2003年9月アーカイブ

No.451

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【癒しのことば】Vol.451 2003/9/29       
 総発行部数:13,533部
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※古今東西の名言から、ストレスを和らげ心を癒すことばをお届けします。
                         毎週 月・木曜日配信
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 「未来は、夢の美しさを信じられる人のものです」

     -- エレノア・ルーズベルト(アメリカの人道主義者)--

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 ある場所へ行くために自転車に乗ろうとしている、と思ってみてください。

 とても行きたいの場所なのですが、道は遠くて険しいように感じられます。
 暗くなれば、迷ってしまうかも知れませんし、疲れ果てて途中で立ち往生す
 るということも考えられます。

 走り出そうかどうか、なかなか決心がつきません。

 はたして、この自転車で、目指すところへ辿り着けるのでしょうか。
 今までは、どこへ行くにも愛用していましたが、こんなに遠くまで進むには、
 ちょっと心配です。
 
 パンクしたり、険しい道を走ることができないのでは、などと不安も感じま
 す。

 いろいろ悩んでいるうちに、そもそも自分は、自転車に乗れるのだろうか、
 という疑問が湧いてきました。

 確かに、これまでは自転車で、走ることはできている。
 でも、こんなに細いタイヤが2つだけで、倒れてしまわないのだろうか。

 それに、考えれば考えるほど、自転車でカーブを曲がることなど、不可能だ
 と思えてきます。

 頭のなかで、イメージしてみます。

 カーブに差し掛かってからハンドルをきったのでは、うまく曲がることがで
 きないでしょう。
 道からはみ出してしまうかも知れませんし、急にハンドルをきると、後輪が
 ついてこれずに、倒れてしまう恐れがあります。

 カーブを曲がるためには、その曲がっている角度と自転車の速度を計算し、
 少し手前から必要に応じて外側へ回り込み、曲がる方向へ体重をかけながら、
 ハンドルを傾けなければなりません。

 どう考えても、こんな神業みたいなことはできません。
 今まで、自転車に乗れていたのが不思議だったのではないでしょうか。

 そう言えば、自転車に乗れるかどうかなんて、今まで考えたことなどありま
 せんでした。

 考えたのは……望むところへ行こうとしたから……
 だけど、いつの間にか、こんな考えが自分にのしかかっています。

 「今、必要なのは、もっと道を知り、自転車へ乗る練習をすることだ。ちゃ
  んと準備をしないと、とてもじゃないが行きたいところへは辿り着けない
  だろう」

 そして、辿り着きます。
 いつまでも夢にあこがれながら、同じ場所に立っている未来へ。


 違う未来を手に入れる方法もあります。
 必要な準備は、次の3つだけです。

 ・遠くて険しい道を、自分へのチャレンジと考えること。

 ・自転車に乗れるかどうか不安に思えてきても、今まで、ちゃんと乗ってい
  た自分の力を信頼すること。
 
 ・そして、行きたいところを、目指して走り出してみること。


 自転車に乗れる人なら、近くの場所へは、走り出せば必ず辿り着くことがで
 きると知っているでしょう。
 
 いくら遠くても、走ってさえ行けば、いつかは辿り着けることもわかります
 よね。

 道がわからなければ、聞けばいいのです。
 どうしても進めない険しい道なら、回り道をすることもできますし、疲れた
 ら、休みながら進んでも構いませんよね。

 今では、考えなくても自転車へ乗れるのです。
 あなたが夢見たのは、必ず、そこへ行けるからなのです。

 さあ、お気に入りの自転車で、あなたはどんな未来へ辿り着くために、走り
 はじめますか?

