No.286 ジェイムズ・ボールドウィン

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【癒しのことば】Vol.286 2001/8/24        
 総発行部数:12,235部

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※古今東西の名言から、ストレスを和らげ心を癒すことばを月~金の毎日お届
 けします。
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 「直面したからといって、すべてを変えられるわけではない。
  だが、直面しなければ何ひとつ変えられない」

      -- ジェイムズ・ボールドウィン(アメリカの作家)--

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 アメリカのニューメキシコ州のジェームス・ヤングという農園経営者は、自
 分の農園で取れるりんごが自慢でした。
 
 彼のりんご農園はとても寒い高地にあり、実がしまってとても風味がよかっ
 たのです。
 ですから彼はこんな広告を出して、好評を得ていました。
 「もし私のりんごがお気に召さなかったら、いつでもご連絡ください。お詫
 びにすぐに代金をお返しします」
 もちろん、実際に払い戻しの連絡するお客はほとんどいなかったということ
 です。

 その年も、ジェームスは収穫前からかなりの量の通信販売の注文を受けてい
 ました。多くの客は、彼のりんごにいつも満足していましたので、代金を先
 払いにしていたのでした。

 ところが収穫前になって、突然、大粒の雹が降ってきたのです。
 ジェームスのりんご農園も大きな被害を受け、やっと大きく実ったすべての
 りんごに傷がついてしまうことになりました。

 ジェームズは頭を抱えてしまいました。
 このままりんごを発送すれば、苦情が殺到するのは目に見えています。
 代金の払い戻しで、大損してしまうことになるでしょう。

 といって発送を中止すれば、その年の収入がゼロになるばかりか、せっかく
 毎年楽しみにりんごを買っもらっているお客が離れていってしまうかも知れ
 ません。

 結果的にジェームスは、りんごの発送をすることにしました。
 そして、いつも以上にお客を満足させたのです。

 なぜなら彼は、こんな一文をりんごに同封していたのです。
 「お送りさせていただいたりんごに、ちょっとした傷があることに注目して
 ください。実は、この傷はりんごを作るのに最適な高地で収穫された証拠な
 のです。高地特有の急激な気温の変化は、しばしば雹を降らせます。実はそ
 んなときはりんごの実がしまって、最高の味覚を生み出すのです」

 ジェームスは損をするどころか、かえって例年よりも多くの注文を受けるこ
 とになったのです。

 
 私たちがいちばん大きなストレスを感じるのは、どんなときでしょうか。
 それは変化だといわれています。
 いつもとは違う状況に置かれると、私たちはどうしていいのか迷い苦しんで
 しまいます。
 「いつもだったら、こうするのに・・・」
 ということは通用しません。

 そんなとき私たちは、自分の力でで考え、自分で判断することを要求され、
 それがストレスを生み出す原因になっているようです。
 いつもと違う状況は、私たちにとっては未知であり、できれば避けて通りた
 いもののようですね。

 では、私たちの人生においては、変化がない方が好ましいのでしょうか。
 きっとそうではないのでしょう。
 変化のない人生は退屈なものですし、本当は変化とは私たちが成長するため
 に必要だからこそ存在しているようですから。

 さきほどのジェームスの場合だって、変化があったからこそ彼は知恵を絞り
 さらに一歩進んだところへ行くことができたようです。

 変化というと私たちすぐに否定的に受け取る傾向があるようですが、ジェー
 ムスのりんごの場合は、
 「いつもはあまり降らない雹が降った」
 「その年は、温度が急激に下がり、りんごの実がしまっている」
 という単なる事実があるにすぎません。

 変化を避けようとすると、その事実からも私たちはネガティブなものを受け
 取ってしまいますが、それをチャンスだと捉えればいろいろな可能性が見え
 てきます。
 
 だとしたら変化というものはストレスを感じるどころか、本当は歓迎すべき
 ものなのではないでしょうか。
 そして重要なことは、変化は、私たちが成長することを必要としているとき
 にこそグッドタイミングにやってくるようです。

 さあ、今あなたはどんなストレスを抱えているのですか?
 それこそが、あなたがもっと大きくなるために、もっと自分の可能性を試す
 ことができるための、チャンスなのですよね。

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このページは、shinが2001年8月24日 15:45に書いたブログ記事です。

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