2003年11月アーカイブ

No.467

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【癒しのことば】Vol.467 2003/11/28       
 総発行部数:14,507部
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※古今東西の名言から、ストレスを和らげ心を癒すことばをお届けします。
                         毎週 月・木曜日配信


      ☆今週は、ちょっと変則で、水曜日と金曜日に配信します。
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 「自分の考えたとおりに生きなければならない。
  そうでないと、自分が生きたとおりに考えてしまう」

             -- ブールジュ(フランスの小説家)--

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 『悪いのは』
 
 その人は、午後のひとときに、近くの公園にある花壇を眺めるのを楽しみに
 しています。
 いつも同じ場所で、季節季節で違った顔を見せる花たちを見ていると、心が
 和んでくるのです。

 ところが、その公園は、子供たちの遊び場でもあります。
 学校から帰った子供たちは、サッカーをしたり、鬼ごっこをしたり、大騒ぎ
 で公園中を走り回ります。

 ときには、花を眺めているその人にぶつかったり、ボールが背中に当たった
 りしてしまいうこともあります。

 そんなとき、いつもその人は、頭に血がのぼってくるのです。
 「何でいつもこんなふうに邪魔をするの。私は、ただ花を眺めているだけで
  何も悪くないのに。悪いのは、あの子供たちよ」

 イライラした気持ちを静めようと、きれいな花々に目をやりますが、またボ
 ールが飛んできたり、近くに走ってくる子供たちに驚かせられたり、そんな
 ことの繰り返しです。

 子供たちが学校へいっている、もう少し早い時間に来ることもできるでしょ
 うし、遊び場からちょっと離れた花壇の向こう側から花を見ることもできる
 はずです。
 
 でも、自分には少しも問題ないし、悪いのは子供たちの方なのだから、自分
 を変えるなどということには少しも思いがいきません。

 その人は、今日も花壇にやってきて、同じ場所から花を眺めます。
 そして、子供たちに悩まされるのです。

 「私は、何にも悪くないのに。悪いのは、子供たちなのに……」


 『コントロール』

 その人は、よくテレビを見ます。

 今度買った、新しいテレビには、長い間ほしかった高性能のリモコンがつい
 ているというので、とても楽しみです。
 
 「なるほど。これがチャンネルで、ここが音量の調整か。画面の明るさを変
  えたり、音質のコントロールも大丈夫だな。何? 映画のときやニュース
  のときなど、見る番組に一番いい画質や音質も教えてくれるのか。設定し
  ておけば、決まった時間にスイッチを入れることもできるとは便利だ」

 テレビを見るのがますます面白くなりました。

 何しろ好きなように、自分が思うように、チャンネルも音も、画質も、なん
 だってコントロールできるのですから。

 あるとき、リモコンの端末機が探しても見つからないということがありまし
 た。
 ずっとリモコンで操作してきたので、テレビの本体のスイッチは、よくわか
 りません。

 電源を入れたり、チャンネルを変えることくらいはできますが、とても不便
 に思えました。

 リモコンがないと、テレビを自由にコントロールできないのです。

 その人は、やっと見つけたリモコンを、もう手放せないと、とても大事にし
 てテレビを見ています。

 「映画だから、それに合わせた画質にして。映画だから少し大きめの音にし
  た方がいいということだな。本当はもう少し静かなほうがいいんだけどな。
  それに、吹き替えの方がわかりやすいけど、せっかく言語で字幕を出して
  くれる機能があるんだからそれを使おう。ええと、字幕を出すには……」

 気分が乗らなくても、見たい番組がなくても、今日も、時間になると、テレ
 ビのスイッチが入ります。

 その人は、コントロールしているのでしょうか?
 コントロールされているのでしょうか?
 
 同じようなことを、他にもしていませんか?


 『専門家』

 ・いつもそれを使っていて、何もかもわかっている専門家
 ・そとから眺めていて、勝手な意見をいう人

 どちらの意見を参考にした方が、うまくいくと思いますか?

