いじめで悩む前に

No.340 ヨーギ・バジャン

| | コメント(0) | トラックバック(0)

======================================== http://www.unicorn.ac/ ======
【癒しのことば】Vol.340 2001/11/26        
 総発行部数:13,155部

======================================================================
※古今東西の名言から、ストレスを和らげ心を癒すことばを月~金の毎日お届
 けします。
----------------------------------------------------------------------
 
 「自分は無限の一部であり、無限は自分の一部だということを感じ取った瞬
  間、あなたの限界は消え、幸福が流れ出すであろう」

            -- ヨーギ・バジャン(インドの導師)--

----------------------------------------------------------------------

 広大な海原に、風たちの気まぐれのままに、いくつもの波が生まれては消え
 ていきます。

 波たちは、海の上を走りながら、つかの間の生命をきらめかせては、また海
 に還っていくのです。

 大きな波もあれば小さな波もあります。
 生まれてすぐに消える波もあれば、遠くの方まで海の上を走っていくものも
 あります。

 その小さな波も、はじめて海面から顔を出してみたときには、海の上を滑っ
 ていくことが、ただ楽しくてたまりませんでした。
 幸いなことに、やわらかい風に乗って、少し遠くまで走っていくことができ
 たのです。

 そのうちに小さな波は、まわりを走っていく波たちのことが気になりだしま
 した。

 そして、こんなことを考えはじめたのです。
 「ああ、何てこの世界は不公平なんだ。
  生まれつき大きくていつまでも走っていくことができる波があるし、強い
  風に吹かれて遠くまで進んでいく波もある。
  それに比べて僕ときたら、こんなに小さくてすぐに消えてしまう運命なん
  だ。
  僕だって、もっと大きくなりたい・・・」

 小さな波は一生懸命がんばりました。
 少しでも自分を大きく見せようとして水しぶきをあげてみたり、海に飲み込
 まれるのを避けようと、まわりの流れに抵抗してみたのです。

 もちろんそんなことをしたって何もなりません。
 必死になって自分を守ろうとしたのですが、どんどん小さくなってしまいま
 す。
 
 「ああ・・・」
 とうとうその小さな波も、海に還ることを覚悟しました。

 と、そのとき、一陣の強い風が吹いてきたかと思うと、もう水面すれすれま
 で小さくなってしまった波をひょいと引っ張り上げました。

 「お前は、どうして苦しそうな顔をしていたんだ?」
 風は、後ろから波を抱きかかえながら、やさしく尋ねました。

 「・・・小さくて追い風にも乗れない波なんて、生まれてきたって仕方がな
  かったんだ」
 波は、苦い顔をして答えました。

 すると風は笑いながら、こんなことを言ったのです。
 「波よ、お前は本当の自分を見ようとしないから、そう思うのだよ」
 
 「本当の自分・・・? 
  僕はただの小さなの波でしょう?」

 波が言うと、風は答えます。

 「今はね。
  でも、よく見てごらん。
  波というのは仮の姿で、お前は本当は水であり海そのものであるのだ」

 「え? 僕が海?」

 「そうだ。
  それに気づけば、もう波の大きさや形に縛られることはないだろう。
  もっと自由になって、波なら波の生命を思いっきり楽しんでみたらどうだ」

 波は、思い出しました。
 自分は、生まれたばかりの頃のこと、そしてもっと昔のことを。
 そう、自分は無限であり自由な存在だったのです。

 そして、自分を小さく限定していたのは自分だと気づいたのです。

 波は、身体の力を抜いて、ただ風にまかせて海の上を滑ってみました。
 今度は、何にもこだわることもなく、ただ波であることを充分に楽しんでみ
 たのです。
 

 波が静かに海に還るのを見守ると、風は、また自分の旅を楽しむために空へ
 と戻っていきました。

トラックバック(0)

このブログ記事を参照しているブログ一覧: No.340 ヨーギ・バジャン

このブログ記事に対するトラックバックURL: http://www.iyashinokotoba.net/mt4/mt-tb.cgi/340

コメントする

月別 アーカイブ

ウェブページ

Powered by Movable Type 4.1

このブログ記事について

このページは、shinが2001年11月26日 17:28に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「No.339 ルソー」です。

次のブログ記事は「No.341 ヘンリー・ヴァン・ダイク」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。