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【癒しのことば】Vol.258 2001/7/3
総発行部数:11.725部
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※古今東西の名言から、ストレスを和らげ心を癒すことばを月~金の毎日お届
けします。
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「人生とは、今日一日のことである」
-- デール・カーネギー(アメリカの教育家)--
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・・・あなたの信頼する家来が、あわてふためいてやってきて、
『東方より、巨大な山がすべてのものをなぎ倒しながら、すごい勢いでこち
らへ向かってきます。一体、どうすればよいのでしょうか』
と報告したとします。
さらに同時に、西や南、北の方角を見張っていた家来も、同じように駆け戻
ってきて、同じようなことを告げたとしたら、どうなされますか?
「うむ・・・ そんなことになっては、もはや手の打ちようがない。
わしにできることと言えば・・・」
これは『阿含経』のなかに見える、ブッダと当時インドで最も巨大だったコ
ーサラ国の王の会話です。
ことばに窮しているコーサラ王に、ブッダはこう説きます。
「そう、我々にできることと言えば、ただ生きている間に、善行を行い功徳
を積み、悔いを残さぬようにするほかはありません。そして、これはたと
え話などではなく、今も我々には、老いや死が迫ってきているのです。こ
れはいかに大きな国の王であっても、例外ではないのです」
これには、さすがの時の権力者、コーサラ王も感じ入り、時を大事にして功
徳を積むことを誓ったということです。
私たちは、思わぬ出来事や困難に遭遇すると、うろたえて頭を抱えたり、こ
れからどうしようかと迷いや悩みを感じてしまいます。
でも、これは時間があるから生じてくるものなのではないでしょうか。
もし今日一日しか生命がないとしたら、悩んだり迷ったりするヒマもありま
せん。
どんな人でも、今、目の前にある、やりたいこと、やっておかなければなら
ないことに集中するのではないでしょうか。
逆に言えば、自分には今日しか時間がないという気持ちで臨めば、どんなこ
とに対しても恐れや迷いも感じることなく、全力で立ち向かっていけるのか
も知れません。
そして、心から満足して一日を終えることができれば、こんなにすばらしい
ことはありません。
そんな毎日の積み重ねが、充実した人生を創りあげていくのでしょうね。
まぁ、なかなかそんな境地に到達することは難しいかも知れませんが、今日
一日、たったひとつでもいいですから、何かプラスのことを取り入れてみる
ということを心がけることくらいはできるのではないでしょうか。
たとえば、
・ 一日に一回は、笑顔で人に接するようにしよう
・ 一日に一回は、人に親切にしてみよう
・ 一日に一回、「ありがとう」ということを多くしてみよう
・ うまくいかなくても、もう一回やってみよう
・ もう一分だけ、早く会社へ行ってみよう
など、どんな小さなことでもいいですから、やってみるのです。
さらに、毎日たったひとつだけマイナスなことを減らすようにしてみるのも
いいかも知れません。
・ 一日に一つは、不平・不満のことばを減らそう
・ 一日に一つは、腹をたてることを減らそう
・ あれこれ思い悩むことを、一日に一つだけ減らそう
・ 「できません」ということばを、一日に一回は減らしてみよう
・ 人を恨んだり妬んだりすることを、一日に一回減らそう
たった一つですが、この一つがやがて大きな違いを生み出すことになるので
しょう。
たった一日ですが、何かをやってみた、あるいはやろうとした自分を認めて
あげることが、やがては大きな幸せを創りだすことになるのでしょうね。

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