 たぶん前者だと思う人が多いでしょう。
 でも、あることに関しては、たいていの人は後者の意見にしたがって行動し
 ているようです。
 
 それは「自分」に関してです。

 自分がやりたいと思うこと、望んでいることに従って行動するより、自分が
 他人の目にどう映るかを気にして、受け容れられやすいように気をつかって
 いるのです。

 なかには、自分が人にどう思われているかばかりを考えて、悩んでしまう人
 もいるのです。
 勝手な意見をいう人に踊らされて、疲れてしまうのですよね。

 ちゃんと、どうすれば元気になるか、幸せを手に入れることができるのかを
 教えてくれる専門家がいるのに……

 あなたの専門家とは、もちろんあなた自身です。
 もっとよく生きるために、その専門家を信頼することからはじめてみましょ
 うよ。

No.466

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【癒しのことば】Vol.466 2003/11/26       
 総発行部数:14,509部
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 「成功の確率を倍にしたければ、失敗の確率も倍にすることだ」

         -- トム・ワトソン(アメリカのプロゴルファー)--

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 数学者の森毅さんは、最近の学生は、試験などで自分の解答が誤りだとわか
 ると、すぐに全部を消してしまうと嘆いておられます。

 「人間は誤ることもある。迷うこともある。
  大切なのは、どこで迷い、どこで誤ったかを見極める力を養うことだ。誤
  った解答を全部消してしまってはそれができない」

 ということのようです。

 これは、現在の学校での、たったひとつの正解だけが正しくて、誤った答え
 では評価されないという試験方法の影響かも知れません。

 そんな教育を受けているうちに、いつの間にか、正しい答えだけが良いこと
 (=成功)で、間違いはすべて悪いこと(=失敗)というように思い込んで
 しまうのでしょう。

 実際には、人生には誤りや失敗はつきものですし、うまくいったことからよ
 りも、うまくいかなかったことからの方が、多くのことを学べたりもします。
 失敗や誤りが、私たちの弱点や欠けているところを教えてくれ、望む方向へ
 の道しるべになったりするのです。

 人生をゲームにたとえてみると、たとえ今日はミスもせずに完璧にできたと
 しても、明日も思うようなゲームができるとは限りません。
 絶対に勝たなくてはならない、失敗してはならないと思っていれば、ゲーム
 を楽しむどころではないでしょう。

 私たちに必要なものは、完璧にしなければならないという思いではなく、前
 に向かってベストを尽くそうという気持ちではないでしょうか。

 そうすれば、きっと今のゲームを、もっともっと楽しめるようになるでしょ
 う。


 たとえば、『ここは頑張りどころで大切だ』、と思える場面に出会ったとき
 のことを考えてみてください。

 「失敗しては取り返しのつかないことになる。絶対にうまくやらないと!」
 そんなふうに、プレッシャーを感じれば、その場面はピンチに思えます。
 そして、うまくいかなかったときの、マイナスことばかりが見えてきます。

 ところが、同じ場面でも、
 「ここでうまくできれば、すばらしい結果を手にすることができるぞ!」
 と思うのなら、それは最大のチャンスに出会ったことになりますね。
 成功したときの、プラスのことが頭に浮かんでくるのです。

 同じ場面で、同じように努力するはずなのに、ピンチになったりチャンスに
 なったりしてしまいます。
 
 どちらが本当の実力を出せるかは、おわかりですよね。
 
 それに、マイナスばかりを見ていれば、失敗すると「やっぱりダメだった」
 と落ち込んでしまいますし、たとえ成功したとしても、不安な要素が見えて
 きて、よろこぶどころではないでしょう。

 ついには、チャンスに思えることに出会っても、チャレンジしよういう気も
 起こらなくなるかも知れません。

 逆に、プラスを見るようにすれば、成功すれば、もちろんとてもうれしいで
 すし、失敗しても余裕を持って受け容れることができて、次にうまくやるた
 めには、どうすればいいかを学ぶこともできるのです。

