2004年9月アーカイブ

No.551

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【癒しのことば】Vol.551 2004/9/30       

  総発行部数:13,362部
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※古今東西の名言から、ストレスを和らげ心を癒すことばをお届けします。
                         月~金曜日 毎日配信
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 「愛が見つからなければ、その場所に愛を持っていきなさい。
  そうすれば愛が見つかるだろう」

                      -- 十字架のヨハネ --

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 大事なものを握り締めています。

 誰かに見られると、取られたり傷を付けられてしまうかも知れないので、拳
 のなかに大事に持っているのです。

 だから、誰とも握手をすることができません。
 何かを他のものを掴むこともできません。
 誰かを抱きしめることもできません。
 
 本当は、もっといろいろなものを手にしてみたいと思っているし、誰かに優
 しく触れてみたいと思っているのです。

 でも、握り締めた手では、できるのは拳を振り上げて威嚇することと、殴る
 こと。

 ……どうして、そんなに堅く拳を握り締めているのですか?
 
 手を開いてみれば、いろいろなものを掴むことができるでしょう。
 それに、手のなかに握り締めているものを見た人だって、魅せられて柔らか
 な気持ちになるでしょう。
 
 あなたが握り締めている拳を開いて、本当の自分自身を出してみましょうよ。


 生まれたときには、誰もが光り輝いている器のようなものです。 
 でも、いろいろな経験をするたびに、器のなかに石を入れていくのです。

 辛いことがあると、苦しいことがあると、傷ついてしまうと、光の器を守る
 ためにひとつずつ、堅い石で覆っていきます。

 だんだんと、光は減っていきます。
 そして、もう光が見えなくなってしまったときに、はじめて気づくのです。

 光もなく生きていくのは、なんて辛いことなんだろう。
 どうして、こんなに暗い世界にいなくてはいけないんだろう。

 そんなとき、自分を変える必要はありません。
 自分に足りない何かを手に入れようと思うこともないのです。
 
 ただ、自分という器のなかの石を、ひとつずつ取り除いていけばいいことな
 のですよね。

 
 大きな不幸に見舞われて悲しいとき、生きるのが苦しいとき……
 何とかしようとがんばっても、かえってその辛さが増すだけ。

 それよりも、誰かに親切にしてあげましょう。
 困っている人がいたら、助けてあげましょう。

 そうすれば、いつの間にか元気になっている自分に気づくでしょう。

 そう……
 あなたが優しくしてあげたのは、他の誰かではなくて、この世界なのです。
 そしてそれは、自分自身でもあるのですよね。


 ただ自分自身でいればいいのです。

 愛を求める必要はありません。
 だって、あなたは、はじめから愛に満ちた存在だったのですから。

No.550

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【癒しのことば】Vol.550 2004/9/29       

  総発行部数:13,449部
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 「いにしえの傷が癒えたところ……
  それが、この世でもっとも神聖な場所である」

             -- 『ア・コース・イン・ミラクルズ』より --

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 本当は誰でも、深いところで知っています。

 自分がとてもすばらしくて、かけがえのない存在だと。
 いちばん大切だし、勇気と優しさに満ち溢れていると。

 そして、幸福になるために、この世に生まれてきたのだということを。

 ……でも、生きているといろいろなことがあって、そのことに、少し自信を
 なくしてしまっているのですね。

 だから、誰か他の人から言ってほしいのです。

 特に苦しいときや、落ち込んでいるときには、自分を受け容れてくれること
 ばが聞きたいのです。

 そのために……


 誰かを許せないと思ったり、憎しみを感じたときを思い出してみてください。

 踏みつけにされた、罵られた、いじめられた。
 約束を守ってくれなかった、私のことを何もわかってくれなかった。

 こんなに助けてあげたのに……
 いつも、信じていたのに……

 さまざまな理由があったのでしょう。
 
 相手がしたこと、しなかったことは、深くあなたを傷つけたのですね。

 だけど、気づいてほしいのは、その裏側に、『私は、こうしたい』という、
 あなたの思いがあったということを。

 良い関係を築きたかったとか、仕事で自分を表現したかったとか、誰にも優
 しくありたかったとか、そんな本当の理由があったはずなのです。
 心のなかで、本当の自分が叫んでいたはずなのです。

 そのことばを、ちゃんと受け取れずにいかたら、誰かに自分の思いを任せて
 しまっていたのですよね。
 だから、誰かに裏切られたような気がしただけなのでしょう。

 人間関係に限らず、すべての問題は、そんな自分の内側からのメッセージな
 のかも知れません。

 そう……
 
 あなたは、誰かの犠牲になって生きることはないのです。
 誰かの役に立とうと思うことも、誰かの思いを優先させることもなかったの
 です。

 だって、誰かの欠けているところにフォーカスしているということ。
 自分が助けて補ってあげるということ。
 
 そんな部分に意識を集中して拡大しても、あまり意味はありません。
 それに、あなたが見ている欠けている部分は、実は、自分自身のものなので
 すよ。

 「~しなければならないから」
 「~してあげたいから」

 それだって、誰かから認められたい、自分の存在する意味を確かめたいと思
 うときに、考えることなのでしょう。

 ……もう、そんなこと手放したっていいじゃありませんか。

 今まで充分、苦しみ、迷い、傷ついてきましたよね。
 
 思い出してください。
 誰だって、自分自身の魂の計画に従って生きているのです。


 あなたは、知っているはず。

 自分がとてもすばらしくて、かけがえのない存在だと。
 いちばん大切だし、勇気と優しさに満ち溢れていると。

 そして、幸福になるために、この世に生まれてきたのだということを。

 ……それを忘れそうになったときに、メッセージがやってくるのでしょう。

 今が、自分が自分に優しくしてあげるときなのですね。

No.549

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【癒しのことば】Vol.549 2004/9/28       

  総発行部数:13,456部
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 「自分で泣き言をいって絶望しているのは、成功を妨げ、そのうえ、心の平
  安を乱すばかりだ」

                 -- 野口英世(医師・細菌学者)--

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 過去に、こんな間違いをしてしまったから、私はダメな人間だ。
 失敗してしまった、もう何もうまくいかないだろう。

 いい学校を出ていないから、忙しくて時間がないから、誰も理解してくれな
 いから……

 マイナス要因ばかりを見ていたら、少しがんばればできるはずのことでも、
 できなくなってしまいます。
 それに、そんなことを思い続けていたら、生きることも苦しくなってしまう
 でしょう。

 確かに、失敗経験や自分に欠けているものは、前に進むための負担だと思え
 ることもあるでしょうね。
 
 でも、それがあるからこそ、今、自分という存在があるのではないでしょう
 か。
 そして、そんな自分にしかできないことだってあるはずです。


 ……一見、マイナスに見えることでも、それがより良くなるために必要だと
 いうこともあるようですよ。

 先日、こんな話をお聞きしました。

 日本人に花粉症などのアレルギーが増えたのは、身体のなかに寄生虫がいな
 くなったからだというのです。

 ずっと昔から杉の木はありましたし、花粉も舞っていました。
 それなのに、日本ではじめて花粉症だと診断される人が現れたのは、1960年
 代の頃のことです。

 それがちょうど、国をあげての駆除の取り組みが進んで、寄生虫が、ほぼ絶
 滅してきた頃と一致するのだそうです。

 まだ、その関連性が完全に認められているわけではないのですが、海外でも
 研究が進んでいるということですし、寄生虫は、花粉症だけでなく、他のア
 レルギーも抑えていた可能性もあるようです。

 もちろんアレルギーと寄生虫感染は、どちらがいいかは意見が分かれるでし
 ょうが、一見、マイナスだけに思えていた寄生虫だって、本当は、役に立っ
 てもいたのですね。


