2003年8月アーカイブ

No.443

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【癒しのことば】Vol.443 2003/8/28       
 総発行部数:13,739部
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※古今東西の名言から、ストレスを和らげ心を癒すことばをお届けします。
                         毎週 月・木曜日配信
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 「与えることは最高の喜びなのだ。
  他人に喜びを運ぶ人は、それによって自分自身の喜びと満足をえる」

                  -- ウォルト・ディズニー --

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 緊張してしまったときには、心臓がドキドキしたり、息が苦しくなったりし
 ますね。

 これは、ストレスを感じるような状況に陥ると、私たちの脳のなかの本能的
 な部分が働きだすからのようです。
 
 野生時代、人間が大きなストレスを受けるときというのは、たいがいが、敵
 に襲われたり、食べるものがなくなったりして、「死ぬか生きるか」、とい
 う状況に追い込まれたときだったでしょう。

 そんなとき、生き残るために、脳は、手や足に力が入るように血液を送った
 り、筋肉のエネルギーのため、大量の酸素を吸入するように交感神経によっ
 て指令を出します。

 敵が目の前にいるのなら、闘うにしても逃げるにしても、手足に力が必要に
 なるでしょうし、食べ物がないとしたら、目や耳などの感覚器官に神経を集
 中して、何とか獲物をみつけようとしたのでしょう。
 その方が、生き残る確率が高くなります。

 その習いは、文明が発達した現在も、まだ残っていて、緊張したりストレス
 を感じたときには、心臓はいつもよりも波打ちますし、息をたくさん取り込
 もうとするのです。
 
 たとえそれが、生死を分けるような出来事でないとしてもです。
 たとえば、結婚式のスピーチや大事な試合の前に、あがってしまうというの 
 も、同じような事なのでしょうね。

 さて、そんなふうに、心臓がドキドキしたり、息が苦しくなったときには、
 どうすればいいのでしょうか?

 いちばん手っ取り早いのは、とりあえず、息を大きく吐いてみることです。
 交感神経は、酸素が必要だからと、吐くことをしないで、とにかく息を吸お
 う吸おうと、信号を出します。
 これが、息苦しさの原因なのですね。

 一度、吐いてしまえば、息をたくさん吸い込むことができます。
 呼吸が楽になると、だんだん神経が落ち着いてきて、緊張感もゆるんできた
 りするのです。

 適度な緊張感は、必要なものかも知れませんが、ガチガチに肩に力が入って
 いては、なかなか本当の力を出すことはできませんね。


 私たちが生きていく上にも、同じようなことが言えるかも知れません。

 問題を感じていたり、何かうまくいかないと思えるとき。
 どこかで、この習性が影響を与えているということはないでしょうか。

 もっとがんばれ、がんばれ!
 と心臓がドキドキするように、心に圧迫感を与えていたり……

 自分で、何もかもやらなくちゃ、と何もかも背負い込んで、必要以上に責任
 感を背負っていたりしていたりしています。
 とにかく息を吸え、吸えという感じですね。

 あるいは、お金や地位、権利なんかにしがみついて、必死で自分を守ろうと
 しているということもあるでしょう。


 ……苦しかったら、まず、大きく息を吐いてみることでしたね。
 
 もっとがんばらないと!
 自分で、ちゃんとやらないと!
 大事なものを、しっかり掴んでいなければならない!

 そんな思いだって、思い切って、吐き出してみれば、ずっと心が楽になるか
 も知れませんよ。

 しっかりと掴んでいるものを手放せば、もっといろいろなものを、手に入れ
 ることができるでしょう。
 人に喜びを与えれば、自分にも喜びがやってくるはずです。


 さあ、大きく息を吐いて、リラックスして、自分のなかの優しさや、力、喜
 びを感じてみましょう。
 それを楽しんで、多くの人にも分かち合うことこそが、私たちが、この世界
 に生まれてきた理由だったのでしたよね。

