2001年4月アーカイブ

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【癒しのことば】Vol.218 2001/4/27        
   総発行部数:6087部
  
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※古今東西の名言から、ストレスを和らげ心を癒すことばを月~土の毎日お届
 けします。
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 「どこにも神を見た者はいないが、もしわれわれが互いに愛し合うならば、
  神はわれわれの胸のなかに宿るのである」

                    -- トルストイ --

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 中国の高名な禅師のもとへ、イギリス人の大学教授が訪れました。

 教授は仏教哲学が専門で、論文をまとめるために、その禅師の意見を聞きに
 きたのです。

 禅師は、
 「お話をはじめる前に、すこしお茶でも飲みましょうか」
 と教授に勧めました。

 茶瓶を火にかけ、お湯が沸くのを、禅師は静かに見守っています。
 教授も黙って待っていたのですが、頭のなかは、今取り組んでいる論文のこ
 とで一杯でした。

 禅師にどんな質問をすれば、いちばん効率がいいだろうかと、一生懸命考え
 を巡らせていたのです。
 「何から聞いてみようか……」
 「これを聞くと、たぶんこう答えるだろうな…… その前に、やっぱり、
  この質問の答えも聞いておかなくては……」

 やがてお湯が沸き、禅師は湯飲みをふたつ用意し、そのひとつを教授の前に
 置きました。
 そして、その湯飲みにお湯を注ぎはじめました。

 その間も、教授の頭のなかは、忙しくいろいろな考えが駆け巡っています。

 禅師は、静かにお湯を注いでいます。
 湯飲みが一杯になりましたが、禅師はさらにお湯を注ぎ続けます。

 とうとうお湯は、湯飲みを溢れ、畳の上へこぼれ落ちはじめましたが、それ
 でも禅師は、注ぐのをやめようとはしません。

 教授は驚いて、思わず叫びました。
 「何をしているのですか!」

 禅師は、教授の顔を見て微笑みました。
 「この湯飲みは、あなたの頭と同じです」
 教授が、意味がわからず困惑していると、禅師は、続けてこう言ったそうで
 す。
 「あなたの頭は、もう何かで一杯のようですね。
  ですから私が何を注ごうとしても、それはきっと溢れだすだけでしょう」


 ヨガの秘法に「呼吸合わせ」と呼ばれるものがあります。
 それは、ふたりがピッタリと抱き合い、お互いの胸の鼓動にただ意識を向け、
 呼吸を合わせていくという方法です。

 ただそれだけのことなのですが、体験してみると本当に深い一体感を得るこ
 とができ、安らかな気分になれるものです。

 相手の呼吸を感じようとしているうちに、だんだんと自分のなかのいらない
 ものが外へ出ていき、相手を受け入れる空間が広がっていくのです。
 それは、ただ今「そこにいる」ことだと言えるでしょう。

 すると、いつもは自分の頭のなかの雑音で聞こえなかったものが聞こえてき
 たり、いろいろな考えがじゃまになって見えなかったものが見えてきたりす
 るのです。

 そして、相手も自分も、このままですばらしいのだという感じを持つことが
 できるのです。

 誰かを受け入れるということは、結局は自分を受け入れるということになる
 ようですね。


 余計な先入観や、決めつけなどを手放して、ただ一緒にいてあげる。
 話しを聴いてあげる。
 そんなコミュニケーションこそが、私たちにとって、本当はいちばん大切な
 ものなのでしょう。

 それは結局、この世界を愛し、自分を愛するということにつながっていくの
 ではないでしょうか。

 それがこの世で、いちばんすばらしいことなのかも知れませんね。

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【癒しのことば】Vol.217 2001/4/26        
   総発行部数:6075部
  
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 「この世は鏡だ。
  ひとりひとりに自分の顔を映して見せてくれる」

      -- ウィリアム・サッカレー(イギリスの作家)--


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 「私は、とても不幸なんです。いつも気分が晴れないし、心が落ち着かなく
  て重苦しいのです。どうしたら幸せになれるのか教えてください」

 その患者はイスに座るなり、しかめっ面をしながら、イライラとした口調で
 訴えてきました。

 対応した心理学者のアドラー博士は、落ち着き払って、こんなことを言った
 そうです。
 
 「わかりました。
  では1日だけで結構ですので、次の処方を試してみてください。
  あすの朝、目が覚めたら、1日中自分のことは一切考えないようにしてみ
  てるのです。
  そして、その日は、家族を大いに幸せにしようと宣言し、それを実行して
  ください。
  会社へ行ってからは、どうすれば同僚やまわりの人に役に立つことができ
  るかだけを考えて、行動してみるのです。
  それを1日中やってみたら、あなた自身がどんな感じがするかを、来週、
  もう一度、来て私に教えてください」

 それを聞いた患者は、何かしっくりいかない顔をしながら帰っていきました。
 ところが、その次の日、彼は満面に笑みをうかべながら、アドラー博士のも
 とにやって来たのです。

 「お伝えするのに、来週までとても待てなかったので来てしまいましたよ。
  先生! 私は今日ほど幸せな1日を過ごしたことは、ありませんでした。
  こんなに、気分がスッキリして、まわりが明るく見えたことははじめて
  なのです。
  もう私は、大丈夫です。
  どう生きていけばいいのかをみつけることができたのです」

