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【癒しのことば】Vol.203 2001/4/6
総発行部数:5901部
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※古今東西の名言から、ストレスを和らげ心を癒すことばを月~土の毎日お届
けします。
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「何かをすると決めることは、
それ以外のことをしないと決めること」
-- 中谷彰宏 --
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プロ野球の世界では、2割7分の打率のバッターは並の選手ですが、3割バ
ッターとなればば強打者といわれます。
年棒や新聞記事の扱いもかなりの違いがあるようですね。
ところが、2割7分と3割の差を計算してみると、ヒットの数はそんなに違
わないようです。
仮に年間の打席を400としてみると、3割バッターのヒット数は120本
程度。
そして、2割7分の選手のヒットは108本になります。
その差は、わずか12本。
年間を通して10試合に1本ほど多く打つことができれば、並のバッターが
強打者になってしまうのです。
この違いはどこから生まれるのかというと、たとえば点差が開いた4打席目
を、何とかヒットを打とうと一生懸命になるか、気を抜いてしまうかという
ことの差だということです。
たとえ能力的には、そんなに違いがなくても、どれだけ目の前のことに対し
て真剣に取り組むことができたか、ということで結果は大きく違ってくるよ
うです。
これはプロ野球の世界だけでなく、私たちの仕事や人間関係にも当てはまる
ことではないでしょうか。
接客の仕事をしている人なら、
「いらっしゃいませ」
のひとことを、心を込めて言うか、何となく言うかでお客様に与える印象が
かなり違ってきます。
クリーニング屋さんだって、心をこめてアイロンをかけると、仕上がりがま
ったく違ってくるそうです。
人間ですから、いつもいつも明るく元気よくがんばるとはいかないかも知れ
ませんが、それでもそのときはそのときなりにベストを尽くすということは
可能なはずです。
けっして無理をする必要はありません。
ほんの1割ほどの違いを生みだすように心がければいいのです。
そんなことをしようとしない人に限って、
「私には、才能がないから……」
「自分はツイていない」
などと、思い込んでいるようです。
あるいは、
「私には、他に本当にやりたいことがあるんだ」
ということを言い訳にしている人もいるようですね。
でも、あなたの目の前のことは、仕事にせよ勉強にせよ、または人間関係に
せよ、どこかで自分がやってみようと決めたから、そこにあるのではないで
しょうか。
「そんなことはない。私は、こんな仕事をしたいなんて思っていなかった」
「これしか選択の道がなかったから……」
などといったって、他の道を選ばなかったということは、あなたがそれを選
んだということなのです。
そんな気になって目の前のことに、今以上にもう少しだけ真剣に力を出すよ
うにしてみませんか。
そうすれば、今までとは違う自分が見えてくるかも知れませんよ。
私たちの本当の力は、そんなふうに使えば使うほど、ますます大きくなって
いくのです。
運がいいとか、才能があるとは、そんな力の使い方をしている人のことのよ
うですね。
そして、そんな人こそ、気が付けば、本当に自分のしたいことをすることが
できていたという結果になっているのではないでしょうか。

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