No.450

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【癒しのことば】Vol.450 2003/9/25       
 総発行部数:13,512部
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 「この世のどんな力も、あなた自身ほど、あなたの成長を確実に、そして容
  赦なく妨げることはできない」

            -- コリン・ターナー(アメリカの作家)--

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 大空を、自由に飛び交う鳥たちの姿を眺めながら、1羽の鳥が、ため息をつ
 きました。

 「私も、あんなふうに高く飛びたい。遠くの方へ、飛んでいきたい……」

 その鳥は、自分は、他の鳥たちのように、思い通りに飛び回ることはできな
 いと信じていました。

 今まで何度も、精一杯の力を込めて翼をはためかせてみたのですが、ほんの
 少し身体を浮き上がらせるのがやっとです。
 
 自分は飛ぶ力がないんだ……
 高く飛んで、好きなところへ行くことなんてできないんだ……

 毎日、そんなことばかり思っては、辛い日々を暮らしています。

 「ああ、もっと自由に飛ぶことのできる能力が欲しい!」

 鳥は、いろいろなところへ行ってみたり、さまざまな方法を試してみました
 が、空を飛ぶ力は、みつからないのです。

 ……でも、その鳥が、本当に必要としているのは、どうやら空を飛ぶ能力で
 はないようです。

 よく見てみると、鳥は、その脚で、大きな石をしっかりと掴んでいるのです。

 空を飛ぶ能力を手に入れることではなくて、自分が石を掴んでいることに気
 づくことさえできれば、鳥は、もっと高く、もっと遠くまで飛んでいくこと
 ができるでしょう。

 なぜなら、その鳥には、はじめから、大空を自由に飛び回る能力があるから
 です。

 そして、鳥は、いつでもその石を、手放すことができるのです。


 ……そんな話を聞いた別の鳥が、言いました。

 「バカげたことだ。
  この鳥は、飛ぶ力があるのに、それを知らずに、飛びたいと思っているの
  だ。
  掴んだ石を離せば、好きなように飛んでいくことができるのに」

 鳥は、しばらく考え込んでいましたが、深刻な顔で続けます。

 「確かに、私も似たような状態に思えるだろう。
  ひょっとしたら飛ぶ能力があるかも知れないのに、こんなふうに飛びたい、
  飛びたいと言っているのだからな。

  しかし、私の場合は、ちょっと違う。
  こんなふうに大きな石を、脚にくくりつけられているのだから。
  その鳥は、自分で石を掴んでいたが、私は、自分の意志でしているのでは
  ないから、どうすることもできないんだ。

  そんなことより、どこかに、飛ぶ力を手に入れる方法はないものかな?」
  
 その鳥も、気づいてはいないようです。
 
 何とか飛べるように努力してきたけれど、脚に結ばれた石を外そうとしてみ
 たことはなかったことに。

 
 あなたは、自由に生きていますか?

 夢に向かって、進んでいますか?

 「やりたいことはあるんだけど、なかなか思うようにはいかなんだ。
  自分には能力もないし、時間もお金も自由にならないからね。
  いつかは、やりたいと思っているけど、今は無理かなあ」

 そんなことを思ったとしたら、知らない間に、石をしっかりと掴んでいるの
 かも知れませんよ。

 「そんなことはないよ。
  仕事を辞めるわけにはいかないし、家庭の事情があるから。
  自分では、どうしようもないんだ」

 って、脚に結ばれた石を外そうとしたことはありますか?


 「もし、何でもできる能力と、ありあまる時間とお金が手に入ったら、これ
  から何をやりたいですか?」

 答えが何であれ、あなたには、必ずそれを実現できる力があるはずです。
 だからこそ、心のなかに響いて、それを望んでいるのでしょう。

 今まで、いろいろな事情があったり、自分にはできるはずがないと思ってい
 たかも知れません。
 どうすれば、それができるのかを、探し求めていたかも知れません。

 手に入れるのは、簡単ですよね。
 ただ掴んだ石を離せば、いいだけのことなのですから。

No.449

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【癒しのことば】Vol.449 2003/9/22       
 総発行部数:13,539部
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                         毎週 月・木曜日配信
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 「うその自分を見せようと努めるより、ありのままの自分を見せるほうがず
  っと得であろう」

         -- ラ・ロシュフーコー(フランスの思想家)--

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 スピーチをするために、大勢の人の前に立っています。

 必ず話さなければならない項目は、忘れないように箇条書きにしてあります。
 
 うまく伝わるように、キチンと原稿も作りました。
 何度も、練習を繰り返して、準備は万端のはずです。

 ところが、こんなにたくさんの人に見られていると思うと、心臓がドキドキ
 してきます。
 恥をかかないように、しっかりしていなければならない、ちゃんとしていな
 ければならないと気持ちはあせりますが、頭が真っ白になって、とても平静
 ではいられません。