 彼は、目を輝かせながら、そう言ったということです。


 道を歩いていくとき、うつむいて地面の土くれや小石ばかりをみて通ること
 もできます。
 でも、少し顔を上げて、道端に咲いている花や、空に浮かぶ雲を眺めながら
 歩いていくこともできるのです。

 私たちには、自分が見ようと思っていることだけが、見えてくるようです。
 そして、自分が見ているものを実際にも手に入れることになるようです。
 私たちが生きている世界は、自分自身がつくりだしているといってもいいよ
 うですね。

 自分を不幸だと思っている人に共通している特徴は、アラさがしをしすぎる
 傾向があるということだそうです。

 どんなものや人にも、短所や弱点はあるでしょう。
 それを必要以上に見つけだそうとするから、その人の世界のなかで、それが
 どんどん大きくなっていくことになります。
 そして、不幸やネガティブなものを引き寄せることになるのです。
 
 いつもグチばかり言っていたり、人のアラを探している人のところへは、誰
 も寄りつこうとはしないですよね。


 どんなものや人にも、いいところや輝くところがあるはずです。
 そんな良いものをみつけることをはじめてみると、やはりそれがどんどん大
 きくなり、さらに輝きを増すことになります。
 それが、幸福やポジティブなものを引きつけることになるのですね。

 いつも人を誉めたり、まわりの人を元気づけるようなことばを口にしている
 人のところへは、みんながよろこんで集まってくるものです。
 そして、いい気分にしてもらったお返しに、その人にも幸せになってもらお
 うとするのではないでしょうか。


 鏡に向かって、あなたがしかめっ面をすれば、鏡のなかのあなたもしかめっ
 面をします。
 そして、あなたがニッコリと笑えば、鏡のなかのあなたも幸せそうに、ニッ
 コリと笑ってくれるでしょう。

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【癒しのことば】Vol.216 2001/4/25        
   総発行部数:6063部
  
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 「私は明日を恐れない。
  何故なら私は昨日を知ったし今日を愛しているからだ」

  -- ウィリアム・アレン・ホワイト(アメリカの作家)--


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 不安を感じる、落ち込んでしまう、理由もないのに憂鬱だ・・・

 それらは、私たちの心が何かを教えようとしているのかも知れません。
 でも多くの人は、それを受け入れるよりも、それと戦うことを選んでしまう
 ようです。

 不安などないほうがいい、もっとがんばらなくてはならないと、そんな心の
 叫びは、否定されてしまうのです。

 でも本当は、そんなときほど、自分に優しくしてあげた方がいいのではない
 でしょうか。

 たとえば私たちの心は、小さな子どものようなものだと考えてみてください。
 ダダをこねたり、泣き出したり、グズグズしているときには、何かを伝えよ
 うとしているのです。

 ことばでは、うまく伝えることができないので、そんなふうな態度でわかっ
 てもらおうとしているのですね。

 そんな子どもに、
 「コラ! グズグズ言うな!」
 と怒ってみれば、さらに大きな声で、泣きわめくようになるのではないでし
 ょうか。

 といって知らん顔をしてほおっておけば、いつまでもグズグズしてスネてし
 まうでしょう。

 あやしたり、お菓子をあげてごまかすこともできますが、それも一時的なも
 ので、またすぐに何かをわかってほしいと、泣き出すことになるのではない
 でしょうか。

 いちばんいいのは、その子どもを優しさで包みこんであげることです。
 ただ抱いてあげるだけでいいかも知れませんし、かがみ込んで視線を合わせ
 てみることでもいいのです。
 
 そんな優しさで、そばにいてあげれば、きっと何を伝えたかったのかがわか
 ってくるでしょう。
 そして、その気づきこそが、本当に私たちの成長に役立つことになるのでは
 ないでしょうか。

 そうすれば心のなかの子どもも、元気になってニコニコ笑いだすでしょうし、
 私たち自身も元気に歩き出すことができるでしょう。


 この世界を愛すること。
 今、この瞬間を愛すること。
 そして、自分自身を愛すること。

 それこそが、この世で、いちばんすばらしいことなのではないでしょうか。

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【癒しのことば】Vol.215 2001/4/24        
   総発行部数:6049部
  
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 「ものごとをあるがままの姿で受け入れよ。
起こったことを受け入れることが、不幸な結果を克服する第一歩である」

  -- ウィリアム・ジェームズ(アメリカの心理学者)--


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 思いがけない事故や突然の失業。
 または失恋や信頼していた人の裏切り、さらには仕事上での失敗……

 何か納得がいかないできごとに遭遇したときに、それを受け入れることがで
 きないでいると、怒りの感情がこみあげてきます。

 これは人間である以上、無理もないことなのですが、その怒りのエネルギー
 をどこへ向けるかによって、私たちの受け取るものは大きく違ってくるよう
 です。

 たとえば、
 「何で私がこんな目に遭わなくてはならないんだ。こうなったのもすべては、
  あいつが悪いんだ」
 と怒りを他人に向けるという選択をすることもできます。