 そして、次のチャンスを心待ちにして、積極的に探そうとするでしょう。


 もちろん、成功したり、何かをうまくやり遂げることができれば、それはそ
 れでとてもすばらしく楽しいことです。

 さらに、仮に失敗したとしても、これが自分の成長の糧になるのだと思うこ
 とができれば、もうこの世界には楽しいことしかありませんよね。
 
 いつもそんな気持ちでいるとしたら、何かとうまくいったりすることも多く
 なっていくようですよ。

 成功の女神は、いたずらで、逃げようとする人にはピンチという仮面をかぶ
 って追いかけてくるようです。
 
 それに、楽しく生きている人が大好きで、そばに寄ってきて祝福してくれま
 す。
 そして、もう少し準備した方が、もっと大きなことができるはずだと思える
 ときには、失敗という名前の「学ぶ機会」を与えてくれるのですよね。

No.465

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【癒しのことば】Vol.465 2003/11/20       
 総発行部数:13,887部
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                         毎週 月・木曜日配信
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 「自分のことが好きって顔をして生きてると、本当にそうなれるかも知れな
  い」

              -- マージ・パーシー --

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 詳しいことは忘れてしまったのですが、その昔、アフリカの原生林に住む、
 ある部族は、何か大事なことを決めたり、判断に迷ったりしたときなどには、
 湖に映る森の姿を見て決断していた、ということを聞いたことがあります。

 その森が悲しげなふうに映っていれば、悲しい結果になるだろうと判断する
 し、力強かったり喜びに満ちているように感じれば、きっとそんな結果にな
 るだろうと、迷うことなくそれを実行することができるというのです。

 これは実際には、そのときの自分の深層心理が、湖に映る森の姿に反映され
 ているように思えます。

 頭では、いいと思っていても、どこかでそれはよくないのではと思う心、た
 とえ困難な道であることはわかっていても、どうしても心がうずいて進んで
 いきたい気持ちを感じていたり……
 
 そんな自分の意識を超えたものが、森の姿に映し出されていたのではないで
 しょうか。

 心理学者のユングによると、人間の最も深い意識の層には、集合無意識とい
 う帯域があり、そこには時間・空間を超えてさまざまな想念が、この世の存
 在すべてに共通するものとしてあるということです。

 そんな深いところから来るメッセージを、湖に映る森は、目に見える形とし
 て、教えてくれているのかも知れません。

 そう、私たちの本質は、いつもそんな深い意識からのメッセージを受け取っ
 ていて、いつも自己の成長にとっていちばん意味のある選択を知っているの
 でしょう。

 直感や抑えきれない心のうずき、あるいは胸騒ぎや不吉な夢などという形と
 して……
 
 ただ、意識やエゴなどが、それをあるがままに聞くことを妨げていて、問題
 や悩みなどを引き起こしているのではないでしょうか。

 自分の直感ではなく、世間の価値基準や思い込みで判断して、結局、望む結
 果を得られなかったという経験は、誰にもあるでしょう。
 
 ただし、それが意識的であろうと無意識であろうと、今自分に起きているこ
 とは、すべてが自分が選択し同意していることだということは確かなようで
 すね。

 どんなことでも、過去に自分が「する」あるいは「しない」ということを決
 めたからこそ、それが今目の前に起こっているのです。
 深い部分からのメッセージで選択したものは、すぐにはそれとわからないこ
 ともあるかも知れませんが……

 もちろん、「それしか選択肢がなかった」とか「まわりの状況に巻き込まれ
 てしまったから」などとしか思えないこともあるでしょう。

 でも、それさえも、どこかで自分が選択または同意していたと考えられるで
 しょう。

 『過去に自分がしてきた選択が、今の自分を創ったのです』

 また、「自分とは自分が考えているものである」ということも言えるようで
 す。

 自分は内気だと思っていると、それを証明する事実ばかりを探してしまいま
 すし、自分は積極的だと思うと、やはりその証拠が目につきます。
 結果として、自分が思っている自分のイメージ通りに振る舞うことになり、
 その証拠はますます増えるということになるのです。

 『今の自分は、過去に自分が考えてきた自分の姿なのです』

 残念ながら、現在の自分に充分満足できなかったり、どうしても自分のこと
 が好きになれないという人もいるでしょう。
 
 でもね。

 今の自分を受け入れることができない、ということは、自分の過去にこだわ
 ったり、過去を否定することになってしまいますね。

 こだわったり否定すると、それはますます大きくなっていきます。
 そして、その思いが未来に反映されていくでしょう。

 それよりも、もっと大切なのは、未来のことに目を向けてみることなのでは
 ないでしょうか。
 過去の選択と考えが、今の自分を創り上げたように、今の選択と考えによっ
 て、未来は、自分の望むようにいくらでも創りだすことができるのですから。

