No.241 エルバート・ハバード

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【癒しのことば】Vol.241 2001/6/8        
   総発行部数:9853部

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※古今東西の名言から、ストレスを和らげ心を癒すことばを月~金の毎日お届
 けします。
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 「愛は与えることによって成長する。
  人に贈ることができるのは、自分が持っている愛だけだ。
  愛を持ち続けるには、愛を与えるしかない」

        -- エルバート・ハバード (アメリカの教育家)--

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 ある刑務所の看守が、ひとりの囚人を受け持つことになりました。
 特別重要な囚人だから、しっかりと見張るようにと命令されたのでした。

 看守は毎日、独房のなかの囚人を見張ります。
 なにしろ特別な囚人です。
 逃がしたら大変ですから、看守は囚人には、なるべく自由な時間を与えたく
 はありません。

 看守には、ちょっとした仕草が逃げ出そうとたくらんでいるようにも見えま
 すし、囚人が窓から外を眺めていれば、仲間に合図を送っているようにも思
 えます。

 看守は、夜、寝ているときにも目を離してはならないと思い、とうとう独房
 のなかで眠ることにしました。

 ひとときも気を許してはならないのです。
 どんなことがあっても大事な囚人を、いつも見張っていなければならないの
 です。

 やがて疲れ果てた看守は、囚人を見ながら、ふと思うようになりました。
 「あいつと私、本当はどちらが囚人なのだろう・・・」


 理想的な人間関係は、相手をただありのままに愛し、支えあうことができる
 関係ではないでしょうか。
 相手を信頼し、いろいろな経験を分かち合いながら、お互いの人生の目的地
 に向かってに協力しながら進んでいくことができる関係です。

 でも、多くの人は人間関係で悩みを抱えています。
 特に、愛する人との関係でストレスを感じていることが多いようです。

 その原因のひとつは、相手を「所有」しようとすることにあるのではないで
 しょうか。
 私たちは、愛する人を、自分だけのものにしたいという強い欲求を持ってい
 るようです。

 相手を大事だと思えば思うほど、その人を失いはしまいかと恐れが湧いてき
 て、相手の自由を束縛して、自分の望むように変えようとします。
 そして、相手が自分の思い通りにならないと、さらに相手にしがみついて
 「所有」しようとするのです。

 ところが、誰かを「所有」しようとすることは、自分が「所有」されてしま
 うことになるようです。
 つまり、相手に依存してしまうことになります。

 そんな関係では、幸せを感じるカギは、自分ではなく相手のなかにあること
 になってしまいます。
 これでは、本当のいい関係ということはできませんよね。

 本当の『愛』は、相手を信頼するということから生まれるものなのではない
 でしょうか。
 誰かを信頼し、自由を与えるときには、必ずその人は、もっと大きな信頼と
 尊敬を持って迎えてくれるのです。

 相手をあるがままに受け入れ、『愛』を与えることができれば、さらに大き
 な『愛』に包まれるようになります。

 お互いが自由で、それぞれの道を、支え合いながら歩いていく関係を楽しむ
 ことができるようになるのです。


 ひょっとしたら、その『愛』が、相手が自分の望むように変わってくれたり、
 いつも自分の側にいてくれるということではないかも知れません。

 だけど、私たちはもっと大きな『愛』を得ることができるのです。
 もう看守ではなくてもいいのです。
 私たちは、本当に自由で、自分でいて、この世界を生きることを楽しむこと
 ができるようになるのです。

 ……それこそが、本当に『愛』を与えるということなのではないでしょうか。

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このページは、shinが2001年6月 8日 14:38に書いたブログ記事です。

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