 でも、そうすれば、「怒り」は「恨み」へと変わっていき、さらにはいつも
 何かに「敵意」を持つようになってしまうのではないでしょうか。
 すると、誰にも心を許すこととができなくなって、心が安まることもなく、
 いつもイライラして過ごさなければならないかも知れません。

 また、怒りを自分に向けた場合はどうでしょうか。

 「私はいつもツイていないし、何をやってもうまくいかない。本当にダメな
  どうしようもない人間だ!」
 などと思ってしまえば、いつも「憂鬱」や「不安」を持つことにもなりかね
 ません。
 そうなると自信を持つことができなくて消極的になり、何もやる気が起きな
 くなってしまうのではないでしょうか。

 どちらもあまり良い選択とはいえないようですね。
 
 どうせなら、もうひとつの選択肢として、別のところに「怒り」のエネルギ
 ーを向けるということを考えてみてはいかがでしょうか。

 たとえば、この経験を生かして、自分がもっと良くなっていくためには、ど
 うすればいいかということに意識を向けてみるのです。
 つまり、人生に起こるすべてのできごとには、何か意味を持っていると考え
 てみるようにするのです。

 そういう考え方をすることができれば、
 「これは学ぶためのいい機会だ」
 と前向きに、そのできごとに向かい合うようになります。

 そうすると、いろいろ自分が克服すべき問題点が見えてくることでしょう。
 そして積極的に行動を起こすことができ、そのできごとを乗り越えた私たち
 は、前より一層、成長できることになるのではないでしょうか。

 結果的には、そのできごとがあったために、私たちの世界は、ますます良く
 なっていくことになるでしょう。


 この違いはただ、できごとをどう見るかの違いだけだったはずですよね……

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【癒しのことば】Vol.214 2001/4/23        
   総発行部数:6037部
  
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 「あなたは何を基準にしていますか。
  あの人にこう思われたくないし、迷惑をかけたくないし、傷つきたくない
  し、常識的にはこうだし、男だから、女だからこの方がいいし……
  そして、私がしたいから、という基準もあります」

              -- しばさき かずたか --


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 もし、あなたの近くに同じ商品を扱うお店が何軒かあったとします。

 ほとんどのお店の人が、何となく義務的に仕事をしているなかで、あるお店
 の人が仕事を楽しみ、商品を愛していて、お客に最高のサービスをしようと
 しているのを見たとしたら、あなたはどのお店で買い物をしたいでしょうか。

 きっと、ほとんどの人が、仕事を楽しみ、愛している人のお店で買い物をし
 たいと思うでしょうね。
 そこでは、訪れた人も気持ちよく買い物を楽しむことができますし、他の人
 にも紹介しようという気になります。

 そして、そのお店は、ますます人が集まり発展していくことになるでしょう。
 それは、そのお店の人が、ただ仕事を愛し、楽しんでいるからなのです。


 何か本当にやりたいことがあるのに、それをやろうかどうか迷っているとし
 たら、そのときの選択肢は「愛」か「恐怖」かと言えるのではないでしょう
 か。

 自分の気持ちを尊重して、行きたいところへ向かって歩きはじめるというこ
 とは「愛」を選ぶということになります。
 また、いろいろ理由をみつけて、それをやらないでおくというのは、「恐怖」
 を選んだということなのです。

 確かに、やりたいことを選ぶことが危険だったり、収入が不安定になってし
 まうかも知れません。
 うまくいく保証などありませんし、まわりが反対することもあるでしょう。

 また、安定こそがいちばん大事という考え方の人もいるでしょうし、たとえ
 やりたくないことでも逃げ出さず努力することが大切だという人も多いよう
 ですね。

 でも、私たちが本当に幸福を感じるのは「愛」を選んだときだけなのではな
 いでしょうか。
 それは安定していなくても、何の保証もないとしても、自分自身を尊重し、
 内側にある幸せを求めるということです。

 もし「恐怖」を選ぶとしたら、自分に幸せをもたらすものを、外側の誰か、
 あるいは何かに求めるということになります。
 ところが、それは「誰か他の人の幸せ」であることが多いのです。

 自分の外側に幸せを求めている人は心からの満足を感じることが難しいよう
 です。
 そして、いつまでも自分の人生に起こることに失望し続けることになってし
 まうようですね。

 本当の幸せは、自分の内側にあるものなのです。
 それは私たちが自分のやりたいことをやり、それを楽しんでいるときに感じ
 ることが多いようです。
 そして、私たちが楽しんでいると、いろいろなサポートや幸運が集まってく
 るようです。
 
 
 「愛」を選ぶということは、「楽しみながら成功する」という道を歩きはじ
 めるということのようですね。

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【癒しのことば】Vol.213 2001/4/20        
   総発行部数:6027部
  
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 「君にはこんな経験はないか。
  つまり、自分のしなくてはならないことが何かあるのがわかっていて、
  しかしそれが何なのかははっきりつかめない。
  そんな経験はないかい。
  おれにわかるのは、何かをしなくてはならないのだということで、それが
  何なのかよくわからない。
  時がくればわかるだろうが、おれは本物をつかむまでとにかくやるんだ。
  わかるかい?」

            -- ジェームス・ディーン --


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 禅の公案のなかに、「独座大雄峰」というものがあります。

 あるとき、若い修行僧が師にこんなことを問いかけました。
 「この世のなかで、いちばん珍しくて、ありがたいことは、いったい何でし
  ょうか」

 すると師は、こんなふうに答えました。
 「そうだな。それは、このわしが、こうして目もくらむような雄大な山のて
  っぺんにひとりで座っていることだ」

 それを聞いた修行僧は、何を感じたのか、恐れ入って思わず師の前にひざま
 ずいて頭を下げました。
 途端に師は、そんな修行僧を、強く打ち据えたということです。


 このお話は、私たちに何を教えてくれているのでしょうか?