 こんなふうに意識を変えてみましょう。

 今まで私たちがしてきた選択や考えは、そのときはそれが最良だったのです。
 
 過去は、すべてがOK。
 だって、うまくいくことやうまくいかないこと、いろいろなことを学ぶこと
 ができたのですから。
 
 だから、今、より大きな自分がいて、望む未来を創りだそうとしているので
 すよね。

 『過去はすべてOK、今の自分もすべてOK』

 そう思えた瞬間は、とても幸せな気分になれます。
 そして、未来に向かっての、ポジティブで大きな可能性を見ることができる
 のです。

 もっともっと自分を好きになりましょう。
 すばらしい今と未来を、創りだすための大切な相棒なのですから。

No.464

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【癒しのことば】Vol.464 2003/11/17       
 総発行部数:13,847部
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 「気高い夢を見ることだ。
  あなたは、あなたが夢見たものになるだろう。あなたの理想は、あなたが
  やがて何になるかの予言である」

          -- ジェームズアレン(イギリスの哲学者)--

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 少し前に、タレントの山田邦子さんが、テレビでこんなことを話されている
 のを見ました。

 山田さんがデビューしてどんどん人気が出てきた頃のことのことです。
 あることがとても気になって頭から離れず、「いっそ死んでしまいたい」と
 まで思ったことがあったそうです。

 どんなことに悩んでいたかというと、当時よく企画されていた「芸能人大運
 動会」といった番組に出演するのが、どうしてもイヤだったというのです。
 
 私たちにすれば、「え?」と思えるような悩みですが、当時の山田さんにす
 れば本当に深刻なことで、毎日そのことばかりを考えて夜も眠れない日が続
 きました。

 運動会が開催される前の日の夜も遅くまで寝つけず、思いあまって、親しか
 った友人の、クマさんことゲージツ家の篠原勝之さんに電話をかけてしまい
 ました。
 
 「クマさん、私、今日、死のうと思うの……」

 涙ながらに話す山田さんの話を、篠原さんは、黙って聞いてあげました。
 死にたいと思う理由を聞いても、ただ優しく受け容れたのです。
 
 そして、最後に篠原さんが言った一言で、山田さんは、死ぬことを辞めたそ
 うです。

 それは、
 「今日はもう遅いから、死ぬんなら明日にすれば」
 ということばだったということです。

 山田さんは、それを聞いたとたん、なんだか死ぬのがバカバカしくなって、
 それっきり、死ぬことなど考えなくなったとおっしゃっていました。

 
 きっと、山田さんは、それまで「運動会がイヤだ」とばかりを思い悩み続け、
 それしか見えなくなって、死ぬしか解決法がないと決めてしまっていたので
 しょう。
 それが、篠原さんの一言で、ちょっと違うところにも意識が向いたようです
 ね。

 すると、突然、いろいろなものが見えはじめ、死ぬ以外にもいろいろな可能
 性があることに気づいたり、そもそも悩んでいたことも、なんとか乗り越え
 ることができるのだと思えたのではないでしょうか。

 
 ときに私たちは、たったひとつのことばかりを思い詰めて、「もうどうしよ
 うもない」と悩んでしまうことがあります。
 ちょっと視点を変えてみたり、視野を広げてみれば、いろいろな可能性が見
 えてくるのに、それには気づかないのですね。

 たとえば、こんな人のことを考えてみてください。

 目の前に新しい白いキャンバスがあり、いろいろな用途の筆とさまざまな色
 の絵の具が手元にあるのに、その人は、描きたくもないウサギの絵を描こう
 としています。

 本人は、「ウサギなんてイヤだ……」と真剣に悩んでいるのですが、ウサギ
 の絵を描くための筆と絵の具しか目に入らず、ウサギを描くようにしか筆を
 動かせないと思いこんでいます。