 また、納豆は大豆よりもすぐれているということも教えていただきました。

 大豆は、良質の高タンパク食品で、肉などに比べてコレステロールもありま
 せん。
 また、レシチンをはじめ、私たちの身体に良い栄養もたくさん含まれていま
 す。

 ところが、あまり消化が良いとは言えず、十分に栄養が吸収できなかったり、
 アレルギーの原因物質(アレルゲン)も含まれるという欠点もあります。

 その大豆を、納豆菌によって発酵させると納豆になります。
 
 納豆は、消化もよくアレルゲンもなくなっています。
 そして、大豆のままではなかった、良質の酵素やビタミンさえも発生してい
 るということです。

 納豆菌による発酵は、大豆にとっては、分解され形を変えられてしまうこと
 なのですから、ある意味、恐ろしいものだと思えるかも知れません。

 これも好みがあるでしょうし、人間の側からの見方ですが、一見ネガティブ
 にも思えることが、さらに私たちにとっては、より良くなりもっと役に立っ
 てくれることになるのですね。

 
 苦しいとき、マイナス要因ばかりが見えてしまうとき、自分が情けなく思え
 るとき……

 生きていると、ときに背中に重い荷物を背負わされてしまったような気がす
 ることもあります。

 でも、それはきっとあなたがもっと強くなるように、より良くなっていくた
 めに必要な刺激をくれているのではないでしょうか。

 重くのしかかる負担だと思えていたのは、自分が勝手に余計なものまで背負
 っていたからなのですよね。

 この世界は、私たちに背負いきれないような重荷を持たせることはないので
 すから。

 
 いらないものを捨てて、身も心も軽くなって前へ進めば、ほら、どんどん元
 気が出てくるでしょう。

No.548

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【癒しのことば】Vol.548 2004/9/27       

  総発行部数:13,519部
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 「傷つきやすい人間ほど、複雑な鎧帷子(よろいかたびら)を身につけるも
  のだ。
  そして往々この鎧帷子が、自分の肌を傷つけてしまう」

                    -- 三島由紀夫(小説家)--

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 一艘のヨットを持っている人がいます。
 
 ずっと乗り続けてきたヨットですが、昔は、あまり満足できなかった時期も
 ありました。

 他の人のヨットと比べてみると少し不恰好に思えますし、それほど早く進む
 こともできません。

 風に乗って自分が行きたいところへ走っているときにも、他のヨットが向か
 っている方向の方が、いいことがありそうな気がしたりします。

 向かい風にあおられてうまく進めないときなど、ついつい違うところに向か
 ってスマートに走っていくヨットの後を追いかけてしまいます。
 
 そんなときには、たいてい目的地に着いても、そこは自分が心から望んでい
 た場所ではないという失望を味わうことになりましたが……

 でも、あるとき、すばらしいことを教えてもらいました。

 「みんな、それぞれ持っているヨットが自分にとっては最高のものだ。
  他のヨットと比べることはないんだよ。自分のヨットを好きになって信じ
  ていれば、すべてはうまくいく」
 
 それで今は、自分のヨットが大好きになっています。
 
 他のヨットと比べることはないのです。
 このヨットを信頼していれば、何とかしなくてはとあせる気持ちも起こりま
 せんし、コンプレックスを感じることもありません。

 だから、今は、ヨットを岸につないで大事にしています。
 海を走らせると、汚れたり傷がついたりするかも知れませんし、どうしても
 他のヨットが眼に入り、比べてしまったりしてしまうからです。

 行きたいところがあるのはわかっています。
 そこに向かって吹いている風も感じることができます。

 でも、大好きで信じている自分のヨットを、苦しめるわけにはいきません。
 そして、今日も、自分のヨットを守っているのです。


 ……ナンバーワンを目指す必要はなくて、オンリーワンであればいい。

 確かに、その通りなのでしょう。
 しかし、それを前に進まない言い訳にすることは、あまり意味があることと
 はいえませんね。

 ちょっと考えてみてください。
 
 「他と比べることはない」と強くこだわったり、海へ出て他のヨットと一緒
 に走らせると傷ついてしまうと思ってしまうのは、本当には自分のヨットを
 信頼できていないからなのではないでしょうか。

 心から自分のヨットが好きで信じているのなら、今すぐ、追い風に乗って行
 きたいところへ向かうことができるでしょう。
 もちろん目的地は、他のヨットと比べる必要はありませんし、スピードもマ
 イペースでいいのです。

 どんな進路を取ろうが、どこの港でどれだけ休もうが、これは自分の思いに
 任せればいいでしょう。

 だって、自分が行きたいところに行くために、そのヨットを持っていたので
 しょう。

 風はいろいろな方向から吹いています。
 ほら、あなたの目的地へ向かう風だって、ちゃんと感じることができるでしょう。

 
 人生だって、そうですよね。

 本当に自分を受け容れて信頼していれば、ありのままで望むところへ向かって
 進んでいくことができるはずです。

 自分を守ろうとしたり、前に進むことを恐れることはないのです。
 もっと広い世界を楽しみましょうよ。
 
 誰とも比べることはなくて、ただ自分のままでいれば、自分が行きたいとこ
 ろ、手に入れたい目標を感じることができるでしょう。

 そこに向かう追い風は、必ず吹いています。

 私たちは、そこへ行くために、この世界に生まれてきたのですから。

No.547

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【癒しのことば】Vol.547 2004/9/24       

  総発行部数:13,508部
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 「苦痛は人間の偉大な教師である。
  苦痛の息吹のもとで、魂は発育する」

         -- エッシェンバッハ(オーストラリアの小説家)--

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 何かを見るときには、眼球が動いている必要があると聞いたことがあります。

 眼がまったく動かない状態だと、刺激がなくなり、何も見えなくなってしま
 うということです。

 微妙な眼の動きがあるから、見ようとするものと、それ以外との差を認識す
 ることができるのですね。
 それがあってはじめて、ものが見えるということになるようです。

 また、私たちの身体は常に外の世界の影響を受けていて、バランスが崩れて
 いこうとするものだそうです。

 体温にせよ、酸素の濃度や体液の状態も環境に左右されますし、細菌や有害
 物質なども、いつも身体に入り込んでいます。
 
 それを、体内の体内のホメオスタシス機能が働いて、バランスを取ろうとし
 ているのです。

 どんな瞬間でも、そのままで完璧だということはありえず、いろいろな逆境
 に対抗して、いつも最高の状態を目指して努力しているのが、私たちの身体
 なのですね。
 
 ときには、熱が出たりだるくなったりすることもありますが、それだって身
 体が健康を取り戻そうとしている過程なのです。

 だからこそ、私たちは、いつも元気でいられるのですね。
  
 それに、一度かかった病気には新たな免疫ができたりして、もっと強くなろ
 う、より良くなっていこうとするようです。

 私たちの人生にも同じことが言えるのではないでしょうか。

 ネガティブなことが何も起こらないことは、ある意味、安泰かも知れません
 が、成長する機会もないことになります。
 
 辛いこと、苦しいこと、悲しいことがあるから、私たちは、それを乗り越え
 ようと努力します。

 より強く、より良くなっていこうと向上していくのですね。

 逆境や苦しみに出会わなければ、気づけないことに気づいたり、本当の自分
 を深く知ることができたりすることもあります。

 だからといって積極的に逆境を探すこともありませんが、もしも、苦しいこ
 とに出会っても、心の持ち方によって、それをただの苦痛だと思うか、良く
 なるためのチャンスだと捉えて、さらに飛躍することができるかが違ってく
 るのではないでしょうか。


 たとえば、『野口体操』の野口三千三さんの本に、こんなことが書いてあり
 ました。

 長い階段をのぼるとき、これを苦痛だと捉えると、どうしても努力しようと
 身構えて脚に力が入ってしまいます。

 がんばればがんばるほど、自分の身体の重さが負担となって疲れてしまうの
 です。

 ところが、階段に話しかけるようにのぼるようにしてみると、疲れるどころ
 かうれしくなってくるのだそうです。

 ……「階段に話しかける」とはどういうことかというと、自分の身体の重さ
 を使うのだということです。

 つまり、階段をのぼるときには、今まで自分に苦痛を与える負担だと考えて
 いた身体の重さを、負担とは思わず、体重があるからこそ動くことができる
 のだ、体重こそ大切なエネルギー源だと捉えるようにするのです。