 とにかくスピーチをはじめようと、原稿を読み始めます。

 ひとりで練習していたときは、顔をあげて堂々と話せるようにがんばりまし
 たが、今は、それどころではありません。
 間違ってはならないという気持ちから、うつむいたまま、演台に置いた原稿
 から目を離せないのです。

 これではいけないと顔をあげると、こちらを見ている目、目、目。
 自分がどんなふうに思われているだろうか、どのように見えているのだろう
 か、そんなことが気になって仕方がありません。

 手のひらに、汗が浮かんでくるのが感じられます。
 どこまで原稿を読んだかわからなくなっては大変だと思うと、原稿を押さえ
 る手からも力が抜けません。

 肩にも背中にも、体中に力が入っているし、呼吸も浅くなって息苦しいので
 すが、どうすることもできないのです。
 笑顔を作ろうとしても、顔中強ばっていて、ぎこちなく口をゆがめるのが精
 一杯です。

 ふと思います……
 「もっと楽になりたい。ああ、自由でいたい。自分自身でいたい」

 
 愛する人と出会いました。

 会うときにはいつも、ドライブや映画へ行くことにしています。
 その人が、そんなふうに過ごすのが好きだと言っていたので。

 明るくて楽しい人がタイプだと聞きましたので、その人の前では、いつもニ
 コニコしているように心がけています。
 落ち込んでいたり、悲しいときもあったのですが、そんな暗い話題は避けて、
 楽しい話だけをするようにしています。

 その人のことが好きだから、できるだけ、その人の好む人になろうと努力し
 ています。

 きっと、自分をそのまま出しては、嫌われてしまうでしょう。
 確かめたことはないけど、そんな気がします。
  
 だけど、最近、感じます。
 その人は、私と会っていても、あんまり楽しくないように思っているように。
 口に出しては言わないけど、いつも、何となく窮屈そうにしているのです。

 私だって、その人と会うときには、とても疲れますし、窮屈に感じるのも確
 かです。
 でも、もっともっと、その人に気に入られるように、がんばっていかなけれ
 ばならないのです。

 ひとりきりになったときに、ふと思うこともあります……
 「もっと楽になりたい。自由でいたい。自分自身でいたい」


 考えてみましょう。

 「こうしなければならない」
 「これをしてはいけない」

 そんな思いは、本当に、自分を導いてくれるガイドになっているのか。
 それとも、自分を縛り付ける鎖になってしまっているのか。

 人間は、社会的な動物ですから、生活のなかで、守った方が、なにかとスム
 ーズにいくことがあるでしょう。

 たとえば、スピーチでの伝えなければならないポイント、恋愛なら、ある程
 度は、相手に合わせた方が、お互い楽しく過ごせる、など。

 でも、同時に私たちは、自由でなければ、窮屈に感じます。

 このバランスが、うまくとれていればいいのですが、苦しみや悩みは、その
 ギャップから生まれてくることが多いようにも思えます。

 ……私が、覚えておいてほしいのは、次のことだけです。

 「楽に生きることは自由に生きることであり、本当の自由とは、自分自身で
  いることだ」

 生きるのが辛くなったときに思い出してください。
 なぜなら、今味わっている苦しみ、悩み、問題は、自分自身を生きていない
 よ、ということを教えてくれているのかも知れないからです。

 そして、自分自身をみつける、チャンスでもあるのですから。

No.448

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【癒しのことば】Vol.448 2003/9/18       
 総発行部数:13,672部
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 「道は近きにあり、かえって之を遠きに求む」

                   -- 孟子(中国の思想家)--

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 「自分を変えたい」
 そう思う人は、たくさんいます。

 ところが、
 「自分を変えることができる」
 と思う人となると、そんなにいないようです。
 
 たとえ、自分を変えることができるという人がいたとしても、そのためには
 何か大変な準備が必要だったり、特別なことをしなければならないと、考え
 ていることが多いのではないでしょうか。
 
