聞いたことがあります。
眼がまったく動かない状態だと、刺激がなくなり、何も見えなくなってしま
うということです。
微妙な眼の動きがあるから、見ようとするものと、それ以外との差を認識す
ることができるのですね。
それがあってはじめて、ものが見えるということになるようです。
また、私たちの身体は常に外の世界の影響を受けていて、バランスが崩れて
いこうとするものだそうです。
体温にせよ、酸素の濃度や体液の状態も環境に左右されますし、細菌や有害
物質なども、いつも身体に入り込んでいます。
それを、体内の体内のホメオスタシス機能が働いて、バランスを取ろうとし
ているのです。
どんな瞬間でも、そのままで完璧だということはありえず、いろいろな逆境
に対抗して、いつも最高の状態を目指して努力しているのが、私たちの身体
なのですね。
ときには、熱が出たりだるくなったりすることもありますが、それだって身
体が健康を取り戻そうとしている過程なのです。
だからこそ、私たちは、いつも元気でいられるのですね。
それに、一度かかった病気には新たな免疫ができたりして、もっと強くなろ
う、より良くなっていこうとするようです。
私たちの人生にも同じことが言えるのではないでしょうか。
ネガティブなことが何も起こらないことは、ある意味、安泰かも知れません
が、成長する機会もないことになります。
辛いこと、苦しいこと、悲しいことがあるから、私たちは、それを乗り越え
ようと努力します。
より強く、より良くなっていこうと向上していくのですね。
逆境や苦しみに出会わなければ、気づけないことに気づいたり、本当の自分
を深く知ることができたりすることもあります。
だからといって積極的に逆境を探すこともありませんが、もしも、苦しいこ
とに出会っても、心の持ち方によって、それをただの苦痛だと思うか、良く
なるためのチャンスだと捉えて、さらに飛躍することができるかが違ってく
るのではないでしょうか。
たとえば、『野口体操』の野口三千三さんの本に、こんなことが書いてあり
ました。
長い階段をのぼるとき、これを苦痛だと捉えると、どうしても努力しようと
身構えて脚に力が入ってしまいます。
がんばればがんばるほど、自分の身体の重さが負担となって疲れてしまうの
です。
ところが、階段に話しかけるようにのぼるようにしてみると、疲れるどころ
かうれしくなってくるのだそうです。
……「階段に話しかける」とはどういうことかというと、自分の身体の重さ
を使うのだということです。
つまり、階段をのぼるときには、今まで自分に苦痛を与える負担だと考えて
いた身体の重さを、負担とは思わず、体重があるからこそ動くことができる
のだ、体重こそ大切なエネルギー源だと捉えるようにするのです。
それだけで、苦痛だった階段のぼりが、楽しくなってしまうようです。
私たちが出会う逆境や苦しい出来事だって、それがあるから成長できるし、
もっと強くなるためのエネルギー源にもなるのですよね。
どんな大きな苦しみだって、けっして絶望したり、あきらめたりすることは
ありません。
それは、あなたをもっと大きく成長させるために、目の前に現れたのでしょ
う。
乗り越えることを楽しむこともできるはずですよね。
苦しみが大きければ大きいほど、より深く魂が成長するのですから。

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