No.243 芥川龍之介

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【癒しのことば】Vol.243 2001/6/12        
 総発行部数:10.021部

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※古今東西の名言から、ストレスを和らげ心を癒すことばを月~金の毎日お届
 けします。
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 「人生を幸福にするためには、日常の瑣事を愛さなければならない」

               -- 芥川龍之介 --

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 いい絵を描くためには、理論を学ぶよりも、すばらしい絵を、たくさん見る
 ことからはじめた方が上達が早いそうです。

 料理が上手くなりたかったら、料理の本を読んだり、料理学校へ通うよりも、
 まず美味しいものをいろいろと食べてみる方がいいようですね。

 自分が、こんな絵を描きたい、こういう料理を作ってみたいということが見
 えてくれば、そのために必要なものがわかってきます。
 そして、そのために学ぶべきことも見えてくるのです。


 これは、人生についても同じことが言えるのではないでしょうか。

 自分がこんなことをしたい、あんな人になりたいという目的をみつけ、それ
 に向かって必要なものを身につけながら進んでいく。

 これこそが自己実現と呼ばれるものですし、その過程でのいろいろな体験を
 楽しむことが、幸福になるということなのかも知れません。

 ところが、
 「私は生きるのが下手だ、もっと上手くなりたい・・・」
 と思っている人に限って、自分がどんなときによろこびを感じるのか、何を
 しているときが楽しいのかということをわかろうとするよりは、理論や技術
 を一生懸命に学ぼうとするようです。

 もちろん、上手く生きるための考え方や、方法を知ることも大切なのでしょ
 う。
 確かに、いろいろな本を読んだり、勉強会や講演会に行ってみると、そのと
 きは、こういうふうに生きればいいんだ、と元気がでてきます。
 でも、しばらくするとまた、どうすればいいのかわからないと迷ってしまう
 ことも多いようですね。

 これは、自分がどこへ行きたいのかもわからないのに、性能のいい自動車を
 手に入れたようなものかも知れません。
 いくらスピードが出るように自動車を整備しても、運転技術を磨いても、自
 分がどこへ行きたいのかがわからなければ、宝の持ち腐れです。

 世間がいいと言うところを目的地にしてみても、走りながら楽しみを感じら
 れないとしたら、そこへ辿りついても本当の満足は得られないでしょう。
 誰かに運転手になってもらっても、本当に自分が目指すところへ連れていっ
 てくれるかどうかはわかりません。

 やはり、本当に人生を幸福に生きるためには、自分がどこへ行きたいのかと
 いうことを知る必要があるようです。

 そして、それを知るためのヒントは、誰かに教えてもらうものではなく、ど
 こか他のところではなく、いつも自分のなかにあるのです。
 
 自分が今いる場所で、いまやっている仕事や人間関係。
 または、自分が興味を感じることをはじめてみる。
 
 そんななかで、ふと感じる、
 「ちょっとした、いい感じ」
 を大切にしてみるのがいいようです。

 人の顔がみな違うように、よろこびを感じることや、やっていて楽しいこと
 はそれぞれ違うのです。

 「ちょっとした、いい感じ」を愛することを大切にしていれば、今までは灰
 色に見ていた世界が、さまざまなカラーに彩られた、すばらしい風景に見え
 てくるでしょう。
 そして、そんななかから自分が本当にやりたいことがみつかるのではないで
 しょうか。

 幸せのタネは、あれこれ考えることよりも、ただ生きることを楽しんでいる
 ときにこそ手に入るようですね。

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このページは、shinが2001年6月12日 14:40に書いたブログ記事です。

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