いじめで悩む前に

No.333 アントニー・デ・メロ

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【癒しのことば】Vol.333 2001/11/14        
 総発行部数:12,849部

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※古今東西の名言から、ストレスを和らげ心を癒すことばを月~金の毎日お届
 けします。
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 「救いが得られるのは行いによるのですか? それとも黙想を通してですか」
 「どちらでもない。救いは見ることによってやってくるのだ」
 「見るって、何をです」
 「どうしても欲しいと思っていた金の首飾りが、現に自分の首にぶらさがっ
  ていること。
  また、恐れていた蛇が、実は地面に落ちているロープにすぎないこと」

        -- アントニー・デ・メロ(アメリカの宗教家)--

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 急に、足のふくらはぎの筋肉がけいれんを起こして引きつったようになり、
 ものすごい痛みを感じて動けなくなる。
 
 これは、「こむらがえり」といわれる症状ですね。
 誰でも一度くらいは経験したことがあるのではないでしょうか。
 
 原因は、足の関節を支える筋肉の収縮運動のコントロールの乱れだというこ
 とです。
 脳は、筋肉に対していろいろな動きをするように指令を出します。
 さらに、筋肉組織にはいろいろなセンサーがあって、それを受けた脊髄など
 の中枢が外側の環境とうまく協調していくための指令を出すのです。

 この指令系統がうまくいっていると、筋肉は自由に心地よく動くことがきる
 のですが、バランスが乱れるとと脳からの指令がうまく伝わらず、筋肉の収
 縮運動がコントロールできなくなってしまいます。

 その結果、筋肉は収縮し続けることになり、痛みが生じてくるということの
 ようです。

 脊髄からの指令は、危険を察知して生き残るためにはとても大事なものなの
 ですが、あまりにも敏感すぎると自分を苦しめることにもなってしまいます
 ね。

 
 私たちの心も、「こむらがえり」になってしまうことがあるようです。
 
 大脳は、いろいろな情報を受け取り考える場所ですが、その下に視床と呼ば
 れる領域があります。
 視床には、外部から受けた刺激を大脳へ伝える機能があるのですが、感情が
 生まれてくる場所でもあるようです。
 
 このバランスがうまく取れているのなら、私たちの心は、やはり自由で楽で
 いることができるのです。

 でも、そうでないと、やっぱり自分を苦しめてしまいます。

 たとえば、誰かにちょっと忠告めいたことを言われたとします。
 その刺激が、視床を通してスムーズに大脳に伝わるとしたら、私たちは、そ
 こからいろいろなものを得ることができます。

 もちろん、いろんな感情は生まれてくるでしょう。
 「困惑」あるいは、「失望」、「悲しみ」かも知れませんし、「怒り」を感
 じることもあるでしょう。

 そこにバランスがあるのだとしたら、その忠告を大脳中枢でも受け取ること
 ができるのです。
 感情は、それをいろいろな角度から眺めることを助けてくれます。

 そして、もしその忠告によって、自分でも気づかなかった発見があるとすれ
 ば、それを生かしていけばいいのですし、それが見当はずれでも、自分のや
 ったことの意味をもう一度確認できるかも知れません。

 ところが、そんなバランスがうまく取れていないとしたらどうでしょうか。

 その忠告という刺激を視床だけで受け取って、大脳にまで届かないといった
 ような場合です。
 つまり、視床で生じたネガティブな感情にふりまわされて、それにそのまま
 反応してしまうのです。
 
 「怒り」に振り回されて相手を罵ってしまったり、「悲しみ」をコントロー
 ルできなくて落ち込んでしまったり・・・
 そんな感情は、私たちの心を締め付け痛みを与えることになります。

 感情もやはり、私たちが生き残ったり、多角的にものを見るために大事なも
 のなのですが、振り回されてしまうと自分を痛めつけることになります。

 これが、心の「こむらがえり」です。

 もっと楽に生きていくためには、筋肉も感情もコントロールしたりされたり
 するということではなく、ただバランスを大事にするということなのかも知
 れません。

 まずは、深呼吸をして、目の前のものを、そのまま受け取ってみることから
 はじめてみましょうか。

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このページは、shinが2001年11月14日 16:41に書いたブログ記事です。

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