 そんな人たちは、心のなかで、こう思っているようです。
 「今は、まだ無理だけど、いつかは必ず自分を変えようと思っているんだ」

 あるいは、自力で変わるのが無理だからと、どこかに変化のきっかけを求め
 たり、導いてくれる人を探し続けている人もいます。

 何かがあれば……
 準備さえできれば……
 時期が来れば……
 この問題さえ解決すれば…… 自分を変えることができる。

 そう思うということは、「今は、自分を変えることができない」と言ってい
 るのと同じですよね。

 内面で、そんな思いを持っているとしたら、外界は、それを確かめるだけの
 ものになってしまいますよ。

 たとえば、自分の性格をどうにかしたい、と思っているとします。

 性格というのは、大ざっぱに言うと、ある状況に対する反応のパターンだと
 考えることができます。
 
 すぐに怒りがこみ上げる、いつも自分を責めてしまう、必要以上に同情する
 ことが多い。

 そんな反応をするのは、これまでの人生において、必要があって作られたも
 のなのでしょう。
 今では、無意識にパターン化されているものだといえますね。

 これは自分が作りあげた習慣なのですから、自分で変えていくことができる
 はずです。

 変えたいと思うような反応をしたとき、つまり、怒りを感じた、自分を責め
 ている、また同情している、そう気づいたときには、まず自分の反応を見て
 みればいいのです。
 
 「なぜ、自分はいつも、こう反応してしまうのか」
 そう掘り下げて、自分の内面の動きを理解し、それに対して、どう反応する
 ことが望ましいのかを見つけるよう努めるのです。

 それを繰り返していけば、新しい習慣が芽生えてきます。
 これは、自分がもたらした、すばらしい変化ですよね。

 「じゃぁ、早速やってみよう」
 そう思った人は、ある意味、もう自分を変えることができたと言ってもいい
 かも知れませんね。
 
 「いい話だけど、今はちょっと無理だな。もっと準備ができたら……」
 そう思ってしまった人は、「自分を変えることができない」、という思いを
 持っている人ですね。

 「自分を変えることができない」と思えば、変えることはできません。
 でも、「自分を変えることができる」と思えば、変えることができるのです。

 「フルマラソンを、2時間台のタイムで完走しよう」

 そう思っても、普段から走っている人ならともかく、あまり運動もしない、
 仕事も忙しい、体力も落ちている、そんな自分ならまず不可能だと思えます。

 そして、無理だとあきらめて、走ることもしないなら、その時点で100%
 できないことが決定してしまいます。

 確かに、2時間台は難しいだろうが、少しでも近づくことはできるかも知れ
 ない。
 
 そう思って、毎日、少しでも走ってみることにしたとすれば、新たな習慣が
 生まれたということです。
 マラソンのタイムはともかく、人生に変化を起こしたということですね。

 自分を変えるためには、大きなこと遠いところを見る必要はありませんし、
 どこか他をを探しても方法が見つかるわけでもありません。

 簡単なことです。
 「自分は、今よりもっと大きくなることができる」
 そう信じて、まず一歩を踏み出すことが大事なのですね。

No.447

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【癒しのことば】Vol.447 2003/9/11       
 総発行部数:13,567部
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                         毎週 月・木曜日配信
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 「どんな問題にも解決はあることを信じなさい」

         -- ノーマン・V・ピール(アメリカの宗教家)--

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 道を歩いていると、突然、どこからか石ころが飛んでくる。

 身体に当たると、ケガをしてしまうかも知れません。
 石ころの大きさやスピードにもよりますが、当たり所が悪ければ、治療に何
 日もかかる大ケガをしてしまうことも考えられます。

 石ころは、いつ、どこから飛んでくるのかわからないのです。

 そんな道を歩くとすれば、普段から身体を健康に保ち、とっさに逃げること
 ができる反射神経も鍛えておく必要があるでしょう。
 そうすれば、ある程度石ころが当たるのを避けることができますね。