 でも、ちょっと、目を他に向けてみれば、手元にはいろいろな筆や絵の具が
 あることに気づくでしょう。
 そして、自分は、目の前の白いキャンバスに、自分の好きなどんな絵でも描
 くことができるのだということを思い出すでしょう。

 ……その人が、ウサギを描いてしまうのは、ただ自分がウサギを描こうとし
 ているからだったのですね。

 ウサギ以外のものを描こうと思えば、ウサギ以外のものを描くための筆と絵
 の具を使って、自由に描けばよかったのです。
 
 自分の好きなものを描くためには、自分の好きなものを描くような筆と絵の
 具を使って、自分の好きなものを描くように筆を動かせばいいだけなのです
 よね。
 
 「そんなことにも気づかないなんて……」
 そう思われるかも知れませんが、そんな人って、結構、多いようですよ。


 あなたは、今、「前に進めない」とか「なかなか夢を実現できない」などと
 思ってはいませんか。
 何かどうしようもないと思えることに、悩まされてはいないでしょうか。

 もしそうなら、ちょっと深呼吸してみましょうよ。
 そして、もう一度思いだしてください。

 あなたが、本当にしたいことはどんなものだったのでしょうか。
 悩んでいること、どうしようもないと思っていることではなく、自分が望ん
 でいるのは、どんな状態なのでしょう。
 
 あとは……
 そこに意識を向けて、ただ進んでいくだけですよね。

No.463

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【癒しのことば】Vol.463 2003/11/13       
 総発行部数:13,771部
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 「きみの心に書き記せ。
  くる日、くる日が最良の日」

              -- エマーソン(アメリカの思想家)--

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 こんなことを試してみてください。

 ちょっと重めのもの、たとえば分厚い百科事典や鉄アレイなどを手に持って、
 その重さを感じます。

 そして、そのまま、何か嫌なことを考えてみます。

 溜まっている仕事や月末のローンの支払い、顔を見たくない人のこと、ある
 いは過去の辛かった経験……

 さあ、手に持ったものの重さは、どのように変化しましたか?
 急にズシリと重さを増したように感じられたかも知れませんね。

 では次に、ワクワクして楽しいことを考えてみましょう。

 将来の夢、好きな人のこと、旅行の計画やリラックスできる場所でくつろい
 でいる自分の姿など……

 今度はどうでしょうか。
 手のなかのものが、さっきよりもずっと軽くなってしまったのではないでし
 ょうか。

 もちろん、そのものの重さが本当に重くなったり軽くなったりしたわけでは
 ありません。
 ただ、自分のエネルギーを、嫌なことを考えてマイナスな方向に消費してい
 るか、ワクワクするようなプラスに向けているかの違いなのです。

 私たちの人生も、心がプラスの方に向いていれば、少々の不運や逆境に出会
 っても、それを跳ね返して前に進んでいくことができます。

 でも、心のエネルギーが、マイナスなことに引っかかっていると、ちょっと
 した躓きでも、自分に重くのしかかってくるように感じられて、進むことが
 苦しくなってきます。

 
 私たちが使える時間は、誰でも一日24時間、86400秒と決まっていま
 すね。

 これを、毎日与えられる日当のようなものだと考えてみてください。

 朝起きたときに、その日の分として、86400秒を手渡されます。
 
 この日当は、どんなことに使うのも自由ですが、夜寝るときには、使わずに
 残っている分は、すべてを返さなければなりません。
 
 たいていは、そのとき睡眠を取る時間だけが残されていて、これは消えてし
 まいます。
 あとは、食事などの生活に必要な時間など、どうしても必要な時間も使わざ
 るを得ません。

 残った日当で、なんとかその日を有意義に過ごすようにやりくりしたいもの
 です。

 ところが、ある人たちは、仕事を嫌だと思ったり、嫌いな人のことを思い出
 して気分を悪くすることに、かなりの量を消費します。

 あるいは昔の辛かった経験を思い出したり、まだ起こってもいない未来を思
 い悩んだりして、大事な日当を使っているのです。

 そんなふうにマイナスなことに使われる時間は、エネルギーが下がり、肩に
 乗っているネガティブな重荷に押しつぶされないようにするのがやっとで、
 大切なその日を充実したものにすることを難しくなります。

