============================================ http://www.iruka.jp =====
【癒しのことば】Vol.450 2003/9/25
総発行部数:13,512部
======================================================================
※古今東西の名言から、ストレスを和らげ心を癒すことばをお届けします。
毎週 月・木曜日配信
----------------------------------------------------------------------
「この世のどんな力も、あなた自身ほど、あなたの成長を確実に、そして容
赦なく妨げることはできない」
-- コリン・ターナー(アメリカの作家)--
----------------------------------------------------------------------
大空を、自由に飛び交う鳥たちの姿を眺めながら、1羽の鳥が、ため息をつ
きました。
「私も、あんなふうに高く飛びたい。遠くの方へ、飛んでいきたい……」
その鳥は、自分は、他の鳥たちのように、思い通りに飛び回ることはできな
いと信じていました。
今まで何度も、精一杯の力を込めて翼をはためかせてみたのですが、ほんの
少し身体を浮き上がらせるのがやっとです。
自分は飛ぶ力がないんだ……
高く飛んで、好きなところへ行くことなんてできないんだ……
毎日、そんなことばかり思っては、辛い日々を暮らしています。
「ああ、もっと自由に飛ぶことのできる能力が欲しい!」
鳥は、いろいろなところへ行ってみたり、さまざまな方法を試してみました
が、空を飛ぶ力は、みつからないのです。
……でも、その鳥が、本当に必要としているのは、どうやら空を飛ぶ能力で
はないようです。
よく見てみると、鳥は、その脚で、大きな石をしっかりと掴んでいるのです。
空を飛ぶ能力を手に入れることではなくて、自分が石を掴んでいることに気
づくことさえできれば、鳥は、もっと高く、もっと遠くまで飛んでいくこと
ができるでしょう。
なぜなら、その鳥には、はじめから、大空を自由に飛び回る能力があるから
です。
そして、鳥は、いつでもその石を、手放すことができるのです。
……そんな話を聞いた別の鳥が、言いました。
「バカげたことだ。
この鳥は、飛ぶ力があるのに、それを知らずに、飛びたいと思っているの
だ。
掴んだ石を離せば、好きなように飛んでいくことができるのに」
鳥は、しばらく考え込んでいましたが、深刻な顔で続けます。
「確かに、私も似たような状態に思えるだろう。
ひょっとしたら飛ぶ能力があるかも知れないのに、こんなふうに飛びたい、
飛びたいと言っているのだからな。
しかし、私の場合は、ちょっと違う。
こんなふうに大きな石を、脚にくくりつけられているのだから。
その鳥は、自分で石を掴んでいたが、私は、自分の意志でしているのでは
ないから、どうすることもできないんだ。
そんなことより、どこかに、飛ぶ力を手に入れる方法はないものかな?」
その鳥も、気づいてはいないようです。
何とか飛べるように努力してきたけれど、脚に結ばれた石を外そうとしてみ
たことはなかったことに。
あなたは、自由に生きていますか?
夢に向かって、進んでいますか?
「やりたいことはあるんだけど、なかなか思うようにはいかなんだ。
自分には能力もないし、時間もお金も自由にならないからね。
いつかは、やりたいと思っているけど、今は無理かなあ」
そんなことを思ったとしたら、知らない間に、石をしっかりと掴んでいるの
かも知れませんよ。
「そんなことはないよ。
仕事を辞めるわけにはいかないし、家庭の事情があるから。
自分では、どうしようもないんだ」
って、脚に結ばれた石を外そうとしたことはありますか?
「もし、何でもできる能力と、ありあまる時間とお金が手に入ったら、これ
から何をやりたいですか?」
答えが何であれ、あなたには、必ずそれを実現できる力があるはずです。
だからこそ、心のなかに響いて、それを望んでいるのでしょう。
今まで、いろいろな事情があったり、自分にはできるはずがないと思ってい
たかも知れません。
どうすれば、それができるのかを、探し求めていたかも知れません。
手に入れるのは、簡単ですよね。
ただ掴んだ石を離せば、いいだけのことなのですから。

コメントする