 それだけで、苦痛だった階段のぼりが、楽しくなってしまうようです。

 
 私たちが出会う逆境や苦しい出来事だって、それがあるから成長できるし、
 もっと強くなるためのエネルギー源にもなるのですよね。

 どんな大きな苦しみだって、けっして絶望したり、あきらめたりすることは
 ありません。
 
 それは、あなたをもっと大きく成長させるために、目の前に現れたのでしょ
 う。
 
 乗り越えることを楽しむこともできるはずですよね。
 苦しみが大きければ大きいほど、より深く魂が成長するのですから。

No.546

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【癒しのことば】Vol.546 2004/9/22       

  総発行部数:13,501部
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 「自由が欲しい時は他人に頼んじゃいけないんだよ。
  君が自由だと思えばもう君は自由なんだ」

            -- リチャード・バック(アメリカの小説家)--

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 たとえば、「悩み事があって夜も眠れない」という人がいます。
 
 心にひっかかることがあって、毎夜、不眠で苦しんでいるというのです。

 確かに、その悩みは深刻で心が休まるときもないのでしょう。
 でも、そのことばかりを考えているから、頭のなかが悩みでいっぱいになっ
 てしまっていることはないでしょうか。

 夜、ぐっすりと眠れるようになる方法は、実に簡単です。
 朝早く起きることと、仕事が終わったら2,3キロほど軽くジョギングしてみ
 ることです。

 とにかく少し疲れるくらい身体を動かしてみると、夜が更ける前に、いつの
 間にか寝てしまっているでしょう。
 
 ところが、「眠れなくて困っている」、という人に限って、そんなことを試
 しもしないようです。

 「そんなことをしても眠れるかどうかわかないから」
 「仕事が忙しいし、疲れているから」
 「他にやらなければならないことがあるから」

 などと、いろいろ理由をつけています。
 そして、今日も、眠れないと苦しんでいるのです。

 眠れない本当の理由は、今、直面しなければならないことがあるのに、それ
 をわかっているのに、向き合うことから逃げようとしているということなの
 ではないでしょうか。

 何か悩みを抱えていること、夜も眠れないほど苦しんでいるということは、
 前に進むことができない言い訳になりますよね。
 
 それは、今の自分を変えることに対して恐れがあるからということもあるで
 しょう。
 あるいは、自分を信頼できなくて、今より大きくなることなどできないと思
 い込んでいるのかも知れません。

 だけど、気づいてください。
 今の私たちには、どこへでも行くことができる自由があるのです。

 ジョギングまではしなくても、一度身体を伸ばして、まわりを見回してみま
 しょうよ。
 
 ほら、悩みばかりに気をとられていたときには目に入らなかった、大きくて
 希望に満ち溢れた世界が見えてくるでしょう。


 たとえば、「自分には才能がないから、何もできない」という人がいます。

 そんな人に限って、どんなことでもやる前から、自分には無理だとあきらめ
 てしまっているようです。

 自分でできないと宣言しているのですから、できないのは当然のことでしょ
 うが、本当はやらないで済む言い訳をしているのかも知れません。

 どこかに『自分は何でもできる』というプライドを隠し持っているので、も
 しやってみてうまくいかないと、人よりも深く傷ついてしまうことになりま
 す。
 
 できないと言ってしまえば、何もやらなくてもいいのです。
 はじめからやらなければ、失敗することもないのですよね。

 そんな人も、一度大きく身体を伸ばして、まわりを見回してみてください。

 この世界には、「良いもの」も「悪いものも」ないのですが、自分にとって
 「必要なもの」と「いらないもの」は存在するのです。

 それを判断するためには、一度は受け容れてみることも大切なのです。

 何もかもできる必要はありません。
 できるかできないか、それが自分に必要か必要でないか、とにかく受け容れ
 て試してみてはいかがでしょうか。

 それだけで、世界が広がり、本当は、もっと自由だったのだと気づくことが
 できるでしょう。


 たとえば、今、あなたはどんなことで苦しんでいるのでしょう。

 本当は、何を見ないように自分を縛り付けているのでしょうか。

 一度、大きく身体を伸ばしてみてください。
 
 気づくだけでいいのです。

 あなたを縛るものなど何もないということを。
 今までも、そして、これからもずっとあなたは自由なのだということを。

No.545

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【癒しのことば】Vol.545 2004/9/21       

  総発行部数:13,500部
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 「あなたは失敗するためではなく、成功するために生まれてきたのだ」

           -- H・D・ソロー (アメリカの自然主義者)--

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 先日お会いした人から、食事の前に、どうして『いただきます』と言うのか
 を教えていただきました。

 昔は、食べ物がいつも手に入るとは限らず、とても貴重なものだったようで
 す。
 何しろ、食べる物がないと、私たちは生きていられませんからね。

 そして、大切なものは頭の上に捧げ持ち、穢(けが)れを防ぐという風習も
 あったということです。
 
 当然、食べ物も頭の頂(いただき)に持ち上げてから、感謝の気持ちをこめ
 て食べさせて「いただく」ということをしていました。

 だから、その名残で、食べる前に『いただきます』と頭を下げているのだそ
 うです。

 そういえば、そんなことを知らなくても、「いただきます」と言うときには、
 自然と手を合わせて、ありがたい気持ちになっていたりしますよね。

 さらに、私たちが食べるものは、肉でも、魚でも、野菜でも、すべてが命の
 あるものです。
 その命を、私たちのために、犠牲にして捧げていただくことになるのです。

 そんな命を、自分のなかに取り入れる(戴く)のですから、大切にさせて
 『いただきます』という思いもこめているのだそうです。


 さらに、食べ終わった後には『ごちそうさま』と言いますが、これは「ご馳
 走様」と書き、『走り回る』ということを意味しています。

 つまり、食事を用意するためには、大勢の人が一生懸命に走り回って用意し
 てくれたのだということを忘れないように、このことばを口にするのだとい
 うことです。

 たとえば、毎日口にしているご飯ですが、そのお米の一粒が、目の前にある
 ためには、数多くの人たちが尽力してくれているのです。

 農家の方が、丹精こめて世話をして米を実らせ、それを精米してくれる人が
 いて、さらに運搬する人や、卸や販売店で売る人がいます。
 
 そのお米を買って帰ってくれる人、そのためのお金を稼いでくれる人、米を
 研いで炊いてくれる人、お茶碗によそってくれる人がいて、はじめて、私た
 ちはご飯を食べることができるのです。

 ご飯を自分で炊いているよ、という方もいらっしゃるでしょうが、そのご飯
 を入れるお茶碗ひとつだって、作ってくれた人がいるから、ここにあるので
 すよね。

 そんなことを考えると、食事をするたびに、本当にありがたくて感謝の念が
 わいてきませんか。

 その人が言うには、「どんなに贅を尽くした豪華な料理でも、最高の食材を
 使っていても感謝の心がないと、何も身にならない」のだということです。

 逆に、どんなに粗末な食べ物だったとしても、感謝を持って食べるのなら、
 心身を満たしてくれるのです。

 農薬がどうのこうのとか、栄養価がどうだとか不満を持ちながら食べると、
 どんなに身体に良いとされる食べ物だったとしても、そんなネガティブなも
 のも一緒に入ってきてしまい、健康にも影響を与えることになります。

 もちろん、食べるものには気をつけるに越したことはありませんが、どうせ
 食べるのなら、少々貧弱なものでも感謝を持ちながら摂る方が、身体にはよ
 っぽど良いようです。


 ……なるほど、と思ったのと同時に、これは食べ物だけではなくて、私たち
 の人生にも言えるのではないかとも感じました。

 日々出会う出来事には、私たちが『良いこと』だと思うこともありますし、
 『イヤなこと』だと判断するものもあります。

 でも、いくら『良いこと』でも、「もうちょっと、こうだったらもっと良か
 ったのに……」などと、不平を持つとしたら、何も身になりません。

 ところが、少々『イヤなこと』に出会っても、「これは私に何かを気づかせ
 てくれるために起こっているのだ」「ここから学べることは何だろう」と、
 感謝やありがたい気持ちを持って受け取ると、きっとそちらの方が、私たち
 を大きくしてくれるでしょう。


