いじめで悩む前に

No.339 ルソー

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【癒しのことば】Vol.339 2001/11/22        
 総発行部数:13,110部

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※古今東西の名言から、ストレスを和らげ心を癒すことばを月~金の毎日お届
 けします。
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 「子供を不幸にする一番確実な方法は何か。
  それをあなた方は知っているだろうか。
  それはいつでも何でも手にいれられるようにしてやることだ」

            -- ルソー(フランスの啓蒙思想家)--

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 ある教育家が、こんなことを言っていました。
 「何不自由なく育てられた子供は、大きくなるととても不自由になってしま
  うのですよ」

 つまり、やりたいことが何でもでき、欲しいものはすべて手に入り、食べた
 いものだけを食べている状態では、自分の欲望を抑えることが難しくなって
 しまいます。

 そんな育ちかたをした子供は、何かをガマンしたり、イヤなことをしたり、
 自分でしたことの後始末をすることもできず、苦しんだり困ったりしている
 他人のことを思いやる気持ちもあまり持てなくなるということです。

 そのまま大きくなって、いろんな人との関係で成り立つ社会に出たとしたら、
 どうでしょうか。
 何でも思い通りになっていた家庭のなかとは違って、きっととても不自由き
 わまりないことになってしまうでしょう。

 本当の自由とは、何でも自分の思い通りになるということではなくて、今の
 環境や条件のなかで、自分がやろうと思うことを、自分の意志で選択できる
 という自由なのではないでしょうか。

 もちろん何かを選ぶということは、それ以外の何かを選ばないということで
 もあります。
 そして、自分が選んだことに対しては、いいことでもイヤなことでもすべて
 は自分にかかってくるのです。

 それを、
 「他の可能性を捨てたくはない・・・」
 「責任や義務を負うのはイヤだ・・・」
 と思うと「不自由」になってしまいます。

 それは、何でも「何不自由なく」したいという考え方ですよね。

 でも、
 「自分の選んだ可能性を自分の力でやっていこう」
 と思うこともできます。

 それはある意味で、とても厳しい道かも知れませんが、「不自由」を克服し
 てこそ、本当の「自由」も手にすることができるのではないでしょうか。

 
 テニスをするときに、いくら勝ちたいからといって、自分の思い通りになる
 ような弱い相手とばかり試合をしていては、そのときは気持ちがいいかも知
 れませんが、結局はあまり上達しません。

 自分と同じくらいの腕か少し上の相手と対戦すれば、とても思い通りにいく
 はずもなくて、いろいろ苦しいことやつらいことがあるでしょうし、こてん
 ぱんにやられてしまうことも知れません。

 でも、それを「不自由」だと思わずに楽しんでみれば、その経験から、いろ
 いろなことを学ぶことができるでしょう。


 「自由」とは、誰かから与えられるものではなく、自分で選んで掴むものな
 のですよね。
 そして、「自由」を楽しむということこそが、本当の「幸福」だということ
 なのかも知れませんね。

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このページは、shinが2001年11月22日 17:28に書いたブログ記事です。

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