 さらに、厚めの服を着たり、必要があれば鎧を身にまとうことで、石ころが
 当たったときの衝撃を和らげることができます。

 それでも気になるようなら、石がくるところを探して、何とか飛んでこない
 ようにするか、いっそそんな道は、もう二度と歩かないと決めて、他の道を
 探すという方法もありますね。


 私たちの人生も、同じようなものだと考えられないでしょうか。

 イヤな出来事や不運は、いつどこからやってくるかわからない。
 まともに受け止めては、ショックが大きすぎて、何日も気分が沈んでしまう
 こともあるでしょう。

 それを避けるためには、普段から身体の健康、心の健康に気をつけ、前向き
 な気持ちでいた方がいい。
 身体が弱っているときや、消極的な気分のときには、ちょっとしたことでも、
 悪いように悪いように考えて、落ち込んでしまいます。

 適度なストレス解消法を知って、イヤことをかわす反射神経を身につけたり、
 厚い服や鎧を着るように、ポジティブな考え方や強い信念を持つことも大事
 になってくるでしょう。

 勇気を出して、イヤな出来事の原因を追及していったり、改善していくことも
 できます。
 あるいは、いっそのこと、石ころならぬイヤなことが多い環境から逃げ出し、
 もっと気楽に生きていける場所を見つけることですね。

 私たちの生き方は、自分で決めることができます。
 どんな道を歩いて、どこへ行くかを決めるのも自分なのですよね。


 なかには、石がいっぱい飛んでくる道を、毎日歩いている人がいます。

 日に何度も石がぶつかるので、身体は弱りますし、ずっと暗い気分でいなけ
 ればなりません。
 いつからか、いくらがんばっても、どうせ石に当たってしまうのだからと、
 もうよけることもしなくなっています。

 その人は、もはや石が飛んできていることも気づいていないのかも知れませ
 ん。
 いちいち石のことを気にしていては、神経がもたないので、鎧をどんどん厚
 くしていったし、石のことを忘れるようにしていったのですから。

 気にしないように、見ないようにしていても、毎日、飛んでくる石は、確実
 にその人を痛めつけます。

 もちろん、生きることは辛いし、楽しくない毎日なのですが、その人は、ど
 うすることもできないと思っているのです。
 
 ……自分の生き方は、自分で決めることができるということを忘れたために。
 どんな道を歩いて、どこへ行くかを決めるのは自分しかいないということか
 ら、目を逸らしたために。


 本当は、この世界に解決できない問題などありません。
 今の環境、考え方、能力、生き方だって、本当は、自分で自由に決めること
 ができるはずなのです。

 石が飛んでくる道を歩きながら、自分は、この道を歩くしかないんだ、など
 と思っていませんか。
 
 もしそんな人がいたとしたら、そう決めているのはいったい誰なんでしょう。
 
 もう一度、思い出してください。

 私たちの生き方は、自分で決めることができます。
 そして、どんな道を歩いて、どこへ行くかを決めるのも自分なのだというこ
 とを。

No.446

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【癒しのことば】Vol.446 2003/9/9       
 総発行部数:13,559部
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※古今東西の名言から、ストレスを和らげ心を癒すことばをお届けします。
                         毎週 月・木曜日配信
                       (今週だけ火・木曜日配信)
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 「人生を良いものとするのも悪いものとするのも、全て個人が決めることで
  ある。人の強さも弱さも、純粋さも汚れも、他の誰のものでもなく、彼自
  身のものである」

          -- ジェームズ・アレン(イギリスの著述家)--

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 ……いつものように歩いていくと、道がふたつに分かれているところに出て
 しまいました。
 
 どちらも先がどうなっているのかは、よく見えません。
 どの道を選べばいいのかわからなくて、そばにいた人に尋ねてみることにし
 ました。

 「右の道は途中に小さな川があり、左は坂道になっている。私は、右へいく
  方がいいと思うよ。川を渡るとき、少し濡れるかも知れないが、坂を上る
  よりはだいぶ楽だろう」

 その人に言われたとおり、右の道へ行くことにしてみました。
 川は、思っていたよりも深く流れが速かったのですが、ずぶ濡れになりなが
 ら、何とか渡りきることができました。
 