 何を食べるのかも大事ですが、どんな心で食べるのかの方が、もっと大切な
 のですね。

 良い出来事、悪い出来事。
 どんなことに出会うのかも意味があるのでしょうが、どんな心で受け容れる
 のかが大切なのですね。

 どちらにせよ、すべての出来事は、私たちがもっと幸せになるために、成功
 するために、やってくるのですから。

 ……すべての出来事に『いただきます』、そして『ごちそうさま』と言える
 心を持ちたいと思います。

No.544

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【癒しのことば】Vol.544 2004/9/20       

  総発行部数:13,494部

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 「私は人生を、魂の力を試す材料だと考えている」

          -- ロバート・ブラウニング(イギリスの詩人)--

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 英語には、「いちばん長くて、いちばん短くて、いちばん早い」単語がある
 と聞いたことがあります。

 とんちクイズのようなものですが、答えは『SMILES』です。

 どうしていちばん長いのかというと、はじめの『S』と最後の『S』との間が
 にMILEがあり、1マイル(約1.6キロメートル)も距離あるからということで
 す。

 では、いちばん短いのはなぜでしょうか。
 
 ……それは、『SMILES』、つまり笑いがあると、すぐに楽しくなり、その楽
 しさが一瞬で相手にも伝わるからだそうです。

 さらに、笑うことは、自分の内側に溜まっているモヤモヤを、手っ取り早く
 緊張をほぐせて、身体がリラックスできます。
 
 実験によると、免疫力もアップすることも確認されているということですの
 で、笑うことが健康へのいちばんの早道ですね。
 
 だから、いちばん短くて、いちばん早い単語だということです。

 な~んだ、と思われたかも知れませんが、この話はけっこういろいろなこと
 を教えてくれているような気がして、ずっと印象に残っています。


 たとえば、笑うことには、他にも自分の内側に溜まっているモヤモヤを、あ
 っという間に外へ追い払うことができる、という効用がありますよね。

 笑っているときには、息を吐いています。
 吐ききって苦しくなって、やっと息を継ぎ、またどんどん息を吐き続けると
 いうことを繰り返します。

 息と一緒に、身体のなかのいらないもの、ネガティブなものが排出されてい
 き、スッキリしてしまうような気がします。
 
 思いっきり笑うと身体だけではなく、心も元気になるように思えますね。

 ところが、笑いたいときに、笑いをこらえようとか、押し込めようとすると
 したら、こうはいきません。

 笑いを押し殺すためには、息を止めるか、吸い込んで堪えなくてはなりませ
 んね。
 内側のものが、外へ漏れないようにがんばって、いろいろなものを溜め込ん
 でいなければならないのです。

 これでは、心が便秘になってしまったようで、重苦しい感じにることでしょ
 う。
 いつまでもそんなことが続ければ、心にも身体にもあまり良くはないでしょ
 うね。

 泣くときだって同じです。
 
 悔しさや恨みの気持ちで、シクシク涙を流すときは、たいてい歯を噛み締め
 て、息を止めてしまいます。
 ネガティブなものが、いつまでも内側で燻っているような感じになっている
 のです。

 そんなときにでも、思いっきり泣き叫べば、大きく息を吐くことができ、心
 身ともに浄化されるでしょう。


 悔しさ、悲しみ、恨み、失望、不信……

 いろいろなことがあって、泣きたくなることもあるでしょう。

 でも、その経験が、いろいろな気づきを与えてくれたり、新しいものの見方
 を示してくれるのです。

 辛いとき、悲しいときには、思いっきり泣いてもいいし、叫んでもいいので
 す。
 十分にその経験を味わったら、いらないものは外へ出してしまいましょうよ。

 ……すぐそこに、思いっきり笑える出来事が待っているのですから。
 
 そして、その経験も、味わって必要なことを学んだら、ただ手放して、また
 新たな旅をはじめましょう。

 何も持っていたり、溜めていることはないのです。

 私たちが出会う、どんな出来事も、今、もっと大きくなるために必要だから
 ここにあるはずです。
 
 そのことに感謝して、味わって、そして、出してしまいましょうね。
 
 それが、心と身体と魂に、いちばん早くて、いちばんためになることなので
 すから。

No.543

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【癒しのことば】Vol.543 2004/9/17       

  総発行部数:13,494部

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※古今東西の名言から、ストレスを和らげ心を癒すことばをお届けします。
                         月~金曜日 毎日配信
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 「成功とは、結果ではかるのではなくて、
  それに費やした努力の総計ではかるべきである」

                -- エジソン(アメリカの発明家)--

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 スポーツや勝負事では、『勝つこと』こそが最終的な目標だと考える人が多
 いようです。

 もちろん、勝利を目指して努力を重ねることはすばらしいことですね。

 でも、あまりにもそこに執着しているとしたらどうでしょうか。
 勝つことだけに意義があって、勝つことができなければ、今までやってきた
 ことが何の意味もないと思ってしまうことです。

 プロスポーツ選手のように、勝つことが自分の存在意義を際立たせ、勝てな
 いと生き残れないという立場の人もいるでしょう。

 それでも、どんなスポーツでも優勝できるのはひとり、あるいは、1チーム
 しかありません。
 いくら努力しても、力を尽くしても、結果として勝ち残れないことだってあ
 るのです。

 勝つという結果を追い求めることも大切です。
 そして、勝つために努力をすることだって、もっと大切なのです。


 これは、私たちの人生でも同じなのではないでしょうか。

 自分が暮らす世界は、競争原理に支配されていて、いつも人よりも優れてい
 ることに意味があると思い込んでいるかも知れません。

 人よりもがんばって仕事をし、より良い実績をあげようと考え、人に勝つた
 めの知識を身につけるための勉強に時間を使おうという人も大勢います。

 負けないために身体を鍛え、自分の子どもたちを優秀に育てるために手を尽
 くし、より多くのものを手に入れようと努力をしている人だっているでしょ
 う。

 誰がいちばん優れているとか、何を持ったり、どんなことをするのが最高に
 すばらしいのかを考えることにも、意味があるのでしょう。
 けれども、そればかりに執着しているのなら、もっと大切なことが見えなく
 なってしまうかも知れません。

 仕事で同僚よりも実績をあげることを目指すよりも、もっとお客様の役立つ
 ことをする方が大事だということもあるでしょう。

 誰が早く昇進するかよりも、誰が職場の雰囲気を良くしようと努力するかが
 重要なのではないでしょうか。

 また、自分の子どもが、テストで、よその子よりも1点でも多く取ってくる
 かどうかを気にするより、誠実でやさしい子どもに育てることに気をつかう
 方が、ずっと大切なのではないでしょうか。

 勝つ事を否定することははありません。
 努力しないことの言い訳や、負けたことを正当化するのでもないのです。

 勝つこと、負けることへのこだわりを捨て、本当に大切なことに意識を向け
 てみれば、この世界は、もっと輝いてくるということを知って欲しいのです。

 『勝つこと』に執着すると、失望も多くなります。
 
 それよりも、自分がどれだけベストを尽くしているか、今の自分でできるこ
 とをしているかということを、もっと楽しんでみましょうよ。

No.542

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【癒しのことば】Vol.542 2004/9/16       

  総発行部数:13,491部

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 「喜びを人に分かつと喜びは二倍になり、
  苦しみを人に分かつと苦しみは半分になる」

                 -- ティートゲ(ドイツの詩人)--

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 たとえば、ふたり乗りの自転車で道を走っていると思ってください。

 いちばん楽しいのは、ふたりで協力してペダルを踏んで進んでいくことです
 よね。

 苦しい上り坂に出会ったとしても、お互いががんばって力を出しあえば、ひ
 とりのときよりも楽に登ることができます。
 そして、坂道を下るときには、ふたりで一緒に楽しむことができます。

