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【癒しのことば】Vol.336 2001/11/17
総発行部数:13,115部
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※古今東西の名言から、ストレスを和らげ心を癒すことばを月~金の毎日お届
けします。
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「『豊かさ』とは、自分がやりたいことを、
やりたいときにできる才能をいう」
-- バシャール(ダリル・アンカ)--
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「もしも自分の名前を冠した星があったら、どんなにすばらしいだろう」
そんな願い胸に、世界中でたくさんのアマチュア天体観測家たちは、今日も
夜空に望遠鏡のレンズを向けているのでしょう。
彼らにとって、たったひとつだけでも彗星や新星を発見するということは、
非常に名誉なことなのです。
といっても、そう簡単に未知の星がみつかるわけではありません。
ところが日本には、生涯に12個の彗星と11個の新星を発見するという世
界一の偉業をなしとげた本田実さんという人がいました。
本田さんは、かつて、
「どうすれば新星を発見できるのですか? 秘訣を教えてください」
と後輩たちから質問されたときに、
「新星を発見したいと思うのなら、みつけなくてもいいと思うことだよ」
と答えたそうです。
もちろん本田さんは、77歳で亡くなるまで、ほとんど毎日観測を続けてい
たということですから、本当に新星をみつけなくてもいいなどとは思ってい
たはずはないのでしょう。
きっと本田さんが言いたかったのは、新星を発見したいという「願望」を手
放すのではなく、「結果」へ執着するということを手放せということだった
のではないでしょうか。
「絶対、~しなければならない」
「必ず、それを手に入れる」
そんな「結果」への執着から自由になったときに、はじめて本当に望んでい
るものが手に入るのだよということを教えてくれたのだと私は思います。
なぜなら「執着」とは、本質的に「不安」や「恐れ」から生じるもので、そ
れを持ち続ける限り、私たちは過去の幻想に縛りつけられているようなもの
だと言えるようだからです。
たとえば、自分の能力を上回るような資格試験を受ける人が、
「絶対に、合格しなければならない」
と強く「結果」に執着したとしたら、その人のなかで、どんなことが起こる
でしょうか。
「絶対に」あるいは、「確実に」何かをしようと思うことは、言い換えれば
安全に失敗しない道を歩こうということですよね。
そのためには、過去の「うまくいった(=失敗しなかった)」ことだけを選
ぶという選択肢しかないのではないでしょうか。
つまり、それは「過去」に自分が知っている安全圏に「執着」することであ
り、その範囲に自分を限定することでもあるのです。
だとすれば勉強法や考え方さえも過去に縛られてしまうことになり、今の自
分の能力以上に成長していくということは難しいでしょう。
結局は、今の自分の能力で合格できる試験ならともかく、それ以上の能力を
要求されるものなら合格できる望みは薄くなってしまいますよね。
これは試験の例ですが、他のことでも同じことになるでしょう。
「不安」や「恐れ」は、結局は、自分を信頼できないということからやって
来るようです。
「結果」に執着してしまうのは、その「結果」を手に入れなければ、自分に
は何の値打ちもないのだという思い込みがあるからなのですね。
思いきって、そんな「結果」への執着を手放して、自分のワクの外の大きな
世界へ飛び出してみれば、もっといろいろなものが見えてくるでしょう。
そこは、無限の可能性の場なのです。
そんな自由な世界で、自分が望むことを楽しんだり、ときには冒険してみる
ということが、自分自身を信頼するということにつながるのではないでしょ
うか。
そして、そんな準備ができた瞬間に、本当に望んでいたことを手に入れるこ
とができるようです。
それを「幸運」とか「チャンス」とかいうものなのかも知れません。
夜空を見上げて、このなかに自分がみつけた星があると思うことは楽しいこ
とです。
私たちは、たとえ天体望遠鏡がなくても、いつでも自分の望むことのなかで
美しく輝く自分だけの星をみつけることができるのですよね。

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