 それに不運や失敗という、ネガティブな重荷は、こんな人たちの肩の上が居
 心地がいいようで、どんどん集まってくるのです。

 逆に、朝起きたときからプラスのことに意識を向けている人たちは、どんど
 んエネルギーが沸いてきて、前に進んでいこうという力が満ちあふれてきま
 す。

 与えられた日当を、前向きに楽しく、自分が望むことに使うことができるの
 です。


 できれば、私たちも、プラスの方向にエネルギーを使う時間を増やしていき
 たいものですね。

 そうすれば、毎日が、最高の日だと思えるでしょう。

 といっても、一生懸命になって、
 「マイナスなことを考えてはいけない、プラスの思いを持たなくては……」
 とがんばることはありません。

 そう……
 ただ自分の心が軽くなるように感じることだけを、考えたり楽しんだりして
 みればいいだけのことなのですよ。

No.462

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===================================== http://www.iruka.jp/iyashi/ ===
【癒しのことば】Vol.464 2003/11/10       
 総発行部数:13,767部
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 「人間は失敗するためではなく、成功するために生まれる」

    -- ヘンリー・デイビィッド・ソロー(アメリカの思想家)--

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 私たちが出会う出来事は、一見、『良いこと』や『悪いこと』があるように
 思えます。

 でも、それは、私たちがそんなふうに見ているから、そう思えるのではない
 でしょうか。

 仕事で失敗してしまった。
 
 これは、悪い出来事のように見えますが、うまくいかないやり方を発見する
 ことができ、潜在的な問題点を改善するきっかけを得られたと考えれば、結
 局は『良いこと』だったということになるかも知れません。

 失恋してしまった。
 突然リストラされた。

 こんなが起これば、とても辛いですね。

 ところが、そのおかげで、もっと自分と合う人に出会えたり、自分の能力を
 活かせる仕事を見つけられるということもあるでしょう。
 だとしたら、『良いこと』になってしまいます。

 逆に、宝くじが当たったことによって身を持ち崩したり、仕事が順調続きで
 油断していて、状況が変わっても機敏に対応できなくて苦しむことになった
 り……

 『良いこと』に思えても、結果的には、マイナスになってしまったりします。

 ということは、どんな出来事でも、それ自体は中立で、良くも悪くもないと
 いうことが言えるのではないでしょうか。
 
 ここで問題になるのは、私たちは成長する過程で、自分にとって何がプラス
 で、何がマイナスなのかを決めつけてしまうようになる、ということです。

 成功したり、うまくいったりすることはプラス。
 失敗する、うまくいかないことはマイナス。

 そんなふうに信じ込んでいる人にとっては、ほとんどの時間がマイナスな出
 来事の繰り返しになってしまいます。


 なぜなら、成功やうまくいくということは、よっぽど大きな成果を達成でき
 たり、幸運に恵まれた状態を思ってしまうからでです。
 
 「何をやってもうまくいかない……」
 「成功なんて、できっこないよ」

 などと考えている人は、そんなパターンに陥っているようですよ。

 
 ここで、新しいゲームを提案してみましょう。

 誰もが、毎日、同じ数だけの中立な出来事を与えられているとして、それに
 『プラス』か『マイナス』の、どちらかのシールを貼るとします。
 
 どちらのシールを貼るかは、その出来事が、自分にとって、どれでけ『プラ
 ス』なのか、『マイナス』になるのかを、探し出すことによって判断します。

 半分以上『プラス』のシールを貼ることができれば勝ちで、半分以上が『マ
 イナス』になれば負けです。

 同じ出来事でも、どれだけ、プラスの要素を見つけられるか、マイナスの要
 素が目についてしまうかどうかが、勝敗の分かれ道になるようですね。

 さあ、今日からチャレンジしてみましょうよ。
 
 
 ……実は、人生において、成功している人と、そうでない人との差は、そん
 なゲームに勝っているかどうかの違いだけのようです。
 
 どんな出来事にも『プラス』の要素を探そうと思えば、それは必ず見つかり、
 『マイナス』の要素を探し出そうとすれば、それも必ず発見することができ
 るでしょう。

 私たちが人生を楽しいと思えるのは、与えられた時間のなかで、出会う出来
 事のなかで、どれだけ『プラス』のことを見つけだすことができるかどうか
 によって決まるのです。