 もちろん禅の公案というものは、私たちに何かを考えたり、気づいたりする
 きっかけを与えてくれるものですから、これが正しいという答えはないでし
 ょう。
 また、それぞれがそれぞれの答えを見つけて受け取れば、それがいちばんで
 す。


 私が、このお話から受け取ったのは、私たちに与えられた最高にありがたい
 ものは、今こうして生きていて、何かをしようとしていることではないだろ
 うかということです。

 師はきっと、誰でもがこうして、自分の人生という雄大な山のてっぺんに座
 っている。
 それに気づいて、自分自身を満足がいくように、思いっきり生ききるという
 ことが最高にありがたくて、大切なことなんだよ、ということを教えようと
 したのではないでしょうか。

 そして、恐れ入って頭を下げた修行僧を打ち据えたのは、
 「そんなことは、誰に教えてもらうまでもなく、自分で知っているはずのも
  のだ。
  人に頭を下げる前に、自分の足元をみてみろ。
  お前だって、ちゃんと雄大な山の上に座っているだろう」
 といった気持ちだったのかも知れません。


 幸せや成功は、誰から与えられるものではありませんし、あちこち探しまわ
 ってみてもみつかるものではないようです。

 その気になって感じてみれば、こうして息をしている、ご飯をたべている、
 テレビを見ている、本を読んでいる、こんなことほど楽しくて、ありがたい
 ものはないと感じることができるのです。

 そんな気づきを持って、自分の行きたいところへ向かうことができれば、
 それが、幸せや成功ということなのではないでしょうか。
 
 本当に大切でありがたいものは、自分のなかにこそみつかるもののようです
 ね。

 さあ、あなたはこのお話から、どんなものを受け取りましたか。


 よろしければ、あなたが座っている最高にすばらしくて雄大な山を感じてみ
 ましょうよ。
 
 それに気づいたら、自分を信じて、自分を受け入れて、自分の心が望むこと
 に向かっていきましょうよ。

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【癒しのことば】Vol.212 2001/4/19        
   総発行部数:6020部
  
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 「ひとりぼっちの寂しさと誰からも必要とされていないという思いは、
  最も恐ろしい貧困である」

               -- マザー・テレサ --


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 本当に強くなるということは、自分に足りない何かを身につけていくことだ
 と思っている人は、案外多いようです。

 つまり、こんな方程式をイメージしているようです。
 「自分+X=より強い自分」


 たとえば、ずっと心のなかに悩みを抱えている人がいたとします。
 その人が、何かを身につけることで、もっと強くなれると思っているのなら
 どんなに大きな悩みでも、人に知られるのを怖がって、自分ひとりで解決し
 ようといつまでも努力を続けるかも知れません。
 
 その人にとって、より強くなるためには、どんな悩みでも自分で解決できる
 力を身につける必要があるからです。

 そして、苦悩を人に知られてしまうことは、そんな自分の強さが失われてし
 まうような気がするようです。


 あるいは、妥協することも、やっぱり自分のなかから何かを捨て去ることだ
 から、弱さの表れだと思っている人もいます。

 そんな人は相手の話も聞くことなく、強く自分の意見を主張しようとします。
 それが正しいということを相手に納得させ、言いなりにすることが強いこと
 だと考えているようです。

 そして、強くなるために自分が正しいと思うこと以外は認めようとしなかっ
 たり、自分の意見に同意してくれる人だけを選んでつきあったりするように
 なります。


 でも強さとは、そんなふうに自分に何かをプラスしていくことだけなのでし
 ょうか。

 もし、大きな悩みを持っている人が、自分の力ではどうすることもできない
 と感じたときに、助けてほしいと誰かに泣きつくことを選んだとしたらどう
 でしょうか。

 他の人の力を借りれば、案外簡単に解決することだってあるかも知れません
 し、誰かに話を聞いてもらうだけで、心が軽くなって、新たな力が湧いてく
 ることも多いようです。

 また相手の意見を認めたり、譲歩したりして、お互いが納得できる道を求め
 ることは、よりすばらしい結果を手に入れることを可能にします。
 それによって、自分が気が付かなかったことが見えてきたり、世界が広がる
 こともあるでしょう。
 
 こちらが少し妥協して、相手の自尊心を気づけないようにするだけで、ずっ
 といい関係を保つことだってできるのです。


 本当に強いということは、ときには自分の弱さをさらけ出したり、自分の見
 えなかったことを認めるということかも知れません。

 つまり、自分が今までに身につけたいらないものを手放すことが、より強い
 自分をつくることになるのではないでしょうか。

 だとしたら、
 「自分-X=より強い自分」
 という方程式の方が、正しいようですね。

 やはり、本来の自分でいるということが、いちばんすばらしいことなのです
 ね。

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【癒しのことば】Vol.211 2001/4/18        
   総発行部数:6010部
  
