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【癒しのことば】Vol.540 2004/9/14
総発行部数:13,493部
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※古今東西の名言から、ストレスを和らげ心を癒すことばをお届けします。
月~金曜日 毎日配信
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「自分のためを考えなさい。
そして、ほかの人々にも同じことをする権利を楽しませてあげなさい」
-- ヴォルテール(フランスの思想家)--
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自分の短所やキライなところを考えてみましょう。
こんなところがダメだ。
この性格もよくない。
昔、あんな恥ずかしいことをしてしまった。
すると、すぐに、心が重くなり、イヤな気分になれますよね。
そのまま誰か仲の良い友達のひとりのことを思ってみてください。
すると、その人にも、あまり優しい気分になれないのではないでしょうか。
では逆に、自分のいいところや、以前の喜ばしい体験を思い出してみましょ
う。
恥ずかしくなければ、心のなかで、「私はステキだ!」なんて、思ってみて
もいいでしょう。
そして、仲の良い友達のことを考えてみると、きっと、その人も、ステキで
輝いているように思えてきますよね。
自分をステキだと思えれば、他のみんなもステキだと思えるようになるよう
です。
自分が自分のいい友達であれば、みんなとも良い友達になれるのです。
まず、自分が自分のことを好きになることがいちばん大切。
それを、忘れて、自分を好きになる方法や、他の人と良い関係を築き方をみ
つけるために、どこか他のところを探している人はいませんか。
……たとえば、配偶者が浮気をしたから夫婦仲が冷めたとか、子どもが非行
に走ったから家庭が崩壊した、などと悩んでいる人がいます。
でも、本当は、夫婦の間に溝ができていたから、配偶者は浮気をしてしまっ
たということも考えられますし、家庭の問題を感じて居心地が悪かったから、
子どもはついつい悪いことをしてしまったのかも知れません。
○○したことが悪い。
○○だからダメだ。
と、そこだけを見ているのなら、真の問題はいつまでたっても解決しないこ
とになります。
いったい、本当に大事なのは、何を見ることなのでしょうか。
昔々、お釈迦様の弟子のひとりに、阿難陀というとても美男がいました。
彼は、たいそう女性にモテたようで、修行をするのに差し支えると悩むこと
も多かったそうです。
そんな阿難陀を見かねたお釈迦様は、1枚の布にいくつかの結び目をつくり、
彼の前に差し出されました。
「これは何だと思う?」と尋ねるお釈迦様に、阿難陀は、「いくつもの結び
目です」と答えました。
お釈迦様は、にっこりと笑って言います。
「お前の心にも、たくさんの煩悩という結び目ができているようだな。しか
し、だからといって、そんなに深く思い悩むことはない。
結び目があるのなら、こうしてひとつずつ解いていけばいいだけだ」
お釈迦様は、とうとう結び目をすべて解いてしまわれました。
「阿難陀よ、これは同じ布だが、結び目はどこにある?」
阿難陀は、気づきました。
できてしまった結び目を見て悩んでいるのではなく、ただ、もとの布を見れ
ばよかったのだと。
その結び目ができたのは、結局は、自分の煩悩が原因だったのだから、それ
を認めて、ひとつずつ解いていけばよいのだということを。
何にも問題はなかったのです。
ただ、自分が自分であることを楽しむことが、この世でいちばん大切なこと
なのです。
そして、この世界をより良くしていく道なのです。
……悩みや問題を感じたとしたら、それを思い出すためなのでしょうね。

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