 そのことを知れば、誰だって、このゲームには勝つことができるはずです。


 だって、私たちは、成功するために生まれてきたのですから。
 人生を、思いっきり楽しむために、今、ここに存在しているのですから。

No.461

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【癒しのことば】Vol.464 2003/11/6       
 総発行部数:13,723部
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 「チャンスというものは、多くの場合、辛い経験に姿を変えてやってくる。
  だから、ほとんどの人はそれと気づかない」

        -- A・ランダース(アメリカのジャーナリスト)--

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 考えてみてください。

 1秒でも早く走ろう。
 少しでも高く飛ぼう。

 そんなことを思って努力している陸上選手ほど、何度も何度も壁にぶつかる
 でしょう。
 
 はじめは、がんばればがんばるほど成果もあがります。
 でも、いつかは必ずいくらがんばっても、なかなか記録が伸びない、これが
 自分の限界かと思えるときがきます。

 その壁をうち破るためには、今までよりももっと努力するか、違った方向へ
 意識を向ける必要があります。
 そして、壁を破ることができれば、さらに成長した自分になれるのです。
 
 この壁は、
 「記録などどうでもいい」 
 「結果なんて気にしないさ」
 などと思って、努力も何もしない人には、けっして現れることはないものな
 のでしょう。

 
 昔の人は、この世界は巨大な亀の背中に乗っているとか、4匹のゾウに支え
 られていると考えていました。
 地球は平らで、海の終わりは滝のようになっていて海水が流れ落ちているし、
 太陽も月も星たちも、地球のまわりをまわっていたのです。

 今考えると、明らかに間違っているのですが、当時の人たちにとっては、そ
 れは真実でした。
 生活していくうえで、それで何の支障もなかったし、自分が見える世界を十
 分に説明できていたのです。

 ところが、天体観測の技術が発達するにつれ、地球が球形で宇宙空間に浮か
 んでいたり、地球も他の惑星と同じように太陽のまわりを回っているという
 ことがわかってきました。

 コペルニクスの例でもわかるように、その新しい真実を受け入れられるため
 には、多くの血が流され相当な苦しみを呼んでいたようです。

 その血や苦しみは、真実を知ってしまった人たち。
 そう、今までよりももっと世界が広がった人たちのものだったのです。

 
 あることを真実だと思い込めば、この世界は、その真実に合うように見えて
 きます。

 「人生とは苦しいものだ」
 「成功するためには、必死でがんばらないといけない」
 「正直者は損をする」

 そう信じて見てみれば、それを証明する事実はいくらでもみつかります。
 というより、その真実に合わないことは、目に留まらないようです。

 ところが、ときには、自分が信じている真実では、対処できない状況に陥る
 場合があります。

 人生が楽しくなってしまったり、がんばらないでも成功できたり、自分の損
 得だけを考えて行動した結果、失敗してしまったり……
 それ以外にも、自分のなかの真実では、どうしても辻褄が合わなくなったり
 することもあるのです。

 これは、ある意味で、とても大きな苦しみだと言えます。
 今まで自分が築きあげてきたものが間違っていたり、意味がないという事実
 を押しつけられているようなものなのですから。

 でも、別な見方をすれば、自分の世界がさらに広がったと考えることもでき
 ます。

 今まで信じていた真実は、確かにそれまで生きていた世界では役に立ってい
 たけれど、今は、もっと大きな世界へ進んでいくチャンスなのです。

 そう考えれば、苦しみや辛い出来事も、私たちがもっと大きく成長するため
 に必要なチャンスだと思えてくるのではないでしょうか。

 地球からだけ見ていれば、太陽や星は自分のまわりを回っています。
 でも、もっと広い視野で見てみれば、それはけっして正しいことではないと
 わかるでしょう。

 それを受け入れるのは苦痛かも知れませんが、自分の世界を広げるチャンス
 なのです。

 がんばって生きているのではなければ、壁などにぶつかることはないでしょ
 う。
 もっと成長しよう、もっと大きくなろう。
 そんな気持ちがあるからこそ、壁にぶつかり、苦しみこともあるのです。

 
 何?
 今、壁にぶつかって苦しんでいるですって?

