No.321 ナポレオン・ヒル

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【癒しのことば】Vol.321 2001/10/24        
 総発行部数:12,752部

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※古今東西の名言から、ストレスを和らげ心を癒すことばを月~金の毎日お届
 けします。
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 「心配からどうしても逃れられない人がいます。
  そういう人は、自分の心の波長が心配の波長に同調しているのです。
  心は、考え続けていることを引き寄せてしまうのです」

          -- ナポレオン・ヒル(アメリカの教育家)--

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 私たちは、身の回りにうれしいことばかりが起こり、いつも楽しい気分でい
 られたらいいなと望んでいます。
 ずっとそうなら「いい」ですね。

 ところが現実は、なかなかそうは行かなくて、ときにはイヤなことに出会い、
 苦しんだり悲しみを感じたりすることもあるでしょう。
 これはあまり「よくない」ことだと思えます。

 でも、その「いい」とか「よくない」とかは、誰が決めているのでしょう。
 はたして本当に、いつもいつも楽しさを感じるということが「いい」ことで
 悲しみや苦しみを感じることは「よくない」ことなのでしょうか。

 たとえば、こんなことを考えてみてください。

 ここに、ひとつの箱があるとします。
 その箱の面のひとつひとつには、「楽しい」や「悲しみ」「怒り」などいろ
 いろな感情が書いてあると思ってください。

 その箱を見るのに、どの面でも自由に選んでもいいとします。
 もしも、私たちが「楽しい」と書いてある面だけを選んで見ることにしたと
 すると、どんなことになるでしょうか。

 いつもたったひとつの方向だけから見ていれば、その箱は、きっとただの四
 角い面だとしか思えないでしょう。
 それが箱だということもわからないし、その箱の大きさや本当の全体的な形
 などもとても知ることはできませんよね。

 ところが、ときには「悲しみ」や「苦しみ」などの他の面からも見ることを
 選んだとしたら、きっとその箱のことが全部知ることができるのではないで
 しょうか。

 これは箱のなかから、外を眺めていると考えてみても同じです。
 いろいろな面に窓があるのに、ただひとつの窓から外を見ることしかしない
 としたら、ほんの限られた世界しか知ることはできません。

 もちろん、それが「楽しい」という窓であってもです。

 本当に世界を知ろうと思えば、すべての窓から外を眺める必要がありますよ
 ね。
 私たちが味わう、さまざまな感情とは、そのためにあるのかも知れません。

 感情とは、私たちがこの世界を知り、自分の世界を広げてくれる、ひとつの
 道具のようなものなのではないでしょうか。
 その気持ちを味わわないと見えてこないこともあるのです。

 その道具をうまく使って、この世界を眺めてみれば、「今、ここ」にいる自
 分にとって、何が「いい」ことで、どれが「よくない」かがわかってくるの
 ですが、私たちはついその道具にこだわってしまうようです。

 本当に何が「いい」か「よくない」のかを知るための道具なのですが、それ
 を使う前から、このことは「いい」とか、こんな状態は「よくない」とかを
 決めてしまって、勝手に「こうあらねばならない」、「そんなことではいけ
 ない」と自分を苦しめてしまうのです。

 「いつも楽しくなければならない」
 というこだわりが、変化を恐れて自分を小さな世界へ閉じこめてしまいます。

 「悲しいことがあってはならない」
 そんな引っかかりが、不安や心配を創りだし、結局はその現実を呼び寄せる
 ことにもなるのです。

 
 できれば、そんなこだわりを手放してみましょうよ。
 うれしいことがあれば心から楽しみ、つらいことがあれば思いっきり悲しん
 でみて、そこから見えてくるものを大切にしましょう。

 悲しいことでも、苦しいことでも、楽しいことでも、どんなことがあっても
 そこから生まれる気持ちをとことん味わうことが、私たちをもっと大きくし
 てくれるのです。

 そんな自由な心で、この世界を見てみれば、本当はすべてが「いい」ことな
 んだということに気づくのでしょうね。

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このページは、shinが2001年10月24日 16:30に書いたブログ記事です。

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