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 「ほんとうに楽しいときには、
  楽しいなんて気持が湧かないで楽しい」

                  -- 中村 天風 --


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 何かに執着していたり、こだわったりしていると、自由に生きていくことが
 難しくなってしまいます。
 
 お金を持っていると、そのお金を失ってしまうのではないかと、気になりま
 すし、高い地位にいる人は、誰かにその地位を奪われはしまいかと、気が休
 まることがない人が多いようです。

 では、お金や地位を持たないでいれば、執着も手放すことができるかという
 と、これもそう簡単にはいかないようです。
 
 「お金や地位など、持っていれば執着になる。そんなもの持ってはいけない」
 と思うことも、それ自体がこだわりになってしまうかも知れません。

 たとえ、私たちが見えないところへそれを隠したとしても、何かに対する執
 着を捨てなければならないと思うことは、その何かを私たちの目の前に引っ
 張り出してくるようなものです。
 その度に、私たちはそれを見てしまうことになるのです。


 本当に何かを手放すということは、それを見えないところへやろうと努力す
 ることではなくて、それを見ても心を動かされないようにすることなのでは
 ないでしょうか。

 あってもいいし、なくてもいい。
 持たなくてはならないと思うこともないし、持ってはいけないと思うことも
 ない。
 そのものを、ただそのものとして見ることができれば、それこそが執着がな
 い状態なのではないでしょうか。

 さらに
 「あっても楽しいし、なくても楽しい」
 と思うことができれば、もっといいですね。


 ひょっとしたら、そんな考えさえ持たなくて、楽しいことを、ただ楽しいと
 感じる心になることが最高なのかも知れません。

 そして、
 「楽しいから」
 「好きだから」
 ということが自分の行動基準になる生き方ができれば、こんなにすばらしい
 ことはないでしょうね。

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【癒しのことば】Vol.210 2001/4/17        
   総発行部数:6010部
  
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 「何でもないほほえみが及ぼす効果には、
  計り知れないものがあります」

               -- マザ-・テレサ --


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 発明王エジソンが、世界初の電球を完成したときのことです。

 エジソンは、共に研究を続けた、まだ若い助手に、その貴重な電球の試作品
 を手渡しました。
 ところが助手は緊張のあまり手が震え、電球を落としてしまったのです。

 エジソンと助手の長年の努力の結晶は、無惨にも粉々に砕け散ってしまいま
 した。

 助手は取り返しがつかない失敗をしてしまったと、がっくり肩を落としてい
 ましたが、エジソンはほほえんで、
 「さあ、もう一度電球を作ろう」
 と言ったそうです。

 エジソンと助手は、ふたたび何時間もかけて新しい電球を完成させました。
 そして、エジソンはその電球を、もう一度助手に手渡したのです。


 この助手は、エジソンのほほえみからどんなことを学んだのでしょう。

 それは、どんな失敗でも、きっと乗り切ることができるということなのでは
 ないでしょうか。

 もしエジソンが、そのときに助手の失敗を責めていたとしたら、助手は落ち
 込んでしまって、二度と立ち上がれなかったかも知れません。
 
 でも、エジソンは助手の思いを、失敗と罪悪感から、成功と自信に変えてし
 まったのです。
 それも、何でもないほほえみによって……

 電球が壊れたという事実は変わらなくても、助手はさらにもう一回り大きく
 なることができたのです。

 そう、どんな失敗に思えることからだって、私たちは学ぶことができますし、
 そこからさらに大きくなっていくことができるのです。
 どんなにつらいことからだって、得るものはいくらでもあるのです。

 苦しいことがあったって、ほほえみを忘れないようにしましょう。
 それが私たちを大きくしてくれるきっかけになるのですから。

 そして、ほほえみこそ、私たちが、まわりの人たちにあげることができる、
 いちばん大きなプレゼントなのですから。

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【癒しのことば】Vol.209 2001/4/16        
   総発行部数:6008部
  
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 ★またしても、土曜日版が発行できませんでした。
  申し訳ありませんが、しばらく土曜日はお休みさせてください。
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 「自分の欠点に腹を立ててもなんにもならない。
  われと我が身を哀れんでもどうにもならない。
  思いきって、自分のなかにはさまざまな可能性が束になって入っていると
  考えたらどうか」

                 -- フォディック --


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 サーカスの象使いは、思い通りに芸をさせるために、象がまだ生まれたての
 小さなうちから調教をはじめます。

 象使いは夜になって調教が終わると、子象の足に鉄の輪をはめて鎖をつない
 で杭で打ち付けておくそうです。

 はじめのうち子象は、何度も必死に逃げ出そうとしますが、足輪が邪魔をし
 て逃げることはできません。
 子象は、まだ鎖を打ち付けている杭を引っ張って抜くほどの力はないのです。