 ところが、
 「自分ばかりが自転車をこいで、あの人はあまり力を出していない」
 などと不公平に思えてきたとしたら、一生懸命にペダルを踏むのがバカらし
 くなってきますね。

 だからといって、足の力を抜いてみれば、自転車のスピードが落ちるだけで
 すし、相手も同じことを考えたとしたら、いつかは走ることさえできなくな
 ってしまうでしょう。

 「相手の方が力があるから」
 「私は、こんなに疲れているのだから……」

 といったことを考えても同じです。

 そんな動機で、こちらが楽をしようとすると、相手も同じことを考えて、う
 まく自転車を走らせることができないでしょう。
 
 たとえ、相手が献身的で、ふたりぶんの仕事を引き受けてくれたとしても、
 どこかに負い目を感じることになり、バランスがいいとではありません。
 それに、どちらか一方が犠牲になるような関係は、いつかは崩れてしまうこ
 とになってしまいます。

 「相手が何もしてくれない」
 「ふたりが公平に、自転車をこぐべきだ」
 「いつも私が、損ばかりしている」
 
 そんなことを気にしたり、こだわったりしてしまうこともあるかも知れませ
 んが、少し立ち止まって、思いだしてみてください。

 そもそも、どうしてふたり乗りの自転車に乗ることにしたのか。
 なぜ、その相手と、今、こうして自転車を走らせているのか。

 ……それは、一緒に楽しみたかったし、よろこびを感じたかったから、もっ
 と充実した関係を築き、幸せを手に入れたかったからだったはずですよね。

 そして、それは、今も、あなたが強く望んでいることなのではないでしょう
 か。

 ふたり乗りの自転車とは、恋人、夫婦、友人、家族、そんな関係だと思って
 ください。
 あるいは、仕事や会社との関係、この世界との関係、自分自身との関係と考
 えてもいいでしょう。

 どんな関係であっても、もっと良好にしていきたい、お互いがさらに向上し、
 幸福になりたいと思ったからこそ、今、目の前にあるのでしょう。

 どちらが得をしているとか、損をしているとかを考える必要はありません。
 憎しみあっているとか、過去にわだかまりがあって、どうしても許すことが
 できないというのも幻想なのでしょう。

 あなたが、できる最高にステキなこと。
 それは、ただ、ふたり乗り自転車のペダルを、自分ができる精一杯の力で踏
 むことです。

 相手が協力してくれないとか、自分には力がなくて、相手に迷惑をかけてい
 るなんかは、今は、考えなくてもいいじゃないですか。

 ただ、自分ができることをして、楽しいことがあれば、それを誰かまわりの
 人にも分けてあげる。

 苦しいことがあるのなら、自分の胸のなかだけにしまっておかずに、誰かに
 打ち明ける。
 誰かが苦しんでいるのなら、それも、自分ができる範囲で受け止めてあげる。


 自分が一生懸命に自転車をこいでいれば、相手にもそれが伝わって、一生懸
 命にペダルを踏んでくれるでしょう。

 あなたが楽しんでいれば、あなたの大切な人も、生きることを楽しむことが
 できるのですよね。
 
 今日は、そんな世界を広げていきましょうよ。

No.541

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【癒しのことば】Vol.541 2004/9/15       

  総発行部数:13,502部

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 「人は何かを信じることによって生きる。
  いろんなことを論じあうことによってではない」

        -- トマス・カーライル(イギリスの思想家・歴史家)--

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 もし、ケガをしたり病気になっても、自然に治っていきます。
 意識しないでも呼吸をしていますし、吸った息のなかから酸素が血液に入っ
 て、私たちの身体に供給されます。

 食事を摂れば、自動的に消化吸収されて栄養になり、危険を察知すれば自然
 に身を守ろうとします。

 生まれた瞬間から私たちは、成長し成熟していくことが決まっていたのです。
 自然に「成功」するためのシステムを、持っていたのです。

 それを思い出してください。
 あとは、自分がどこへ向かうかを決めるだけなのですよ。


 「車で、あの場所へ行きたい」

 そう決めたとしたら、いちばんはじめに必要なものは何でしょうか?
 
 多くの人は、まず「自動車」だと答えるでしょうね。

 なかには、できるだけ性能のいい車が欲しい、ある程度の安全性や操作性が
 ないと、怖くて出発できないと考える人もいるかも知れません。

 でも、いくら性能のいい自動車を手に入れても、ガソリンがないと走りはし
 ませんよね。
 それに、エンジンオイルや水だって必要でしょう。

 行きたい場所までの地図や、食料やお金だってないと困ると思う人もいるで
 しょうし、情報を得るためのラジオや暇な時間を埋めるための本なども持っ
 て行きたいと考える人もいるでしょうね。

 ……ところが、今あげたようなものすべてが揃っていたとしても、勝手に動
 き出して目的地まで行くということはありえないのです。

 まず、自動車のキーを回して、エンジンを始動させる人が必要です。
 そして、その人をそうさせるための気持ちが必要です。

 極端に言えば、それ以外は何もいりません。

 その人が、「絶対に自動車そこへ行きたい!」と強く思っているのなら、ど
 んな手段を使ってでもいつかは自動車を手に入れるでしょうし、他の道具が
 なくても、何とかして目的地まで走っていこうと努力するでしょう。
 
 重要なのは、自分がどこへ向かうかを決めるだけなのですね。

 
 セミの幼虫がカラを破り、セミとして現れる瞬間をはじめて見たとき。

 子どもの私にとっては、奇蹟のように思えて興奮しました。

 思い返してみれば、今までできなかったことができるようになったときだっ
 て奇蹟で、感動する出来事でした。
 
 誰かのちょっとしたことばで傷ついて落ち込んでしまったこと、また、ほん
 の少しの心遣いが、大きな勇気を与えてくれたこと。
 
 それだって不思議で感激を覚えることだったのです。

 人生を変えるほどの影響を与えられた出会い、自分が心から楽しめることが
 何かがわかった瞬間。

 子供の頃は、そんな奇蹟と感動に満ち溢れていました。

 それはそんなに昔のことではありません。
 そして、大人になってからは、ただ慣れてしまって気づかなくなっているだ
 けで、今も、そんな奇蹟がいっぱいなのでしょう。

 大切なのは、その奇蹟はただ待っていたから起こったのではなくて、私たち
 が生きて、前に向かって進んでいるから起こすことができたことなのです。

 そして、今だって、私たちには奇蹟を起こす力があるのです。

 思い出してください。
 あとは、自分がどこへ向かうかを決めるだけ。

 ……あなたが信じている、すばらしいことは、もちろんすべてが実現するの
 ですから。

No.540

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【癒しのことば】Vol.540 2004/9/14       

  総発行部数:13,493部

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 「自分のためを考えなさい。
  そして、ほかの人々にも同じことをする権利を楽しませてあげなさい」

              -- ヴォルテール(フランスの思想家)--

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 自分の短所やキライなところを考えてみましょう。

 こんなところがダメだ。
 この性格もよくない。
 昔、あんな恥ずかしいことをしてしまった。

 すると、すぐに、心が重くなり、イヤな気分になれますよね。
 
 そのまま誰か仲の良い友達のひとりのことを思ってみてください。 
 すると、その人にも、あまり優しい気分になれないのではないでしょうか。

 では逆に、自分のいいところや、以前の喜ばしい体験を思い出してみましょ
 う。
 恥ずかしくなければ、心のなかで、「私はステキだ!」なんて、思ってみて
 もいいでしょう。