 こんなことを思います。
 「やっぱりこの道を選んでよかったようだな。ちょっと危なかったけれど、
  無事に進めている。坂道なんかを選んでいたら、今頃、往生していただろ
  う。あの人に教えてもらってよかったよ」

 しばらく行くと、また道がふたつに分かれています。
 同じように、近くにいる人に聞いてみました。

 その人は答えます。
 「左は、地面に穴がいっぱい空いていて、歩きにくいよ。でも、見通しは良
  いから迷うことはあるまい。右側は草が茂っていて、前がよく見えない道
  だ。歩きやすいことは歩きやすいがな」

 「私は、どちらの道を行けば良いのでしょう?」
 「どっちだっていいだろう。どうせたどり着くところは同じなんだから」
 「そんなことを言わずに教えてください。どちらの道の方が安全に歩いて行
  けるのですか」
 「まあ、私なら歩きやすい右の道を行くだろうが、あんただったら左のわか
  りやすい道にしたらどうだ。迷うことはないだろうし、あんたは身軽そう
  だしな」

 左の道を選ぶことにしました。
 ところが、この道は本当に穴ばかりで、なかなか前に進んでいくことができ
 ません。
 ちょっとでも気を抜くと、穴に足を取られて転んでしまいそうになるのです。

 「なんだこの道は! あんな人の言うことを聞くんじゃなかった。やっぱり
  右の道にしておけばよかった。私は、はじめからそう思っていたんだ」
 怒りがこみ上げてきて、思わずこんなことを口にしてしまいます。

 こんな道を歩いたせいで、だいぶ時間をロスしてしまったし、身体中が痛む
 のです。

 さて、何とか穴だらけの道を通り抜け、ずっと進んでいきますと、また分か
 れ道があります。

 どちらの道を選べばいいのでしょう。
 今回も、近くにいる人に聞いてみることにしてみます。
 
 「右の道は、まっすぐだけど、途中で小高い丘を登らなくてはならない。左
  は曲がりくねっていて、かなりの距離を歩く道だ」
 「では、どちらの道を行けばいいのでしょうか?」
 「そんなことは自分で決めたらいいだろう」
 「教えてください。どっちの道が、より安全で快適なんでしょうか?」
 「お前は、いったいどこへ行きたいと思っているんだ?」
 「私が目指しているのは…… もっと心が落ち着いて、楽に生きていける場
  所なんです」

 「そうか。それならなおさら、自分で決めなければならない。自分の道を、
  誰か他の人に決めてもらっていては、いつまでたってもお前は、自分の望
  むところへは行き着くことはないだろう」
 「でも、もし間違った道を選んでしまったら大変です。それよりは、他の人
  たちに聞いてみて、失敗しないように進んでいく方がいいと思うのです」
 「今まで、そんなことを繰り返していて、お前は、望むところへ近づいてい
  ると考えているのか」

 「そ、それは……」
 口ごもってしまいます。
 行きたいところへ近づいているどころか、どんどん離れていってしまってい
 るような気がしてきたからです。

 今まで、何度も、人に道を教えてもらって、うまく進めたことも数多くあり
 ました。
 でも、それは教えてくれた人のお陰だと思ってきました。
 失敗することだって何度もありましたが、それも、教えてくれた人のせいだ
 と思っていたのです。

 ……そういえば、ちゃんと自分で決めたことなんかなかったな。

 「さあ、お前はどっちの道へ行くことにするんだ」
 「はい、自分で決めることにしてみます」

 自分が決めた道を歩こうとしたとき、また目の前の人が言いました。
 「その道は、本当にお前の行きたいところへ通じているのかい」
 
 振り向いて、こう答えます。
 「いいえ。もう私は、自分の望む場所へたどり着いています」

No.445

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【癒しのことば】Vol.445 2003/9/4       
 総発行部数:13,467部
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 「余分の大理石がそぎ落とされるにつれて、彫像は成長するのだ」

           -- ミケランジェロ(イタリアの彫刻家)--

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 仏教に、「二の矢を受けず」という教えがあります。
 
 生きているかぎりは、良いこと、イヤこと、さまざまなことに出会います。
 人に誤解されて罵られることもあるでしょうし、何気なくしてあげたことで
 とても感謝されることもあるでしょう。

