No.290 トマス・アクィナス

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【癒しのことば】Vol.290 2001/8/30        
 総発行部数:12,205部

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※古今東西の名言から、ストレスを和らげ心を癒すことばを月~金の毎日お届
 けします。
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 「存在するものは、みな良きものである」

         -- トマス・アクィナス(イタリアの神学者)--

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 電機メーカーは、定期的に新製品を売り出します。
 そのたびに今までなかった機能や新しい性能が付加されていきます。
 それによって他社との差別化を図り、いかに自社の製品がすぐれているかと
 いうことをアピールするためです。

 ところが、いくらある会社が斬新な機能を開発したとしても、すぐに他の会
 社が追いついてしまいます。
 その結果、少し前には考えることもできなかった性能が、今では搭載されて
 いて当然ということになってしまうことになります。
 
 ですからメーカーは莫大な開発費をかけて、次々に新しい機能を開発してい
 かなければならなくなっているのです。
 他社と比較されて性能が劣っていると思われてしまっては、その製品の売り
 上げも低くなり、会社の存亡に関わってくるのですから。

 どうしても私たちは、新しい製品を買おうとするときに、カタログに掲載さ
 れている機能でいろいろ比較しまいますよね。


 これは私たちが自分のことを判断するときも同じなのではないでしょうか。

 他の人と比較して、これが足りない、こんなこともできない。
 あの人はスゴイのに、自分はどうしようもない。
 こんなふうになれればいいのに、自分はダメだ。

 と私たちは無意識に自分と他人を比べて、自分を責めていることが多いよう
 です。


 でも、電機製品だって、新製品が発売されるたびに買い換えている人など、
 そんなにはいないと思いますし、必要最小限の機能さえ備わっていれば、い
 くら機械が古くても、普通に使うのには何の問題もありません。

 もちろん今、自分が持っている機械は、新発売の製品と比較してみれば、多
 少は見劣りするかも知れません。
 でも、使い慣れているものの方が、必要もない新機能がついているものより
 も使い勝手がいいこともあります。

 私たちだって、電機製品と同じように次々と自分に新機能をつけたしていか
 なくてもいいのですよ。

 大切なのは、人と比較するのではなくて、そのままの自分を受け入れること
 なのではないでしょうか。
 長所はもちろん、欠点なども含めて、自分の完全な部分、そして不完全な部
 分を認めて許してあげることです。
 
 自分が他人とどれほど違っていても関係はありません。
 自分は自分らしくあれば、それでいいのです。

 もちろん自分を受け入れるということは、いつまでも今のままでいることを
 選ぶということではありません。
 変化を起こす必要があるときには、他の人と同じようになるのではなく、自
 分が望む方向へ進んでいくことができるのです。

 自分の力を信じ、自由に優しく受け入れることができれば、私たちはいくら
 でも前向きに成長していくことができるのです。

 そんなふうにこころが自由になれば、過去も解き放つことができ、未来への
 選択する力を大切にすることができるのです。
 他人がどうあれ、自分の人生を決めるのは自分自身なのですから。


 どんなものと比べても、最高で、自分にとっていちばん使い心地がいい製品
 が自分自身なのです。

 あとは、それをどう使いこなしていくかだけですよね。

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このページは、shinが2001年8月30日 15:48に書いたブログ記事です。

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