No.384

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【癒しのことば】Vol.384 2002/12/9       
 総発行部数:12,690部
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※古今東西の名言から、ストレスを和らげ心を癒すことばをお届けします。
                         毎週 月・木曜日配信
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 「今現在が肝心なのだ。
  過去と未来を結ぶかけ橋としてではなくその中身のために。
  今という瞬間の中身は、それを受け取る能力があればの話だが、空を満た
  し、私達のものとなり得る」

        -- D・ハマーショルド(スウェーデンの政治家)--

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 物をたくさん持っているのと、少ししかもっていないのとでは、どちらが豊
 かなのでしょうか。
 
 数多くの物に囲まれていれば、物質的には豊かになったようにも思えます。
 でも、物を持てば持つほど、もっとたくさん持ちたいと欲望も湧いてきます
 それに、今持っている物を失いはしないかと、余計な心配もしてしまいます。
 これでは、なかなか今持っている物を楽しむことができないようですね。

 物を持っていないと、確かに少し寂しい感じがしますが、考え方によっては、
 持っていない分だけ物に縛られることも少ないないでしょう。
 今持っている貴重なものを楽しむ心の余裕を持つこともできるでしょうし、
 これから自分が手に入れる物に対して、ワクワクしながら期待することもで
 きます。

 そう考えてみると、豊かであるかどうかというのは、現実に物をどれだけ持
 っているかということではなく、今持っているものに、どれだけ満足でして
 楽しむことができるかに関わってくるようですね。

 同じようなことが、私たちの経験や過去に対する思いにも言えるのではない
 でしょうか。

 ときに過去にしがみついて生きている人たちがいます。

 現在や未来は、不確定で不安がいっぱいです。
 失敗したり、自分の思うようにいかないこともあるでしょう。
 ところが過去は、もうすでに決まっていて、自分が知っていることしか起こ
 りません。
  
 過去に生きていると、たとえそれがあまり満足いくものでなかったとしても、
 自分をとても安全なところへ置いておけるのです。

 また、自分の現在の状態や行動を正当化することもできます。
 「自分が今こうなのは、過去に、こんなことがあったからだ」
 と口にしていれば、他人や自分に、いろいろ言い訳ができるのです。

 あるいは、過去だけが自分の自慢で、そこに生きていれば、うまくいってい
 ない現在から眼を逸らすことができるということもあるでしょう。

 過去を抱えていれば、確かに安全なのかも知れませんが、自分を狭い殻のな
 かに閉じこめることにもなってしまうかも知れません。

 それに比べて、たとえば小さな子供はどうでしょうか。

 子供は、過去を少ししか持っていませんが、今と未来を生きるとき、それに
 縛られることなどありません。
 自由で、喜びに満ちあふれ、その瞬間瞬間を新たな感動で生きています。
 
 たくさんの過去を持っていても、そこにすがって生きているよりも、はるか
 に豊かなものを持っているようですね。


 過去から学んだこと、体験したことは、私たちの貴重な財産です。
 でも、それを本当に活かすのは、私たちがどれだけ今を楽しんでいるかどう
 かが大切なんですね。

 過去をすべて捨て去る必要はありませんが、もし、自分が過去を握りしめて
 いることに気づいたら、深呼吸をして、その手を放してみましょうよ。

 そして今という瞬間に向かって、大きく手を広げてみましょう。
 ここは、とても広大な世界で、たくさんのプレゼントに満ちあふれています
 よね。

 そして、きっと気づくことになるでしょう。
 今を生きることが、どれほど豊かですばらしいことなのか。

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このページは、shinが2002年12月 9日 19:02に書いたブログ記事です。

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