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【癒しのことば】Vol.222 2001/5/14
総発行部数:6194部
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※古今東西の名言から、ストレスを和らげ心を癒すことばを月~金の毎日お届
けします。
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「人はどんな高い所にでも登ることができる。
しかし、それには決意と自信がなければならぬ」
-- アンデルセン(デンマークの作家)--
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高い山の頂上に立つためには、まずそこを目指そうと心に決めなければなり
ません。
何となく歩いていたら、知らぬ間に高い山の上にいたということなどありえ
ないのです。
また、
「いつか登れたらいいな……」
といった淡い気持ちではなく、
「絶対、あの山の頂上へ立つんだ!」
という強い決意が必要になるでしょう。
そして本当に、行きたいところへ到達するために、自分は必ずそこへ行くこ
とができるのだという自信を持つことが大切なようです。
自分を疑う人は、山へ登ろうとはしません。
また登ったとしても、ちょっとした障害に出会うと、
「やっぱり自分には無理なんだ」
とすぐにあきらめてしまうでしょう。
ミシガン州フリントに生まれたハーロー・カーティスは、学校を卒業すると
すぐに兄と同じく、地元のゼネラル・モータース社の塗装工場で働きはじめ
ました。
それから数十年後……
兄が65歳で塗装工場を定年退職したとき、弟のハーローは、ゼネラル・モ
ータース社の社長になっていたのです。
同じような環境にありながら、兄は定年まで塗装工で、弟は異例の昇進を重
ねて社長にまで登りつめることになりました。
この違いはいったいどこから生まれてきたのでしょうか。
後年、あるインタビューで弟のことを聞かれて、兄はこう答えたそうです。
「あいつは昔から野心家だったからなぁ……」
確かにハーローは、はじめから塗装工という仕事に満足せず、将来の出世を
考えて、ビジネス・スクールに通って簿記の勉強をはじめていました。
そして、自ら新聞の求人広告を見てゼネラル・モータースのスパーク・プラ
グ部門の募集に応募して、簿記係に採用されたのです。
それからもハーローは、常にもっと高いところを目指し、さらに勉強を続け
て、自分を高めていくことを怠りませんでした。
その勤勉さや熱心な仕事態度が評価され、ハーローは徐々に昇進を重ね、つ
いには社長に抜擢されることになるのです。
兄だって、出世したい気持ちがなかったわけではないようでした。
「……いろいろ忙しくてね。出世するために必要な勉強をする時間もお金
もなかったんだよ」
とインタビューで、しみじみ語っていたそうです。
でも、弟のハーローだって環境は、同じだったはずです。
違いがあったとすれば、ハーローには、「決意」と「自信」があったという
ことだけなのではないでしょうか。
たとえば、
「近くの草原にハイキングに行って、お弁当を食べよう」
というような簡単な目標でも、まず、『行こう』という「決意」と、『必ず
そこへ行くことができる』という「自信」があるからこそ実現するのですよ
ね。
そして、それさえあれば自分が今、何をするべきか(電車の時間を調べる、
お弁当の用意をする……)が見えてくるのです。
「いつか行ければいいな……」
「本当にそんなことできるのだろうか……」
などと思っていれば、いつまでたっても草原でお弁当を食べることはできな
いのではないでしょうか。
逆に言えば、高い山に登る(=大きな目標を達成する)ためには、あまり余
計なものはいらないようです。
本当に必要なのは、
「はじめることを決意する」
「自信を持ってやり続ける」
たったこれだけなのではないでしょうか。

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