 そんなことを繰り返すうち、いつしか子象はもう逃げだそうともしなくなる
 そうです。

 杭が打ち付けられてしまうと、子象は、
 「自分にはそれを抜く力はないのだから、もう逃げることはできない」
 ということを決めてしまうのです。

 そんなふうに育てられた象は、大きく成長してからも、子象のときと同じく
 らいの大きさの杭を打たれると、もはや逃げようともしなくなってしまうの
 です。

 大きな象は、今ならそんな杭など簡単に引き抜いてしまうだけの力を持って
 いるのですが、小さな頃の経験が、未だに自分を縛り付けているのです。

 
 そんな象のことを見てバカみたいと思う人もいるでしょうが、私たちだって
 あまり象のことは笑うことはできないようですね。

 過去に、
 「自分には、できない」
 「そんな力はない」
 と決めてしまって、やってみたいことがあっても、チャレンジもしようとし
 ない人も多いようです。

 あるいは、思いきってやってみたとしても、どこかで自分には無理だと思っ
 てしまい、すぐにあきらめるということはないでしょうか。
 そんな人は象のように、いつまでも鎖につながれているのかも知れません。


 自動車をスタートさせるには、ギアを入れ替えて、アクセルを踏む必要があ
 ります。
 前向きがんばるというところへギアを入れ、努力というアクセルを目一杯踏
 みこんでも、うまく前に進まないとしたら、肝心なことを忘れているのかも
 知れません。

 ひょっとしたら、サイドブレーキがかかったままだということはありません
 か。

 このサイドブレーキは、自分が過去に課した制限なのです。
 そして、そのサイドブレーキは、今なら簡単に外すことができる鎖であるこ
 とも多いのではないでしょうか、

 それをはずしてみましょうよ。
 そうすれば、車は簡単にスタートします。
 あとは目的地を目指して、快適にドライブするだけですよね。

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【癒しのことば】Vol.208 2001/4/13        
   総発行部数:5973部
  
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 「人生で恐れるべきことはありません。
  必ず解決できるからです」

     -- マリー・キュリー(フランスの科学者)--


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 私たちが歩いている道は、いつでも平坦で安全であるとは限りません。

 たとえば、大きな岩が転がっていることもあるでしょう。
 険しい坂道やすべりやすい道だったり、暗くて先がよく見えないかも知れま
 せん。

 でも、それらは本当は障害物などではなく、その道がどんな状態であるかと
 いうことに過ぎないのです。
 そう思ってみれば、少し努力が必要になることもあるでしょうが、必ず乗り
 越えていくことができるのです。
 
 どんなに困難に思える障害が行く手を阻もうとも、私たちがあきらめない限
 りは、道を進んでいくことができます。


 もし、道をふさいでしまうものがあるとすれば、それはきっと障害そのもの
 ではなく、私たちのなかにあるのではないでしょうか。

 「こんな険しい道を進むことなんて、とてもできないよ」
 そう思って座りこんでしまえば、この先を進んでいくことは本当に不可能の
 ように思えてきます。

 そして、道を進まないための言い訳はいくらでもみつかるでしょう。

 「道が悪いから自分にはとても無理だよ」
 「私は、こんなに思い荷物を背負っているんだから、もう疲れたよ」
 「自分は、体力がないから……」
 
 でも私たちの限界は、たとえそれが何であろうとも、自分でこれが限界だと
 思った時にはじめて限界になるのです。

 道を進むためには、どんな障害があろうとも、どんな状態でも、それをハン
 ディキャップだとは思わず、その困難を自分の成長のために乗り越えるべき
 要素だと思うことです。

 どんなことでも、自分には必ず乗り越えることができるだけの力があると信
 じて、それを楽しんでみましょう。

 
 私たちが認めない限りは、限界など存在しないし、どんなに困難に見えるこ
 とでも必ず解決できるのです。

 そう、私たちはいつでも、それぞれ本当にすばらしい目的地に行くために、
 今ここにいて、人生という道を歩いているのですから。

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【癒しのことば】Vol.207 2001/4/12        
   総発行部数:5969部
  
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※古今東西の名言から、ストレスを和らげ心を癒すことばを月~土の毎日お届
 けします。
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 「それはひとつの考え方にすぎない。
  そして考え方は変えられる」

  -- ルイーズ・L・ヘイ(アメリカのセラピスト)--


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 「私は、人となかなかうち解けることができない人間だ」
 そう思っている人が、初対面の人や、あまり親しくない人と向かい合ったら
 どうなるでしょうか。

 きっと、その人の頭のなかでは、自分が目の前の人と親しげに話し合ってい
 るようなイメージなど浮かんでこないでしょう。
 たぶん、いつもと同じように、オドオドしたり、緊張してうまく話すことが
 できない自分の姿が出てくることでしょう。

 すると実際に、その通りの行動をとってしまうことになります。
 つまりオドオドしたり、緊張して固い表情になって、うまく話すことができ
 なくなるのです。

 そうすると相手の人も、
 「この人は、他人に対してあまり心を開かないタイプだな」
 との印象を持ち、次に会ったときも、少し距離をおいて接するようになるの
 ではないでしょうか。

 結局、その人は、
 「自分は人とうち解けられないし、他の人もなかなか自分に心を開いてくれ
 ない・・・」
 とますます自分に対する考え方を強化することになります。


