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【癒しのことば】Vol.259 2001/7/4
総発行部数:11.758部
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※古今東西の名言から、ストレスを和らげ心を癒すことばを月~金の毎日お届
けします。
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「人は幸運のときは偉大に見えるかも知れないが、真に向上するのは不運の
ときである」
-- シラー(ドイツの詩人)--
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何もかもうまくいかなくて、失意のどん底に落ち込んでしまったときは、私
たちが成長するための大きなチャンスのようです。
冷静に現実を受け止め、どうしてこんなことになったのかを振り返ってみれ
ば、自分のこれからの課題や問題点が見えてきます。
状況が苦しければ苦しいほど、それは自分にとってどんな意味があるのかを
考えれば、自分の未熟なところがわかったり、思わぬ気づきを得ることがで
きるかも知れません。
ところが多くの人は、不運に出会うとその現実から目をそらし、どこか他の
所に責任をなすりつけようとします。
こんなふうになったのは誰かのせいだ、あるいは環境が悪いからだと、外に
原因を求めたり、すべては自分がダメだからこうなってしまったんだと、自
分を責めたりするのです。
誰でも自分の嫌なところやマイナスの面は見たくないものです。
誰かが悪い環境がよくないと思えば、今の自分の境遇にも諦観できますし、
自分はどうしようもない人間だと絶望すれば、本当の自分の未熟なところに
気づかないふりができるのです。
そうやって自分の課題、マイナス面を見ないでおけば、それを克服するため
に何かにチャレンジしなくてもいいし、自分に変化を起こす必要から逃げ出
すこともできるかも知れません。
そして、
「あいつが悪いから……」
「自分がダメだから……」
という鎧を身にまとって、慣れた自分の安全圏に留まろうとするのです。
でも、いくら自分のマイナス面から目をそらしたところで、それがいつの間
にか消え去るわけではありません。
それどころか、そこから逃げようとすればするほど、そのマイナス面や自分
の嫌なところは、ますます私たちを追いかけてくるのではないでしょうか。
それは、いろいろな不運な出来事や不幸という形をとりながら、何度も何度
も私たちの目の前に現れてくるのかも知れません。
……なぜなら私たちは成長していくために、ここに存在しているからです。
そのためには、気づいて克服しなくてはならない人生の課題が確かにあるよ
うです。
それを知る機会が、失敗や思いがけない事故、私たちが出会う困難な出来事
という形を取って姿を現すようですね。
だとしたら、何も恐れることはありません。
もっと生きることを楽しんでみましょうよ。
うまく行っているときには、充分それを楽しみましょう。
そして、不運な出来事に出会ったとき、何もかもうまくいかないときも、そ
れを味わってみましょう。
そんなときは、私たちが安全圏から外に出て、さらに大きく向上していくと
きなのです。
そこで気づく、自分の未熟なところ、嫌なところは、私たちの成長のスペー
スです。
それはきっと……
もっともっと私たちが大きく成長して、もっともっと自分のことを好きにな
るためにあるのでしょうね。

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