No.382

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【癒しのことば】Vol.382 2002/12/2       
 総発行部数:12,592部
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※古今東西の名言から、ストレスを和らげ心を癒すことばをお届けします。
                         毎週 月・木曜日配信
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 「チャンスは自らのなかにある。境遇や運や他人の援助のなかにはない。
  ただひたすら自らの中にある」

  -- オリソン・スウェット・マーデン(アメリカの成功哲学者)--

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 アメリカにこんな小話があります。

 ある小さな町を台風が直撃して、町中が大洪水に襲われました。
 家という家が水に飲み込まれて、わずかに高い教会の屋根が見えるだけです。

 その教会の屋根の十字架に、ひとりの若い女性がかろうじてしがみついてい
 ました。

 そこへ、一艘のボートが近づいて、乗っていた男が声をかけます。
 「お嬢さん。早く、このボートにお乗りなさい!」

 ところが女性は、
 「いいえ、私は毎日神を信じてお祈りをしています。神様が私を死なせるは
 ずがありません」
 と、十字架をにしがみついたままです。
 ボートの男は、あきらめてどこかへ行ってしまいました。 

 それからすぐに、救助ヘリコプターがやってきて、女性を助けようと梯子を
 おろしました。

 でも、彼女はまた手を振って断ったのです。
 「神様が、私を見捨てるようなことは絶対にありません」
 確信を持って、そう言います。

 そうするうちにも、水かさはどんどん増していくばかりで、女性も胸のあた
 りまで、浸かってしまうことになりました。
 
 そのとき、また別のボートが彼女を見つけ、彼女に救出の手を差し伸べまし
 たが、彼女はまたも十字架をしっかりと握ったまま、手を離そうとしません。

 ついに、彼女は洪水に流され、苦しみながら溺れ死んでしまいました。

 天国に着いた彼女は、神様を見つけるなり文句を言いました。
 「どうして、私を死なせたのです。こんなに信じていたのに」

 神は困ったような顔をして答えました。
 「だから私は、何度もあなたを助けようとしたんだ。ボートを2艘とヘリコ
  プターまで送ったはずなのだが……」

 
 ひとつの思い込み、偏った信念が、私たちの運命を狂わせることがあります。
 知らず知らずに、せっかくの自分の可能性を生かすチャンスを見逃してしま
 っていることも多いようです。
 
 古代インドのヴェーダ哲学によると、人間が、必要でもない思い込みや信念
 を持つ原因は、「無知への恐れ」から来ているとしています。

 本能的に私たちは、自分が「知らないこと」や「理解できないこと」に出会
 うと、こころのなかに空白ができたような、不快感や恐れを感じてしまうよ
 うです。

 その空白を埋めて安心感を持つために、過去の経験や教えられたことから類
 推して、「これはこうなんだ」という信じ込みを持つのです。
 そして、ひとたびその信じ込みが生まれると、また空白になってしまうのを
 避けるために、必死でその信じ込みにしがみつこうとします。

 たとえ、それが誤った信念だったとしても。

 同じヴェーダ哲学では、自分の運命を変え、もっと自分らしく生きるために
 は、「今」という瞬間を大切にするべきだとしています。
 
 「今」は、常に無限の変化への可能性を秘めていています。
 そして、未来は、「今」の積み重ねによって、開けてくるものです。
 それを、無理矢理自分の信じ込みで、小さな型にはめてしまっていては、い
 つまでたってもチャンスを手にすることはできません。

 チャンスは、待っていても来ないし、どこを探しても見つからないはずです
 よね。

 「わからないこと」
 「未知なこと」
 「苦しいこと」

 ……でも、自分が、「今」、この瞬間にワクワクを感じること

 それこそが、本当は大きなチャンスなのかも知れません。

 何かを待っているのではなく、そのワクワクを大切にしましょうよ。
 そう、それが素晴らしい未来を創りだす第一歩なのですから。

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このページは、shinが2002年12月 2日 19:00に書いたブログ記事です。

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