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【癒しのことば】Vol.233 2001/5/29
総発行部数:6439部
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※古今東西の名言から、ストレスを和らげ心を癒すことばを月~金の毎日お届
けします。
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「寝床につく時に、翌朝起きることを楽しみにしている人間は幸福である」
-- ヒルティ(スイスの哲学者)--
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白い紙に落ちたインクのしみは、ほんの小さなものでも気にすれば気にする
ほど私たちのなかで、その存在が大きくなっていきます。
そしてついには、その紙全部がインクで汚れてしまっているように感じてし
まうこともあるかも知れません。
それと同じように私たちは、ときにちょっとしたことにも不安を感じオドオ
ドしてしまうことがあります。
そうなると、その「不安」や「恐れ」のことばかりが気になり、気分が重く
なってくるのではないでしょうか。
このようなネガティブな心の状態は、私たちの身体の免疫機能にもよくない
影響を与え、さまざまな病気を引き起こす原因になっているという説もある
ようです。
「病気」とは「気」を「病む」と書きますが、何かにとらわれていると、
「気」つまりエネルギーの流れが滞ってしまうのです。
でもほんの少しのしみがあったとしても、気にしなければ白い紙は完全な白
い紙ですし、普通に使うには何の差し支えもないでしょう。
ひょっとしたら、私たちが感じる「恐れ」も、この小さなしみと同じような
ものなのではないでしょうか。
アメリカのある大学で、「恐れ」についての研究が行われたことがあります。
その結果、私たちが感じる「恐れ」のうち、40%は絶対に起きるはずがな
いことに対してだったということです。
また、30%はすでに過ぎ去ったことですし、12%は心配する必要のない
ことでした。
また10%は、取るに足らない些細なことに過ぎなかったということです。
つまり「恐れ」ていたことが本当に実現してしまったのは、8%しかなかっ
たのです。
それだってきっと、ほとんどのものが、恐れずに普通に対処すれば乗り越え
られるものなのではないでしょうか。
そして、その残りの数%は怖がっていたからといって、避けられるものでは
ないのです。
だとしたら、その数%のために、心身を蝕まれるというは、とてもバカバカ
しいことだとは思いませんか。
「病気」の反対は「元気」ですが、『元』とは「はじめ」や「もと」という
意味を指します。
つまり、どんなことにもとらわれることなく、自然の流れにまかせて、ある
がままに生きていけば、「気」も自由に流れて、心身共に健康になっていく
ということなのではないでしょうか。
英語でも「病気」のことを"disease"と綴ります。
これは"ease"が"dis"な状態のことを指すようです。
"ease"は「気楽」ということですから、「気楽」に生きていないと「病気」
になるということを表しているのではないでしょうか。
どんな「恐れ」や「不安」が襲ってても、気にせず、こだわらず、「気楽」
にいきましょう。
それが「健康で」で「幸福」に生きる秘訣のようです。
どうせ「恐れ」や「不安」は、ほんの小さな「インクのしみ」にしか過ぎな
いのですから。

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