No.442

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【癒しのことば】Vol.442 2003/8/25       
 総発行部数:13,712部
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 「人生に、あるべき形などない。人生はあるがまま。
  あなたのかかわり方によって、それは変わってくるのだ」

        -- バージニア・サター(アメリカのセラピスト)--

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 人間関係で、悩みを感じているとしたら、いちばん手っ取り早い解決法は、
 「相手を受け入れる」、ということではないでしょうか。

 たとえば、会社の上司が、全然、意見を聞いてくれない人だったとします。
 
 職場の環境を、今よりもっとよくするために、思い切って提案をしてみても、
 聞いてくれないどころか、頭ごなしに否定される始末。

 当然、悔しくて腹が立ってきますね。
 いつもこんな感じで、こんな上司の元で仕事をしたくないと、会社へ行くの
 も気が重い……

 こんなとき、その上司を、「この人は、意見を聞いてくれない人だ」と、あ
 るがままに受け入れてみるのです。
 
 「上司は、私の意見を聞くべきだ」
 「この提案の通りにすれば、もっとよくなるのだから、話を聞いて採用した
  方がいい」
 
 そんな思いを持っているから、失望したり、怒りが湧いてきたりするようで
 す。
 もともと意見を聞いてくれない人だと思っていれば、聞いてくれなくてもあ
 まり腹も立ちませんね。


 「いや、そんなことはない。上司だって、人間なんだから、話し続ければ、
  いつかはわかってくれるはずだ。こちらの気持ちが大切なんだ」

 そう思う人も、いるでしょう。

 もちろん、話し続けて、理解してくれれば最高ですね。
 熱い思いは、いつかは相手に伝わるかも知れません。

 でも、そんな見方をしているかぎり、上司に話そうとするたびに、嫌な思い
 を味わうことになってしまうでしょう。
 
 それよりも、
 「いつかはわかってくれるかも知れないし、わかってくれないかも知れない」
 ということを受け入れた方が、楽になるのではないでしょうか。

 その上で、それでも、職場の環境をよくしたいと思うのなら、聞いてくれな
 いとわかった上で、意見を言い続けたり、他に方法はないかと考えたり、自
 分のできることをすればいいのです。
 (そう切り替えたとたん、上司の態度が変わるということも、よくあること
  ですが……)

 また、
 「あの人のことが、どうしても嫌いで、絶対に受け入れることなんてできな
  い!」
 と思う人もいるでしょう。

 「受け入れる」というと、相手を全面的に好きになったり、すべてを愛さな
 ければならない、と思う人が多いようですが、そんなことはありません。

 別に好きになったり愛したりしなくても、良いところも嫌なところも含めて、
 「そんなものなんだ」と認めるだけで、相手との関係が、とても楽に感じる
 のです。

 他にも、「えこひいきをする」「態度が悪い」「でしゃばりだ」「やる気が
 ない」「意地悪だ」と、気に入らない人は、たくさんいるでしょう。
 
 それも、「そんなものなんだ」と思うところから、気持ちが楽になり、自分
 のできることに、力を入れることがスタートできるのです。


 この方法は、自分との関係についても、同じ事が言えるようです。

 生きることを、ちょっと窮屈に感じていたり、自分が好きになれない、とい
 う人は、今の自分を、「そんなものなんだ」と受け入れてみてはいかがでし
 ょうか。

 あることが、できる・できない。
 今までやってきたこと、できなかったこと。
 自分の容姿、性格、考え方。
 
 ……決して、好きになる必要はありません。
 すべて、「そんなものなんだ」と思うのです。
 
 「~ができなければならない」
 「~でなければならない」

 そう思うから、そうなっていない自分を否定してしまうのですよね。

 「自分とは、そんなものなんだ」
 と受け入れてみれば、別に苦しむことはありませんね。

 その上で、自分のできること、したいことをやっていけばいいのです。

 
 そういえば……

 「人生は、思うようにはいかないものだ」ということを受け入れないで、思
 うようにならない、と悩んだり苦しんだりしている人って、結構多いような
 気がしませんか。

No.441

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【癒しのことば】Vol.441 2003/8/18       
 総発行部数:13,718部
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 「人間はみんなが美しくて強い存在だとは限らないよ。
  生まれつき臆病な人もいる。
  弱い性格の人もいる。
  メソメソした心の持ち主もいる。
  けれどもね、そんな弱い、臆病な男が自分の弱さを背負いながら一生懸命
  美しく生きようとするのは立派だよ」

