No.313 ルナール

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【癒しのことば】Vol.313 2001/10/11        
 総発行部数:12,652部

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※古今東西の名言から、ストレスを和らげ心を癒すことばを月~金の毎日お届
 けします。
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 「幸福とは幸福を探すことである」

        -- ルナール(フランスの小説家・劇作家) --

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 私たちは、幸福と不幸を測るのに、ついこんなふうに目盛りが付けられてい
 る「ものさし」を使ってしまいがちなようです。

 うまく行っている方が幸福、思い通りにいかない方が不幸。
 たくさん持っている方が幸福、持っているものが少なければ不幸。
 楽なのが幸福、苦しいのが不幸。

 確かに、
 「何もかも思い通りに行かなくて、ほしいものも持てなくて、毎日苦しい仕
  事をさせられている」
 という状態よりも、
 「すべてがうまく行っていて、何でも持っていて、仕事も楽だ」
 ということの方が、幸せだと思えますよね。

 これは一面の真実ではあるのでしょう。

 ところが、この「ものさし」で幸福・不幸を測ることの問題点のひとつは、
 今の自分の状態を測ってみて、幸福の度合いが大きくなったとよろこんでい
 ても、すぐに目盛りが小さい方に戻ってしまうということなのです。

 たとえば、欲しいものを手に入ることが幸福の目盛りを上げていくことにな
 るのですが、ひとつのものを手に入れたとしても、他に欲しいものが出てく
 れば、それを持っていないということで、その目盛りは小さくなってしまい
 ます。
 つまり、幸福を感じる度合いが少なくなってしまうのです。

 仕事が楽になったといって幸福の目盛りが上がっても、いつまでも続きませ
 ん。
 他の人の仕事を見れば、もっと楽そうに見えたりして、また目盛りが元へ戻
 ってしまいます。

 元に戻るだけならいいのですが、この目盛りは、前よりも幅が広くなってし
 まっていることもよくあるようです。
 すると、今度は幸福を測るのにも、なかなか数値が上がらないということに
 もなってしまうのです。

 持てば持つほど、もっと欲しくなってしまいます。
 ものごとがうまくいっていれば、努力もせずにもっともっと思うような結果
 が欲しいと欲望が湧いてきます。

 どんなに持っていても、こんな「ものさし」で測っていれば、どれだけあれ
 ば充分かという数値がどんどん大きくなるので、、どこまでいってもこれが
 本当の幸福だという答えをみつけることが難しくなってしまうのです。

 さらに、もうひとつの問題点をあげてみると、測ってみて得られた数値が必
 ずしも、本当の答えと一致しないということです。

 たとえば、これだけものがあれば、これだけ思うようにものごとが進んでい
 れば、これだけ楽なのなら・・・
 「ものさし」の数字の上では、確かに幸福だという答えが出ているはずなの
 に、その人にとっては、全然幸せではないということもよくあるようです。

 また、とてもつらい目に会っていて、「ものさし」で測ってみれば、絶対に
 不幸の方を目盛りが指しているはずなのに、本人にとっては今がとても幸福
 だということもあるようです。

 きっと、そんな人の「ものさし」は、もっと深いところにあるのでしょう。
 これこそが本当の、「幸福のものさし」なのではないでしょうか。

 はじめの「ものさし」では、幸福のほんの一部しか測定できないようです。
 その「ものさし」が、どんな数字を指していようとも、本当の幸福を感じる
 ことにはあまり関係はないようです。

 「幸福のものさし」は、目には見えない、「幸福のタネ」や「今、自分に与
 えられているすばらしいもの」を測る「ものさし」です。
 「幸福のものさし」で測ってみれば、いつだって私たちは、自分が幸福だと
 いう答えを得ることができるでしょう。

 さあ、自分には何が与えられているのか、何をするために、この世界に生ま
 れてきたのかを感じてみてください。
 そして、「幸福のものさし」の数字をあげていくために、毎日をもっともっ
 と楽しみながら努力してみましょうよ。

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このページは、shinが2001年10月11日 16:22に書いたブログ記事です。

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