 そして、仲の良い友達のことを考えてみると、きっと、その人も、ステキで
 輝いているように思えてきますよね。

 自分をステキだと思えれば、他のみんなもステキだと思えるようになるよう
 です。
 自分が自分のいい友達であれば、みんなとも良い友達になれるのです。

 まず、自分が自分のことを好きになることがいちばん大切。

 それを、忘れて、自分を好きになる方法や、他の人と良い関係を築き方をみ
 つけるために、どこか他のところを探している人はいませんか。


 ……たとえば、配偶者が浮気をしたから夫婦仲が冷めたとか、子どもが非行
 に走ったから家庭が崩壊した、などと悩んでいる人がいます。
 
 でも、本当は、夫婦の間に溝ができていたから、配偶者は浮気をしてしまっ
 たということも考えられますし、家庭の問題を感じて居心地が悪かったから、
 子どもはついつい悪いことをしてしまったのかも知れません。

 ○○したことが悪い。
 ○○だからダメだ。

 と、そこだけを見ているのなら、真の問題はいつまでたっても解決しないこ
 とになります。

 いったい、本当に大事なのは、何を見ることなのでしょうか。


 昔々、お釈迦様の弟子のひとりに、阿難陀というとても美男がいました。
 彼は、たいそう女性にモテたようで、修行をするのに差し支えると悩むこと
 も多かったそうです。
 
 そんな阿難陀を見かねたお釈迦様は、1枚の布にいくつかの結び目をつくり、
 彼の前に差し出されました。

 「これは何だと思う?」と尋ねるお釈迦様に、阿難陀は、「いくつもの結び
 目です」と答えました。

 お釈迦様は、にっこりと笑って言います。

 「お前の心にも、たくさんの煩悩という結び目ができているようだな。しか
  し、だからといって、そんなに深く思い悩むことはない。
  結び目があるのなら、こうしてひとつずつ解いていけばいいだけだ」

 お釈迦様は、とうとう結び目をすべて解いてしまわれました。

 「阿難陀よ、これは同じ布だが、結び目はどこにある?」

 阿難陀は、気づきました。
 できてしまった結び目を見て悩んでいるのではなく、ただ、もとの布を見れ
 ばよかったのだと。

 その結び目ができたのは、結局は、自分の煩悩が原因だったのだから、それ
 を認めて、ひとつずつ解いていけばよいのだということを。

 
 何にも問題はなかったのです。

 ただ、自分が自分であることを楽しむことが、この世でいちばん大切なこと
 なのです。

 そして、この世界をより良くしていく道なのです。

 ……悩みや問題を感じたとしたら、それを思い出すためなのでしょうね。

No.539

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【癒しのことば】Vol.539 2004/9/13       

  総発行部数:13,495部

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 「なにもかも失われたときにも、未来だけはまだ残っている」

                  -- ボビー(アメリカの作家)--

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 お酒を飲み過ぎて何も覚えていないのに、朝になったら自分の布団で寝てい
 て、いったい、どうやって家まで帰ったのだろうかと首を傾げた。

 あるいは、寝ぼけてぼんやりしているのに、いつのまにか身支度をしていて、
 いつもの通勤電車に乗っていた。

 そんな経験経験をしたことがある人もいらっしゃることでしょうね。

 そんなとき、もしも、頭がハッキリしていたとしたら、

 「こんなに酔っ払っているのだから、ちゃんと家に帰ることができるかどう
  かわからない。どこかへ泊まった方がいいのだろうか……」
 
 「今日は、寝不足で仕事になりそうもないな。いっそ仮病でも使って会社を
  休んで、もう少し寝ていようか」

 ……というように、結局は、家に帰ったり会社へ行ったりすることになると
 しても、いろいろ悩んで重苦しい気持ちのままに行動することになるかも知
 れませんね。

 ひょっとしたら、何も考えなかったら、すんなりと家に帰れたり、会社へ行
 くことができたのではないでしょうか。

 やりたいことがあったら、目指す夢があるのなら、ただ、そこへ行こうとい
 う気持ちが、他の何よりも大切なのでしょう。
 
 それが、自分にとって本当に必要なことならば、そこへたどり着く道も、途
 中で出会う困難を乗り越える方法も、必ず自分の内側が知っているはずです。
 
 あとは、余計なことを考えずに、そこへ向かっていこうという自分を信頼す
 るだけなのでしょうね。

 もし、自分の目標へ向かうのに、苦しみながら歩いている人がいるのなら、
 そんなことを思い出してみてください。

 自分を信頼していれば、いつか必ず、たどり着けるのです。

 方法や可能性なんかより、心配や余計な考えよりも、もっと大事な道標は、
 いつも自分のなかにあります。

 大丈夫。
 あなたがその未来を望むのは、それが自分のものだと知っているからなので
 すから。


 船に乗っていて嵐に襲われたとき、簡単に難破できる方法があります。

 それは、

 ・こんな嵐に出会ってはもうどうすることもできない、とあきらめて、ただ
  船が大波に弄ばれるのに任せてしまうこと。

 ・「こんな嵐がやってくるなんて、なんて自分は不運なんだ」と自分の運命
  を嘆いたり、「こんな日に船を出すのではなかった」と後悔したり、「も
  し、もっと大きな船を持っていたとしたら何とかなっていただろう」など
  と、今の自分の状況を否定して、嵐に立ち向かう努力をしないこと。

 この2つです。

 自分の力を信頼できないのでは……
 自分の運命は、すべて外の環境が決めると信じているのでは……

 嵐の海で助かることは難しいでしょう。

 そう。
 どんな激しい嵐に見舞われても乗り越えていくためには、けっしてあきらめ
 ずに、自分の力で船を操作することです。

 自分の運命は自分が創り出すものだ、自分の力を信頼することです。


 夢を目指して進んでいく道の途中では、ときには大きな嵐に出会うこともあ
 りますね。
 もうダメだと、挫けそうになることもあるでしょう。

 でも、あなたが自分の足で歩いていく限り、いつかは必ず目的地にたどり着
 けるのです。

 大丈夫。
 あなたがその未来を望むのは、それが自分のものだと知っているからなので
 すから。

No.538

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【癒しのことば】Vol.538 2004/9/10       

  総発行部数:13,502部

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 「怒りは無謀をもって始まり、後悔をもって終わる」

            -- ピタゴラス(ギリシアの哲学者・数学者)--

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 仕事でも、ゲームでも、趣味でも、自分が「こうならなければならない」と
 思っていることが、そうならないと、頭のなかが混乱して、いろいろな感情
 が出てきます。

 ・十分達成可能だったはずの目標に、あとわずかで届かなかった。
 ・いつもは簡単にできることが、思わぬトラブルが起きて失敗した。
 ・ある人のためを思って、一生懸命に助けてあげたのに、感謝されるどころ
  か邪魔者扱いされた。

 はじめは、「できるかどうかわからない」と思えた難しいことでも、何とか
 目処がついて、何とかできそうだと思ったようなときも同じですよね。

 「こうなるべきだ」「こうあらねばならない」はずのものが、思い通りにな
 らなかったとしたら、頭のなかは無意識のうちに、何とかして、その正当な
 理由を探し出そうとしてパニックになってしまいます。

 そして、こんな結果になったのは、何かが間違っていたからだとしか結論を
 出せなくなり、次には、何が悪かったのか、誰が問題なのかをみつけようと
 するのです。
 
 たいていの場合は、原因や犯人は、自分の外にいることが判明します。

 「あの人が邪魔をしたから、失敗したんだ」
 「どうして自分だけが、こんな扱いをされなければならないんだ」
 「私は精一杯がんばった。悪いのは、すべてあいつだ」

 そう考え出すと、それを証明する証拠はいくらでも出てきます。
 すると、ますますその相手に対して、強い感情が沸いてくるのです。

 もちろん、その感情とは、『怒り』です。

 『怒り』を抱えたままにしていると、それはやがて『恨み』へと変わり、
 誰も自分をわかてくれないと、強い『敵意』を感じるようになります。

 その問題の本当の原因は、どこにあったのかは別として、いつまでも、その
 出来事を受け容れられずにいると、さらに『罪悪感』を持ったり、『憂鬱』
 を感じるようになってしまい、最後には『無力感』にとらわれるというよう
 に、感情は流れていきます。