 私たちが出会う問題は、このように自分の内面の考え方が外に反映された形
 として現れていることが多いようです。

 たとえば、先ほどの人も、
 「自分がなかなか人とうち解けられない」
 という考え方を持っていなければ、そんな行動をとってしまうこともないで
しょうし、 相手も、そんな人だと思うこともないでしょう。
 
 考え方さえ変えることができれば、行動も変化していきます。
 その結果、周りの人も違った目で見るようになり、その人の行動にふさわし
 い態度で接するでしょう。
 つまり世界全体が変わってしまうのです。

 そして、私たちは、いつでも自分の望むように考え方を変えることができる
 のです。

 ところが、これがなかなか簡単にはいかないようです。
 多くの人は、より良く生きることを望みながら、
 「自分は~だ」
 という考え方をなかなか捨て去ることができないのです。
 
 そして、
 「わかっているけどやめられないんだ」
 「長い間持っていたものを、簡単に変えることなどできないよ」
 と言い訳を繰り返すようです。


 子どもの頃に着ていた服は、思い出や愛着があるものです。
 でも、その服を大事に持っていることで、今の自分にふさわしい新しい服を
 置いておくスペースがないとしたらどうでしょうか。

 まず、私たちが変える必要があるものは、
 「考え方はなかなか変えられない」
 という考え方のようですね。

 たまには、自分の洋服ダンスのなかを大掃除して、小さくて入らなくなった
 服や、自分にはもう似合わなくなった服は思いきって捨ててみましょう。

 そして、もっと自分にピッタリで自分が気に入るデザインの服を、いつでも
 自分の好きなときに着ることができるようにしておきましょうね。

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【癒しのことば】Vol.206 2001/4/11        
   総発行部数:5954部
  
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※古今東西の名言から、ストレスを和らげ心を癒すことばを月~土の毎日お届
 けします。
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 「小さい子供がはじめて笑うとき、その笑いは全然何を表現しているのでも
  ない。
  幸福だから笑うわけではない。
  むしろ、笑うから幸福なのだと言いたい」

  -- アラン(フランスの思想家)--


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 どこかでこんなお話を読んだことがあります。

 あるところに貧しい兄妹がいました。
 ふたりはずっと前から自分たちの仔馬が欲しいと両親にねだっていました。
 そして毎日、夜眠る前にサンタクロースにお願いし続けていたのです。

 クリスマスの朝、ふたりは胸をワクワクさせながら納屋へ向かいました。

 「サンタさんが仔馬をくれていたらいいけど、ちゃんとお願いが聞こえてい
  たかなぁ。家にはお金がないって、お母さんが言っていたし・・・」
 妹は、そんなことをつぶやきながら歩いていきます。

 「さぁ、どんな仔馬だろう。名前は何にすればいいかなぁ」
 兄の方は、思わず微笑みながら進んでいきました。

 ところが、納屋の扉を開けてみると、そこには大きな馬糞が山のようにある
 だけだったのです。

 妹は、それを見るなり泣き出して、家に駆け戻ってしまいました。

 でも兄の方は、
 「ヤッター!!」
 と叫んだのです。
 「こんなにいい馬糞があるんだ。きっとどこかに仔馬が隠れているに違いな
  いぞ」
 目を輝かせながら、兄は納屋の奥に向かっていきました。


 私たちは、よく今の自分の仕事や環境が変わればもっと幸せになれるのにと
 思うことがありますが、それは本当でしょうか。

 ちょっとこんなことをして、試してみましょう。

 うつむいて何かイヤだった出来事を思い出してみてください。
 何だか気分も重くなって楽しくなくなってきますね。
 そして、そのまま何か簡単な仕事、たとえば部屋の掃除などをやってみまし
 ょう。

 きっと掃除は、とてもつまらないくて単調な作業になってしまうでしょう。

 次に、楽しいことを思い出してみましょう。
 過去にうまくいったことや、自分の夢などなんでも結構です。
 心が軽く、ウキウキしてくるでしょう。

 ところが、イヤな気分になることは、大体どんな人でもできるのですが、楽
 しくなることが難しいと感じる人は結構多いようです。

 そんなときは、笑ってみるのです。
 
 面白かったことを思い出したり、漫才などをみたり、何でもいいから笑って
 みましょう。
 何ならとにかく笑顔を作って、笑うふりをするだけでもいいのです。
 
 それから、同じように掃除をはじめます。

 するとさっきとは、全く違って掃除は楽しく感じることができ、鼻歌でも思
 わず出てくるのではないでしょうか。


 心が前向きになれば、そして楽しむことができれば全く同じものを見たり、
 同じことをやっていても、感じ方は全くちがってくるようです。
 また、そのことを知らなければどこへいっても、何をやってもやっぱり不満
 や不幸を感じてしまうことになります。


 私たちは、小さな子ども時代から、いつも幸福で楽しい世界に住んでいたの
 です。
 ただ、いろいろな体験をして、少しそのことを忘れてしまっているだけなの
 ではないでしょうか。

 つらいことがあっても、笑ってみましょうよ。
 きっと本当に自分が生きているすばらしい世界を思い出すことができますよ。

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【癒しのことば】Vol.205 2001/4/10        
   総発行部数:5952部
  
