No.247 中村天風

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【癒しのことば】Vol.247 2001/6/18        
 総発行部数:10.529部

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※古今東西の名言から、ストレスを和らげ心を癒すことばを月~金の毎日お届
 けします。
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 「人生はどこまでも生かされる人生であっちゃいけない。
  生きる人生でなきゃいけない」

                       -- 中村天風 --

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 私たちは、さまざまな状況や場所によって、いろいろな役割を演じている役
 者のようなものです。

 ある人は、子どもの前では父親であり、妻の前では夫です。
 また、自分の両親の前では子どもでありますし、会社へ行けば何人もの部下
 を指揮する立場かも知れません。

 そして、どんな役割にも「義務」が存在するのも確かなようです。

 父親だから、夫だから、子どもだから、社長だから……
 あるいは、男だから、女だから、長男だから、日本人だから……

 その役割において、当然果たさなければならない「義務」もあるでしょう。
 でも、それが、
 「……だから、こうでなければならない」 
 という思い込みであり、いろいろな苦悩の原因になっているということも多
 いようですね。

 たとえば、本当は自分としてはしたくないことでも、
 「……だから、しなければならない」
 という思い込みからの行動を取った場合はどうなるでしょう。

 その結果が、失敗に終わったとしたら、
 「本当は、自分が……でなければ、したくなかったのに……」
 と後悔の念や、被害者意識を持つことになってしまいます。

 また、それが成功したとしても、
 「……として、当然の義務を果たしただけだ」
 と、まるで自分とは別の……という誰かがいて、その人ががんばった結果
 だとしか受け取ることができないかも知れません。

 さらに、
 「……だから、これはしてはいけない」
 という思い込みも、私たちの成長を制限するもののようです。

 「男だから、台所へ入ってはいけない」
 「長女だから、しっかりしていなくてはならない」

 という思い込みが、私たちの大きな楽しみを奪っていたり、重荷になってい
 ることも多いようですね。


 本当に、大事にしなくてはならないものは、
 「その『役割』だから、こうしなくてはならない」
 という思い込みではなくて、
 「『自分』が、やるべきだと思うから、やってみる」
 ということのようです。

 この考えは、ある人たちからは、受け入れ難いと感じられるものかも知れま
 せん。
 「だって、その立場として、当然果たさなければならない義務があるだろう」
 「その立場なら、これはしてはいけないだろう」
 そう思う人も多いでしょう。
 
 でも、ちょっと立ち止まって、考えてみてください。
 それは、誰の「思い込み」なのでしょう。
 誰が決めた「義務」なのでしょう。

 本当は、私たちが、ある「役割」を演じるときには、その役を楽しむために
 そこにいるのではないでしょうか。
 だとしたら、なぜ自分が楽しみたいように、楽しまないのでしょうか。

 振り返ってみてください。
 私たちが何かをやってみて、楽しめたり、うまくいくとか失敗するとかに関
 係なく充実感を持つときは、いつも自分が「したいからする」という選択を
 したときなのではないでしょうか。

 そして、楽しくなかったり、自分が被害者のように感じたのは、たいてい義
 務感や役割感からそれをしたときなのではないでしょうか。

 
 思い出してください。
 あなたが、この世界に生まれてきたのは、正しく「役割」を演じるためでは
 なくて、生きることを楽しむためでしたよね。

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このページは、shinが2001年6月18日 14:43に書いたブログ記事です。

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