 人によっては、問題はすべて自分にあると考えてしまいますが、この場合は、
 『怒り』よりも、自分を責めて『悲しみ』を感じることが多いようです。
 
 『悲しみ』の次は『罪悪感」、そして、『無力感』に襲われ、何もやる気が
 しなくなってしまうのです。
 
 大事なのは、そんな悪循環を創り出したのは、『悪いの○○だ』という考え
 方なのだということです。
 
 思い通りにならない出来事が起こったとしても、そんな考え方をしていなけ
 れば、『怒り』も『悲しみ』という感情もなかったはずですよね。

 確かに、いくら考えても、原因はその「何か」や「誰か」にあるようにしか
 思えないかも知れません。
 それを証明する証拠も、いくらでもみつけることができるかも知れません。

 でも、感情の悪循環を招くような「犯人探し」や「証拠集め」をしても、あ
 まり意味があることではないでしょうね。

 そこでひとつ提案したいのが、「おかげ探し」とその「証拠集め」というも
 のです。

 もしも、思うようにいかないことがあって『怒り』や『悲しみ』を感じそう
 になったら、心のなかで、こんなふうに言ってみます。

 「今、起こっていることには、すべて自分にとって意味があるんだ」

 神様でもいいし、宇宙でもご先祖さまでも、大自然でもいい。
 誰かが、自分のために、必要なときに必要なことを気づかせるために、この
 出来事を与えてくれていると考えます。

 何か、誰かの「おかげ」で、今、こんなチャンスが目の前にあるのだ。
 
 信じられないとしても、とにかく、誰のおかげだろうと「おかげ探し」をし
 て、そのための証拠を集めてみるのです。

 「そういえば、ちょっと調子に乗って無理をしすぎていたようだ。
  少しは休めということかな」
 「困難な状況になったけど、ここで自分の力が本当に試されるのだ」
 「いろいろ勉強して、次は、もっとうまくいく方法をみつけよう」
 
 ほら、そんなことを教えてくれていたようですね。
 証拠は、いくらでもみつかるでしょう。

 そんな気持ちで、起きた出来事に立ち向かっていけば、どんな困難なことで
 も乗り越えられるし、そこからたくさんのことを学べます。

 考え方を変えるだけで、現実だって変化するのですね。


 感情の良循環を呼ぶ「おかげ探し」
 『意欲』と『喜び』を手に入れ、『元気』になる秘訣です。

No.537

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【癒しのことば】Vol.537 2004/9/9       

  総発行部数:13,513部

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 「陽気でいることが、肉体と精神の最上の健康法である」

           -- ジョルジュ・サンド(フランスの小説家)--

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 目を閉じて、頭のなかで100円硬貨を思い描いてみてください。

 ……というと、たいていの人は、「100」という数字がある面をイメージする
 ようです。
 
 なかには桜の花が刻印されている面を思い出す人もいるかも知れませんが、
 どちらにせよ、ひとつの面のイメージだけを考える人がほとんどでしょうね。

 でも、100円硬貨には、数字と花のふたつの面があります。
 両方があって、はじめて100円硬貨だということになります。

 「そんなこと、言われなくてもわかっているよ!」

 そう思った人もいるでしょうが、言われてはじめて再認識する人だって多い
 のではないでしょうか。

 ちなみに、硬貨は、どちらの面が表でどちらが裏かという規定はされていな
 いそうです。
 ところが、私たちは、勝手に数字が書いてある方(あるいは桜の花の面)が
 表だと思い込んで、100円硬貨というと、無意識にその面だけを思い浮かべて
 しまっているようですね。


 あなたは、どんなときに「幸せ」を感じるでしょうか。

 志望校に合格したとき、はじめての給料、マイカーを手に入れたとき、愛す
 る人との結婚式……

 思い返してみれば、そのときは苦労の末、がんばって「幸せ」をつかんだよ
 うな気もしますが、いつも長続きしなかったようにも思っているのではない
 でしょうか。

 学校へ入れば、たくさん勉強をしなければならなかったし、仕事がきつい割
 にはなかなか昇給しない不満を感じたりするようにもなったかも知れません。

 また、無理して買った車のローンで、小遣いが減ってしまったり、結婚生活
 が、思い描いていたものと違っていたり、ということもあったでしょう。

 『幸せはなかなかやってこないし、長くは続かないものだ……』

 いつしか、それが真実だと思い込んでしまっていたとしても不思議はないで
 しょうね。
 実際に、その通りだと信じている人も多いようです。

 だけど、よく考えてみてください。

 目指していた学校へ入ることができただけで終わるのではなくて、いろいろ
 勉強したから、それが人生の糧にもなっているはずでしょう。

 昇給に不満を感じるくらい、仕事で成果を出すように努力したことが、自分
 の能力を向上させたのですね。

 無理して手に入れた車だからこそ、大事に乗っていたし、結婚相手との考え
 方や習慣の違いが、視野を広げてくれているのかも知れません。

 本当の幸せは、もっと深いところに存在しているのではないでしょうか。

 けっして、硬貨の一面だけを見つめている必要はありません。
 
 『いつも幸せはここにある。
  苦しいことは長くは続かないし、そのなかにもよろこびはある』

 そんな面だってあるのです。

 私たちは、どちらの面を見るかを選ぶことができます。

 たまには『幸せはなかなかやってこない』という面を見てしまうこともあり
 ますが、それだって硬貨のひとつの面なのですから、それを見ないように隠
 してしまうことはありません。

 ただ受け容れて、しばらくその辛い感情を味わったら、自分の望む面を向け
 ればいいのです。

 『いつも幸せはここにある』
 
 その面を見ていれば、いつも気持ちが明るくなるし、身体も元気に満ち溢れ
 てくるでしょう。
 
 ……そんなときこそが、本当の「幸せ」だって、知っていました?

No.536

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【癒しのことば】Vol.536 2004/9/8       

  総発行部数:13,528部

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 「今を過ぎ去るこの時を生きよ。
  明日出来ることはそれに任せるがよい」

                -- ホラティウス(ローマの詩人)--

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 『タイムスリップ』ということばを聞いたことがあるでしょうか。

 今現在の時間・空間から、突然、過去や未来の世界に移動することで、よく
 SF小説やアニメに登場したりしますね。

 今までそこにいた人が、次の瞬間には消えてしまって、影も形もなくなるの
 です。

 消えた本人は、過去や未来のどこかに、急に現れることになります。
 今とは違う時間に存在して、そこで考えたり行動したりするのですね。
 
 「そんなもの空想の世界の絵空事だよ」とお思いでしょうが、本当は、誰で
 も『タイムスリップ』をすることができるし、毎日何度も、時間を行ったり
 来たりしているといったら信じられるでしょうか?

 ……たとえば、目を閉じて、今、あなたにとって、いちばん気になっている
 ことを思い起こしてみてください。

 それは、一週間ほど前に、ミスをしてしまった仕事のことでしたか?
 それとも、来週のはじめに控えている、大勢の前でのプレゼンテーションで
 しょうか?

 あるいは、昨夜の恋人とのデートかも知れませんし、来月に行く予定の海外
 旅行ということもあるでしょうね。

 どちらにせよ、きっと、目を閉じてあなたが考えていたことは、もう過ぎ去
 ってしまったことか、これから起こると予想していることが多かったのでは
 ないでしょうか。


 それがどうして、『タイムスリップ』になるのかって?

 それはですね……

 三次元の世界に生きている私たちは、もちろん肉体がどこか他の時間に移動
 するということは起こりませんが、心は、すぐにどこか別の時間、別のとこ
 ろへ飛んでいってしまうのです。

 もし、心を実在として見ることができるメガネがあったとしたら、それをか
 けた人は驚くでしょうね。

 私たちの心は、ほとんど「今」という時間に存在していることはなく、すぐ
 に消えてしまい、いつも「過去」や「未来」へ『タイムスリップ』している
 でしょうから。

 そう、毎日、何度も『タイムスリップ』しているのです。

 そんな答えでは納得がいかないかも知れませんが、イヤなことでも、うれし
 いことでも、心に引っかかっていることに振り回されているときには、いつ
 も私たちは、今現在ではなく過去や未来にいるということは確かです。

 そして、過去や未来で、いくらがんばって考えたり行動したりしても、何も
 変化を起こすことはできないのです。
 これも確かなことですよね。

 ……ついでに、目を閉じて、こんなことを考えてみてください。

 今、あなたがやりたいと思っていることこと、望んでいること、夢や目標を
 思い描きます。
 
 そして、それに対して、「今」自分ができることを探してみます。

 どんなに小さなことでも構いません。
 目を開けたら、すぐに実行できることを見つけるのです。

 それだけで、身体が熱くなってきて、力がどんどん沸いてくるようには感じ
 られませんか?
 