 このように、私たちが出会うものごとを、「一の矢」とたとえてみます。

 この「一の矢」は、どんなに人格が高い人であろうと、平凡な者であろうと、
 まったく同じように受けてしまうものです。
 
 いくら避けようとしても無理ですね。
 でも、さとりを開くような出来た人は、その次の「二の矢」を受けることが
 ないというのです。

 「二の矢」とは、「一の矢」によって引き起こされる、ネガティブな感情や
 行動のことをいいます。
 
 普通の人は、誤解されて罵られたとしたら、「どうしてわかってくれないん
 だ」と悲しい気持ちが湧いてきたり、「誤解しやがって!」と怒りがこみ上
 げてきたりします。
 
 さらに、悲しい気持ちが強くなると、自分を責めたり、相手を恨んだりする
 ことになり、心がどんどん重くなっていきます。
 怒りにまかせて、相手に言い返したりしたら、喧嘩になったりして、お互い
 気まずい気持ちになってしまいますね。

 人に感謝されたらされたで、「オレのおかげだ」と、慢心する気持ちが出て
 きたりすることもあります。
 すると、何かお返しをしてもらって当然だと思ったり、お返しがないと、
 「恩知らずなヤツめ」などと、不満を感じることになったりします。

 こんな感じで、「二の矢」どころか、「三の矢」「四の矢」と、自分から受
 けに行ってしまうのです。

 「一の矢」を受けるのはしかたがないが、「二の矢」を受けてはいけないと
 しているのです。 

 なるほど、心穏やかに生きて自分を磨いていくためには、「二の矢」を受け
 ないことが大切なのですね。

 ……とは思うのですが、これがなかなか難しい。

 嫌いな人に出会えば、ついついイヤな気分になったり、昔にされたことを思
 い出して、怒りを感じてしまったりします。
 好意を持っている人に会ったとしても、何とか自分のことを気に入って欲し
 い、もっと近づきたいなどと、執着も湧いてきますね。
 
 そんな感情を抑えようとしても、なかなかうまくはいきません。
 
 やはり、聖人ではない、普通の人である私たちは、日々出会う出来事に流さ
 れて、迷いと煩悩に翻弄されながら生きていくしかないのでしょうか。
 何しろ、今まで生きてきて、背負っているものが多いですからね。

 でも、あきらめてしまうことはありませんよ。
 さとりを開くのは無理でも、せめて、理想の姿に近づこうと努力はできるの
 ではないでしょうか。

 楽に楽しく生きていこうと思っても、「一の矢」を避けることはとてもでき
 ないですね。

 これはどうしようもないことですが、さらに「二の矢」も受けてしまうのも
 しかたがない、と開き直ってみるのです。
 そのかわり、せめて「三の矢」「四の矢」は、受けないでおこう、とがんば
 ってみましょう。
 
 誰でもイヤなことに出くわせば、気分が悪くなりますし、物事がうまくいっ
 たらいったで、慢心が起こったり、執着心も生まれてくるでしょう。
 それは、それで構わない。
 しかし、それに気がついたら、それ以上ネガティブなことを考えないように
 するのです。

 もし、出来事によって、ネガティブな感情を持ったり、マイナスな行動をし
 ている自分に気づいたら、「二の矢だ、二の矢だ」と思って、抜いて捨てる
 ようにしてみましょうよ。

 『「二の矢」を受けてはならない』、と気を張って生きて行くよりも、
 『「二の矢」を受けていることに気づいたら、さっさと抜いてしまおう』と
 考える方が、気が楽になりますよね。

 ひょっとしたら、「二の矢」と一緒に、背負っている、いらないものが、ど
 んどん落ちていくかも知れませんよ。
 
 もっと身軽になって、自分を道を歩いていけるかも知れませんよ。

No.444

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【癒しのことば】Vol.444 2003/9/1       
 総発行部数:13,458部
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                         毎週 月・木曜日配信
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 「人生は、思うように変えられる」

