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【癒しのことば】Vol.256 2001/6/29
総発行部数:11.587部
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※古今東西の名言から、ストレスを和らげ心を癒すことばを月~金の毎日お届
けします。
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「強い人が勝つとは限らない。
すばらしい人が勝つとも限らない。
私はできる、と考えている人が結局は勝つのだ」
-- ナポレオン・ヒル(アメリカの教育家)--
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海が見える丘の上で、ある兄弟が空を見上げていました。
夕焼け空を、渡り鳥たちが羽ばたいていきます。
それを眺めながら兄は、
「あぁ、翼さえあれば俺だって、どこへでも行けるんだけどなぁ・・・」
とため息をつきました。
まだ幼い弟は、そんな兄に、目を輝かせながらこう言いました。
「そんなことないよ、兄さん。翼なんてなくても、僕たちは、いつでも好き
なところへ行けるよ」
「そうだな・・・」
兄はそうつぶやくと、弟の車椅子を押しはじめました。
何かやりたいことがあるのに、自分にはできない、とそこへ向かっていくの
をためらっている人はいませんか。
そんな人は、ひょっとしたら『できない病』にかかってしまっているのかも
知れません。
こじらせると大変ですから、よく利くクスリを処方してみましょう。
今日のところは、2錠ほど試してみてください。
1錠目
1960年、ローマオリンピックで、アメリカのウィルマ・ルドルフという選手
が百メートル走、二百メートル走、そして四百メートル・リレーと三つの金
メダルを獲得しました。
これはアメリカ人女性としては、史上初の快挙でした。
ウィルマはリレーで優勝した瞬間、思わず泣き崩れてしまいました。
彼女の胸のなかは、母親への感謝でいっぱいだったのです。
・・・ウィルマは、スラム街の貧しい家に生まれました。
そして、四歳のときに小児マヒにかかってしまったのでした。
彼女の母親は、家計のために仕事を続けながら、ほとんど毎日のように、ウ
ィルマを七十キロ以上も離れている病院へ連れていきました。
そして、いつも動きにくい左足をさすっていたのです。
それから四年後、ウィルマは、なんとか走れるまでに回復し、そのよろこび
を噛みしめるために陸上をはじめることになります。
2錠目
水野源三さんは、9歳の時熱病にかかり、その後遺症のため身体が麻痺して
しまい寝たきりになってしまいました。
手足の自由も利かないばかりか、ことばさえ発することもできず、意志表示
の手段といえば、まばたきするしかなくなったのです。
それでも、47歳で亡くなるまでに、4万以上のすばらしい俳句や詩を残さ
れています。
その方法は、50音図を壁にかけ母親が順番に指差して、望む字のところで
まばたきをして、一字一字を拾って文章を綴るというものだったのです。
物が言えない私は
有難うのかわりにほほえむ
朝から何回もほほえむ
苦しい時でも悲しい時でも
心からほほえむ
どうでしたか?
『できない』のではなくて、『やらなかった』だけですよね。
そう思えてきて、元気がでてきたあなたは大分快方に向かっていますよ。