 それは、よかった。
 大きなチャンスに出会うことができて、本当におめでとう!

No.460

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【癒しのことば】Vol.460 2003/11/3       
 総発行部数:13,628部
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※古今東西の名言から、ストレスを和らげ心を癒すことばをお届けします。
                         毎週 月・木曜日配信
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 「人の行動を妨げる欠陥は、何かができるのにそれを意識しないことにある」

              -- ボシュエ(フランスの哲学者)--

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 子供の頃、私が、はじめて買ってもらった自転車には、補助輪がついていま
 した。

 この補助輪には、とても役に立ちました。
 幼い頃には、足の力もあまり強くなかったし、バランスもうまくとれなかっ
 たのです。

 補助輪があったから、転ばずにうまく自転車に乗れていたのでしょう。
 補助輪は、私を守ってくれていたのですね。

 ところが、少し大きくなると、補助輪が邪魔に思えてきます。
 力も付き、乗り方も上達してくると、スピードを出したいときや急なカーブ
 を曲がるときには、補助輪が地面に当たって走りにくいのです。

 それでもしばらくは、まだ怖かったので補助輪を手放せないでいましたが、
 まわりの同年代の子供たちが次々と補助輪をはずすのを見て、思い切って取
 りはずしてみることにしました。

 当初こそ不安も感じましたが、すぐに自転車が乗りやすくなってしまいまし
 た。
 
 そのとき、ふと思いました。
 「こんなに楽に自転車に乗れるのに、今まで、どうして補助輪なんかをつけ
  ていたんだろう……」


 人生においても、誰だって子供の頃には、自分を守ってくれる補助輪をつけ
 ていました。

 「私は、おとなしい」
 「いつも元気でいなければならない」
 
 そんなふうに振る舞うことで、はじめてまわりの人に受け容れられるような
 環境があったのかも知れません。
 その補助輪が、自分を助けてくれていたのでしょうね。
 
 「人を信じてはいけない」

 誰かを信用して傷ついた経験があったのでしょうか。
 人に不信感を持つという補助輪が、それ以上、深く傷つくことから守ってい
 てくれたのでしょうね。

 確かに、こんな補助輪は、はじめは私たちを助けてくれていたのでしょう。
 でも、今では、かえって邪魔になっていることも多いのではないでしょうか。

 「私は、○○だ」
 そう信じていることが、もっと自由に、思い通りに生きることを妨げている
 のかも知れません。

 「私は、○○できない」
 はじめは、そう信じ込むことで、失敗したり辛い思いをすることから、身を
 守ったのでしょう。

 そう、昔は、まだ必要な力がなかったのです。

 ところが、今ではその補助輪が、自分はできないという現実を創り出してい
 るということもあり得ます。

 「○○できない」と思うと、本当にそうなってしまうのです。

 自分を助けてくれているはずの補助輪が、かえって望んでいる人生を楽しむ
 妨げになっていないかどうかを確かめてみてみましょう。

 「もっと前向きに生きたい」
 そう思うのなら、『新しいをやると必ず失敗するよ』『私は何もできない』
 『人生なんて大した意味はないさ』などという補助輪が、自分に付いていな
 いかどうか振り返ってみましょう。

 「幸せになりたい」
 だったら、『私は、幸せになる値打ちのない人間だ』『苦労してこそ人生だ』
 『幸せなんて長続きしないものだ』という補助輪を、いつまでも付けたまま
 にしていませんか。

 ……もし、もう必要ではない補助輪が付いているいることに気がついたら、
 怖がらないで、すぐにはずしてしまいましょうよ。

 だって今では、自分が本当にしたいことができるだけの力が、ちゃんと身に
 ついているはずなのですから。
 
 そう、この世界は、いつも自分が思っているよりも大きいものですし、自分
 の力は、自分が信じているよりも大きいものなのです。

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