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【癒しのことば】Vol.267 2001/7/18
総発行部数:11.932部
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※古今東西の名言から、ストレスを和らげ心を癒すことばを月~金の毎日お届
けします。
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「自分の偏見を組み立て直しているにすぎないのを、「思考」していると勘
ちがいをしている者が非常に多い」
-- ウィリアム・ジェームズ(アメリカの心理学者)--
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何もかも思い通りにいっているときには、とても気持ちがよく、幸福を感じ
ますね。
それと同じように、私たちは、思うようにいかないことからも、幸福を引き
出すことができるのです。
……ただ、そのためには現実を素直に受け入れる必要があります。
そしてそれには、とてもイヤな気持ちになることを覚悟しなければなりませ
ん。
なぜなら、自分の至らなかった点、欠点や努力不足などという見たくもない
ことに直面することが避けられないのですから。
でもそうして今の状況の問題点や改善点に気づくことができれば、それを変
えていくように努力していくこともできるのです。
結果的には、その思うように行かなかったことに出会ったために、私たちは
また大きく成長して、今度はもっとうまくいろいろなことを成し遂げるよう
なっていけるのではないでしょうか。
「現実を受け入れ」、イヤな気持ちも充分味わうことが、私たちを本当の満
足や幸福に導いてくれるようですね。
ところが多くの人は、幸福になるためには、
「イヤな気持ちになってはいけない」
「いつも今に満足していなければならない」
と思い込んでいるようです。
ですから「現実を受け入れ」て、イヤな気持ちになるよりは「現実を否定す
る」あるいは「現実に満足をしたふりをする」ことを選んでしまうのです。
うまくいかないのは誰かが悪いからだと考えたり、これでいいんだとあきら
めてしまうのです。
また、無関心を装い、もうどうでもいいやと思ってしまうかも知れません。
……そんな思い込みから自由になることが、本当の幸福への道なのかも知
れません。
たとえば、あなたが会社の会議で、自信満々の新しい企画を、意気込んで発
表したとします。
その結果が、思ったほどでなかったとしたら・・・
「この企画のすばらしさなんて、誰にもわかりはしないんだ」
「別に、はじめから期待なんてしてなかったよ」
と思うことで、イヤな気持ちになることを避け、わずかな幸福にしがみつく
こともできます。
でも、どこが問題だったのだろう、何が足りなかったのだろうといろいろ考
えてみることも可能ですね。
その結果、企画に間違いなく自信が持てるのなら、わかってくれないみんな
の問題だということがわかり、その対策を考えることができます。
また、自分では気づかなかった改善の余地を指摘してもらったのなら、さら
によくしていくこともできるのです。
どちらが自分に誠実で、本当の満足を感じることができるのでしょうか。
イソップ物語で、「キツネとぶどう」というお話がありますね。
キツネは、ぶどうが欲しくて何度も跳んでは取ろうとしますが、結局取れま
せん。
そこでキツネはこう言います。
「ああ、あのブドウは酸っぱいんだ。別に欲しくはなかったのさ」
さてキツネは、どうすれば、
「悔しいな。どうすれば、ぶどうを取れるのか考えなくては・・・」
ということに意識を向け、本当の幸福を手に入れるための一歩を踏みだせた
のだと思いますか?

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