 もし、心を見ることができるメガネで、今のあなたを見たとしたら、力強く
 輝く姿を目にすることになるでしょう。

 「今」自分ができることをする。

 それこそが、自分の人生を、より良い方向へ変えていくことができる唯一の、
 そして最高の方法なのですね。


 どんなに小さなことでも、「自分が」「今」「できることをやる」
 良くなるために、夢を叶えるために……

No.535

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【癒しのことば】Vol.535 2004/9/7       

  総発行部数:13,533部

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※古今東西の名言から、ストレスを和らげ心を癒すことばをお届けします。
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 「内なる道標に従えば、不可能はない」

   -- ジェラルド・G・ジャンポルスキー (アメリカの精神科医)--

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 機械は、急に調子が悪くなることがあります。

 外から見ても何も問題がないように見えるのに、動かなくなったり、おかし
 な動作をはじめたりします。

 そんなときには、動かない機械に向かって、「何をしている! もっとちゃ
 んとしろ!」などと怒鳴ったり、叩いたり蹴ったりして、無理やり動かそう
 としても、うまくいくはずもありませんよね。

 機械のなかの全部が全部、悪いのではなくて、ちょっとした部品が壊れたり、
 位置がズレたりしていただけのことが多いのですから、内部を調べ、問題に
 なっている所を直せばいいだけのことです。

 問題が大きいのなら、部品ごと取り替えることだってできるでしょう。

 
 私たちも、急に気分が落ち込んでしまうことがあります。

 何かの拍子に、自分はなんてダメなんだろうと思ってしまったり、世界で
 いちばん不幸であるように感じられて、何もやる気が起こらなくなってしま
 うのです。

 そんなときには、いくら「何をしている! もっとがんばれ!」と自分に言
 い聞かせても、かえって苦しくなるだけのことでしょう。
 無理やり何かしようとしても、重苦しい気分に押しつぶされてしまいそうに
 もなりかねませんね。

 ひとりきりで思い悩んでいると、自分の苦しみが、どんどん大きくなってい
 くように思えて、頭のなかがいっぱいになってしまいます。

 他のことは何も考えられず、ただ、自分がとても無力に感じられて、気分が
 重くなってしまうのです。
 そんなことが続くと、身体にも悪影響が出るかも知れません。

 ……そんなことになる前に、自分自身を、うまくいくようにコントロールし 
 ましょうよ。
 
 だって、苦しさや悩みに振り回されているのは、何か、ちょっとした出来事
 がきっかけで、心のどこかに問題が起こったからなのですよね。

 ずっと自分のなかにいて、そんな重苦しい気分に浸っていても、原因は見え
 てきません。
 
 機械を分解して問題の場所を探すように、一度、そこから離れてみてはいか
 がでしょうか。

 なぜ、そんなに苦しいのか
 何が心にひっかかっているのか
 自分は何を恐れているのか

 他人を見るように自分を観察して原因を考えてみると、頭のなかも整理されて
 きて、苦しさも薄れてくるかも知れませんよ。

 原因が見えてくれば、それに対して自分ができることをしてみたり、自分の
 考え方や行動パターンに変化を起こすこともできるでしょう。

 部品を修理したり取り替えて、機械の問題を解決するように、自分をコント
 ロールしてみるのです。

 また、この作業は、深く自分を理解できたり、新しい自分を発見するするこ
 とにつながって、新たな展望が開けてくることもあるでしょう。


 知っているつもりで、わかっていないのが自分。
 でも、何でも知っていて、いつも自分の良い道標になってくれるのも自分。

 いつも信頼して、大切にしましょうよ。
 そして、ときには、じっくりと内面に向き合い、貴重なメッセージを受け取
 りましょう。

 気づかない人が多いようですが、自分自身は、必要があるときには、悩みや
 問題という形で、私たちがもっと大きく成長していくためのきっかけを与え
 てくれているのですから。

No.534

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【癒しのことば】Vol.534 2004/9/6       

  総発行部数:13,532部

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 「1つのドアが閉まれば、もう1つのドアが必ず開きます。
  それはバランスをとるための、自然の法則なのです」

         -- ブライアン・アダムス(カナダのロック歌手)--

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 自分を粘土だと思ってみてください。

 乾ききって硬く固まっていることは、一見、頑丈そうだと感じられます。
 でも、上から何か重いものが落ちてきたとしたら、粉々に壊れてしまうこと
 になるでしょうね。

 かといって、水気が多くてドロドロした状態では、落ちてきたものにはね飛
 ばされて、形が無くなってしまいそうです。

 程度に湿っていて、程よい柔らかさを保っている。
 そんな粘土だとしたら、重いものに少々押しつぶされたとしても、またすぐ
 に、元に戻ることができるでしょう。


 自分を自動車のタイヤだと思ってみてください。

 空気が抜けてしまっていては、とても道を走ることはできません。
 無理をして発車しても、デコボコ道に差し掛かったら、衝撃がモロに伝わっ
 て、車を痛めてしまうでしょう。

 だからといって、パンパンになるまで空気を詰め込んでも、かえって運転が
 しにくくなるだけだし、すぐにパンクしてしまいますね。

 適度に空気を入れた、程よい空気圧のタイヤ。
 それがあってはじめて、自由に自動車を走らせることができますし、道の衝
 撃も和らげてくれるようです。


 自分を、ボールだと思ってみてください。

 坂道を転がっていくときに、ボーリングのボールのように重くてどっしりし
 ていた方が、早く進んでいくことができるように思えます。
 少々、障害物があったとしても、それらを乗り越えながら転がっていくこと
 もできるでしょうね。

 ところが、もっと重くて大きな障害物にぶつかってしまったとしたら、きっ
 と引っかかって身動きがとれなくなってしまうでしょう。

 もちろん、ラグビーのボールのように、どこかが尖っていると、うまく坂道
 を転がることはできません。

 空気が抜けていてもダメだし、入れすぎて弾みやすくなるのも、何かの拍子
 に、坂道をはずれてどこかへ飛んでいってしまう可能性があります。

 やはり、程度に硬くて、適度に柔らかい。
 そして、丸くて、大きすぎることもなく、小さすぎることもない。

 そんなボールだったら、気持ちよく坂道を転がっていくことができるでしょ
 うね。

 
 何か大きな悩みを抱えている。
 心に引っかかっていることがあって、気持ちが落ち込んでしまう。
 生きることが、とても苦しい。

 一生懸命にがんばっているのに、あるいは、すべてを受け容れようと努力し
 ているつもりなのに、なぜかうまくいかない。

 そんなときは、ひょっとしたら、自分自身のバランスが、うまくいっていな
 いのかも知れませんよ。

 がんばりすぎていたり、高い目標を自分に課してして、乾いた粘土や思いっ
 きり空気を詰め込んだタイヤのようになってはいませんか。
 目の前の問題を、何とか乗り越えるしかないと、とにかく努力を重ね続けて
 いるのですね。

 それとも、何でも相手に合わせようとしていたり、問題に対して自分は何も
 できないと自信を無くしていたりして、ドロドロの粘土や空気が抜けたタイ
 ヤになっているのでしょうか。

 頑なに自分を守り続けるために、ボーリングのボールのように硬くなってい
 たり、ちょっと尖ったラグビーボールになっていることも考えられますね。

 もう少しだけ、力を抜いてみてはいかがでしょうか。
 もっと、自分を大事にして自