    -- ジョセフ・マーフィー(アメリカの潜在能力研究者)--

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 たとえば、朝、目覚めたとき、あるいは通勤の電車のなかなんかで、ふと
「今日は、お昼にラーメンが食べたいな」と、思ったとします。

 すると、かなりの確率で、お昼ご飯は、ラーメンを食べに行くことになるの
 ではないでしょうか。

 さらに、
 「……そういえば、会社の近くのあのラーメン屋さんに、しばらく行ってい
  ないな。あそこのトンコツラーメンが美味しいんだよね」
 などと、自分がそのお店で食べているところを想像してしまったら、もうよ
 っぽどのことがない限り、イメージした通りに、お昼は、想像したお店で、
 トンコツラーメンを食べていることでしょう。

 かなりの割合で、「ラーメンを食べたい」という『思い』が、「ラーメンを
 食べる」という現実を創ったということになったと言えるでしょうね。

 
 別の例をあげてみます。
 
 突然ですが、ちょっと前屈してみてください。
 どのくらいまで、床につきますか?

 もし身体が柔らかくて、ピッタリと手のひらが床に着くとしたら、変化がわ
 かりにくいと思いますので、できれば指の先が届くか届かないくらいの人を
 探してみて下さい。
 ぜんぜん、床につかないという人でも、構いませんよ。
 
 どのくらいまで指先が届くかを確認できたら、今度は、目を閉じて、イメー
 ジのなかで前屈をしてみます。
 イメージの世界では、何でも自分の思い通りになりますので、現実よりもも
 っともっと前に屈むことができる、と思ってください。
 どんどん床に指先が近づき、手のひらもひっつき、さらにまだ身体が曲がる
 と想像してみるのです。

 身体を戻して、目を開けて。
 では、もう一度、前屈をしてください。
 
 どうでしょうか?
 きっと、ほとんどの人が、さきほどよりも、もっと深く身体を曲げることが
 できたと思います。

 もちろん、イメージしたほどではないにしても、頭のなかで思ったことに、
 少しは近づいていたのではないでしょうか。

 これだって、『思い』が現実を創ったと言えるでしょうね。


 「なるほど、これは良いことを知った。『思い』が現実を創るのか。早速、
  自分の夢が叶っているところを思ってみよう」
 
 ……と思ったあなた。
 ちょっと待ってくださいね。

 いきなりそんなことをしても、うまくいかないことも多いようですよ。
 今の『思い』は、未来の現実を創り出しますが、今の現実も、過去の「思い」
 によってできたものだということを忘れないでくださいね。

 「未来で夢が叶っている」という『思い』は、つまり「今は、夢が叶ってい
  ない」という『思い』でもあるのですから。

 いつまでたっても、「未来では夢は叶っている(はずだ、今は叶っていない
 けど)」という現実ができてしまっては、大変ですよね。

 ……それにしても、いったいどうして今まで夢が叶っていなかったんですか?

 そう聞かれたとしたら、いろいろと理由が思い浮かぶかも知れません。

 「~がなかったから」
 「~という邪魔があったから」
 「もっと力をつけないとダメだから」
 
 なるほど、それでは、今、夢が叶っていなくても当然ですよね。

 でも、ちょっと考えてみてください。
 「夢が叶っていない理由」こそが、あなたの『思い』だったということはあ
 りませんか。
 何のことはない、夢を目指して進もうと思うたびに、その『思い』を何度も
 自分のなかで繰り返して、せっせと『思い』どおりに「夢が叶っていない現
 実」を創り出してきたのではないでしょうか。

 他にも、自分の性格や心構え、さらには自分の人生だって、そんな『思い』
 が創りあげてきたものなのですよね。


 さあ、大きく深呼吸をして。

 吐く息と一緒に、今までのいらない思いを、全部吐き出してしまいましょう
 よ。
 今の「気づき」を生かして、本当に自分が望む人生、叶えたい夢について、
 もっと楽しい『思い』を持つようにしてみるのです。

 大丈夫。
 人生は、思うように変えることができます。

 ニッコリと微笑んでみましょう。 
 何だか、楽しいことが起こりそうな予感がしてきませんか。

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