                     -- 遠藤周作(作家)--

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 電車に乗るときには、座れれば本を読むことが多いですが、立ったままのと
 きは、まわりの迷惑にならないように気をつかいながら音楽を聴いたりしま
 す。

 先日も、席がなかったので、ドアの窓から外の景色を眺めながら音楽でも楽
 しもうと、CDウォークマンを取り出しました。

 ところが、スイッチを入れても、音が全く聞こえないのです。
 電源は入っていますし、中でCDが回っているのは確認できるのですが、ボ
 リュームを最大にしても、ウンともスンとも鳴りません。

 「故障か?」
 私は、音楽が聴けないことにちょっとイライラして、CDウォークマンを叩
 いてみたり、一度電源を切ってみたり、CDを出したり入れたりしてみまし
 た。
 しかし、全く音が鳴り出す気配はありません。

 「何だこの機械は! 買ったばかりなのに、使い物にならないダメな奴だ!」
 だんだん腹が立ってきて、そんな思いがこみ上げてきました。

 そのあと、故障なら取り替えてもらおうと、買った店に持っていったのです
 が、そこでちょっと恥ずかしい思いをしてしまいました。

 調べてもらったところ、CDウォークマン本体の故障ではなく、ヘッドホン
 の電線が切れていたということがわかったのです。
 それも、たぶん私の使い方が悪く、線を持って抜いたり差したりを何度も繰
 り返したのが原因のようです。

 そんなに大げさに考えることではなかったかも知れませんが、ちょっとした
 反省とともに、大きな気づきもありました。

 CDウォークマンには何も問題はなかったのに、ダメだと決めつけてしまい
 ました。
 ヘッドホンが原因でしたが、それは、私がちゃんとした使い方をしなかった
 からです。

 私だって、こんなに簡単に断線するとは思ってもいなかったので、ついつい
 やってしまったことだと言えます。
 今後は気をつけますので、二度と同じ問題は起こらないでしょう。

 この件は、すぐにヘッドホンが原因だとわかったので、よかったのですが、
 原因が簡単にみつからなかったとしたら、CDウォークマンを取り替えてし
 まったかも知れません。
 あれはダメだったと思いながら……

 これはまだ機械だからいいのですが、私が気づいたのは、ひょっとしたら自
 分に対しても同じことをしていたのではないか、ということです。

 失敗したり、思うような成果を出せなかったり……
 あるいは、誰かと比較して、自分にはここが足りない、ここが至らない、な
 どと思ったことは、誰にもあるでしょう。

 そんなときは、自分をダメだと決めつけ、自分ではいけないと信じたのかも
 知れません。
 そのたびに、自分自身を小さく限定してきたのではないでしょうか。

 そんなことを、ふと思いました。


 「私は、今の自分でOKなんだ」

 これは、心が疲れたとき、元気がでるおまじないのことばです。
 
 本当は、過去にどんなことがあったとしても私たちは、どこもダメではなか
 ったし、何も足りないことはなかったのです。
 
 ただ、自分というものを、ちゃんと正しく使っていなかっただけなのでしょ
 う。

 その証拠に、「自分らしく生きよう」「自分はこれでいいのだ」と思ったと
 たん、心が楽になってくるのではないでしょうか。
 自分を受け入れてみれば、「自分はこうでなくてはならない」といつしか思
 いこんでいた生き方も変わってくることでしょう。

