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【癒しのことば】Vol.272 2001/7/26
総発行部数:12,068部
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※古今東西の名言から、ストレスを和らげ心を癒すことばを月~金の毎日お届
けします。
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「幸と不幸との差は、その人が人生を楽しく明るく見るか、 敵意を抱いて
陰気に見つめるかの差である」
-- メーテルリンク(ベルギーの劇作家)--
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今や円熟味を増した個性派俳優の夫婦として有名な長門裕之・南田洋子夫妻
ですが、若い頃はさまざまな苦労をしたそうです。
なかでも知り合いの借金の連帯保証人になって、結局その莫大な借金をすべ
て背負うことになってしまったときほど困ったことはないということです。
住んでいた家はおろか、洋服や宝石などをすべてを手放してみましたが、そ
れで間に合う金額ではなかったのです。
毎日のように債権者が夫婦の行く先々に押しかけてきます。
これではとても仕事どころではありません。
いつしか仕事も少なくなり、狭いアパートに閉じこめられて、息が詰まりそ
うな生活だったといいます。
先行きの希望も見えなくて、とても暗く、やるせない毎日を過ごすことにな
ってしまったのです。
そんなある日、洋子さんは、こんなことを思わず言いだしました。
「もうこんな毎日はイヤ! どうせなら、もっと大きな家に住んで、美味し
いものを食べたり、好きなことをしましょうよ!」
それを聞いた夫の長門さんは、
「そんなこと、できるはずがないだろう。これ以上、借金を増やしてどうな
るんだ・・・」
と思わず口にしそうになりましたが、どうせ借金を抱えているのです。
いざとなったら、そうなったときのことだと覚悟を決めました。
そして、それからは新築の大きな家に引っ越したり、おしゃれをしてパーテ
ィに出かけて、毎日を楽しむことにしました。
するとどうでしょう。
苦しい生活を強いられているはずなのに、いつも楽しそうにしている夫妻を
見て、仕事をお願いしたいという人が多くなってきたのです。
夫妻は、もちろんどんなに小さな仕事でも、感謝して誠実に取り組んでいき
ました。
おかげで気がつくと、借金はいつの間にかキレイに返済し終わっていたとい
うことです。
きっとこれは、夫妻が自分たちの運命を嘆いてばかりいずに、もっと前向き
に生きていこうと決めたからこそ生まれた結果なのでしょう。
考えてみてください。
もし私たちが、何かが思い通りにいかなくて、この世界を敵意を持って眺め
ていれば、きっと出会う人は、イヤな人ばかりになってしまうでしょう。
道を歩いていれば、誰かとぶつかるかも知れません。
そうすれば、
「どこを見て歩いているんだ!」
と怒りがこみ上げてくるでしょう。
電車に乗ろうと切符の販売機に並べば前の人が、もたついてなかなか順番が
回ってこないこともあるでしょう。
すると、
「コイツ、わざともたもしているな!」
そんなイライラを感じてしまいます。
でも本当に、まわりには私たちに敵意を持ったイヤな人ばかりなのでしょう
か。
ひょっとすると、私たちが敵意を持っているから、そう思えるだけなのでは
ないでしょうか。
道で人とぶつかったのも、切符を買うのに待たされたのも、何か理由がある
はずです。
けっしてその人が、私たちに敵意を持っていたわけではないのでしょう。
信じられない人は、ちょっとこんな実験をしてみてください。
「あいつは絶対自分のことを嫌っているはずだ」
そう思う人がいたら、そのときだけでも気分を明るくして、感謝の気持ちを
込めながら、元気よく挨拶してみるのです。
きっと・・・
ある意味では意外な、そしてある意味では期待通りの反応が返ってくると思
いますよ。
この世界の法則は、とてもシンプルのようですね。
「暗く見れば暗く見えるし、明るく見れば明るく見える」
ただそれだけのようですね。

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