 機械も自分自身も、よく知って、正しく使うことが大切ですね。

No.440

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【癒しのことば】Vol.440 2003/8/7       
 総発行部数:13,643部
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 「世の中は、君の考えているよりは、ずっと光に満ちたものだ」

             -- チェスタートン(イギリスの作家)--

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 会社で、確実に成功する方法をご存じでしょうか。
 
 会社での成功といえば、やっぱり出世することになりますね。
 出世のためには、人一倍努力したり、実力をつけることは、もちろん大切で
 すが、やはり力のある人に気に入ってもらわないと、なかなか芽が出ないこ
 とも多いようです。
 
 逆に、会社内で大きな影響力を持っている人に取り立ててもらうと、一気に
 出世の道が開けたりします。

 だから、会社で成功を確実に手に入れるためには、力のある上司を選んで、
 その人に気に入られるように、誉めたり、お世辞を言ったりすればいいので
 す。

 つまり、「ゴマをする」ということですね。
 ゴマをすられた人は、とても気持ちが良くなって、喜んでゴマをする人に成
 功を与えるでしょう。

 ただし、この方法を実行するときに、気をつけなければならないことは、あ
 まりに特定の人ばかりを誉めていると、「あいつは、ゴマばかりする汚い奴
 だ」と、まわりの信用をなくしてしまうということです。

 さらに、ゴマをする相手を間違えたり、その人が力を失ってしまって後ろ盾
 がなくなると、せっかく出世できても実力にふさわしくない地位なら、すぐ
 に追われることになってしまうでしょう。

 ですから、本当に確実に成功したいのなら、あまりこの方法は、お勧めでき
 ないようですね。

 でも、考えてみると「ゴマをする」ということは、本質的にはすばらしいこ
 とに思えます。
 何しろ、ゴマをすられた人は、とても幸せな気持ちになるのですから。

 ゴマすりは、特定の人だけにするから、評判が悪いようです。

 ではいっそ、もっと枠を広げて、会社の人たちすべてにゴマをすってみたら
 どうなるでしょうか。

 きっと、はじめは、変な見られたり、「八方美人だ。陰で何を言っているか
 わからないぞ」などと思われるかも知れません。
 そもそも、嫌な人や苦手な奴にまで、誉めたりすることは、至難の業ですよ
 ね。

 それでも、とにかく、相手のいいところだけを見て、それを誉めてあげるの
 です。
 誰にでも気軽にゴマをすってみるのです。

 エゴがあっては、なかなか誰にでもゴマをするということはできないでしょ
 うし、落ち込んでいるときでも、笑顔になってゴマをすってみれば、気分も
 変化してきます。
 ……そんな気づきも得ることができるでしょう。

 それに何も、口先だけでお世辞を言うことだけが、「ゴマをする」ことでは
 ありません。
 口には出さなくても、相手のすばらしいところに気づくことだけでも、笑顔
 を向けてみるだけでも、十分ゴマをすることになるはずです。

 気がつくと、まわりの人たちはみんな、いい気分になって、ゴマをする人に
 好感を持つようになっているのではないでしょうか。

 会社で大きな出世できるかどうかはわかりませんが、みんなから好かれて良
 い人間関係を築くことはできますね。

 これだって、会社での成功と言えますよね。

 さらにこの成功法則は、会社に限ったことではありません。
 家庭、親戚、友人、学校、サークル、町内会……

 いっそ、もっともっとスケールを大きく、この世界すべての人にゴマをする
 ということはどうでしょうか。
 出会う人すべてに、ゴマをするのです。

 人は、いい気分をくれた人には、必ず、お返しにいい気分を与えようとする
 でしょう。
 出し惜しみせずに、多くの人にゴマをすれば、結局は自分が成功したり、幸
 せを手に入れたりすることになるのですよね。

 ゴマすりも、誰にでも分け隔てせずにするのなら、相手のなかの光を見るこ
 とになるでしょう。

 心に光を持ってみれば、この世界は、光に満ちあふれたすばらしい世界にな
 るのでしょうね。

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