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 「今を大切に。
  あなたの夢は、今のあなたの努力によって決まる」

  -- K・リーヌ・ケント --


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 手書きの手紙を書くときに、はじめから完璧に仕上げようとすると、書き損
 じるたびに便箋を無駄にしなければなりません。
 
 少し書いては字を間違えたと便箋をくしゃくしゃにし、また少し書いてはこ
 んなこと書くと失礼かなと、また便箋を丸めて捨てることになってしまいま
 す。

 それよりも、間違っていようが、思うように表現できなかろうが、とにかく
 最後まで書ききってみた方が、ずっといいのではないでしょうか。
 そうすると、その便箋をもとにして、今度は迷うことなく、手紙を完成させ
 ることができるでしょう。


 アメリカの教育家に、レオ・ハウザーという人がいます。
 レオのお父さんは、郵便局に40年以上も勤めていて、定年までもう数年を
 残すのみとなっていました。

 彼は、レオの35歳の誕生日を祝いに、田舎から出てきたときに、目を輝か
 せながらこう語ったそうです。
 「もう2年もすれば、わしは定年になる。
  そうしたら、長いこと夢をみていたおもちゃの店を開くつもりだ」

 レオのお父さんは、もう20年も前から自分でおもちゃを創ってそれを売り
 出したいという夢を持っていたのです。

 定年になれば、自由な時間ができるから退職金を資本に好きなおもちゃづく
 りをはじめたい。
 彼は、息子の誕生日に、はじめてその夢を告げたのでした。

 ところが、それから数日もたたないうちに、レオの父は心臓麻痺を起こし、
 二度と帰らぬ人となってしまったのです。

 夢を果たせずに、この世を去った父のことを思うと、いつも涙が止まらない
 とレオは語っています。
 それも、もう2年もすれば、その夢はきっと叶ったはずなのに……


 何か自分がしたいと思うことあっても、チャンスがあればやってみよう、い
 つかできればいいやと思っている人はいませんか。

 もちろんタイミングは、人それぞれでしょうが、やりたいと心がうずくとき
 がベストなタイミングであることが多いということを忘れないでくださいね。

 やるか、やるまいか迷ったときには、思いきってやってみることです。
 少なくとも、やらずに後悔するよりは、はるかにましなのではないでしょう
 か。

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【癒しのことば】Vol.204 2001/4/9        
   総発行部数:5945部
  
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※古今東西の名言から、ストレスを和らげ心を癒すことばを月~土の毎日お届
 けします。
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 「あなたの希望は、あなたの心に宿っている。
  あなたの心のままに、希望の光は輝く。
  あとは、あなたが努力するだけだ」

 -- キャサリン・マンスフィールド(ニュージーランドの作家)--


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 リンゴを実らせようとしたら、まずリンゴのタネを手に入れなくてはなりま
 せん。

 このタネは、とても小さくてリンゴの実とは全くちがう形をしています。
 はじめて見たときには、これが本当にリンゴになるの、と信じられないかも
 知れませんね。

 でも、そのタネを蒔かないことには何もはじまりません。
 私たちが信じて、水や肥料をやり、太陽に当てたりすると、そのうちには芽
 が顔を出すでしょう。

 この芽だって、リンゴの実とは似ても似つきません。
 だからといって、これはリンゴじゃないといって、抜いてしまう人はいない
 でしょう。

 いつかは大きくて赤いリンゴの実になることを知っている私たちは、その小
 さな芽を、よろこびを持って眺めます。
 たとえ少しずつでも、成長していく姿をワクワクしながら見守るのではない
 でしょうか。

 そして水をやり、世話をしつづけていくと、時間はかかるかも知れませんが、
 いずれは確実に私たちが望むような立派なリンゴの実になるのです。


 このリンゴの実を、私たちの夢や目標だと思ってください。
 その夢を手に入れるために、私たちは人生という土壌のなかに、ちいさなタ
 ネを蒔くのです。

 このタネは、私たちが夢を「望む」ことです。
 はじめは小さくて、とても大きな夢には手が届きそうもないかも知れません。
 ちょっとした成果=芽が出ても、きっとはじめは夢とはほど遠い結果でしょ
 う。

 でも私たちが、あきらめないで、「やる気」という水をやり、「前向きな考
 え方」という肥料を与え続けると、その芽は確実に大きくなっていきます。

 急ぐことなどありません。
 わずかな成長でもいいのです。
 「あきらめ」や「自分には無理だ」というマイナス思考という雑草が生えて
 きたら、取り除いてください。

 あとは「信じる心」という太陽の光さえあれば、あなたの夢の木はどっしり
 と大きくなっていくでしょう。
 そして、枝には大きくて立派な夢の実を実らせることでしょう。


 さあ、あなたの夢のタネ蒔いたら、あとは少しずつの変化を、ワクワクしな
 がら楽しんでくださいね。

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【癒しのことば】Vol.203 2001/4/6        
   総発行部数:5901部
  
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 「何かをすると決めることは、
  それ以外のことをしないと決めること」

                        -- 中谷彰宏 --


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 プロ野球の世界では、2割7分の打率のバッターは並の選手ですが、3割バ
 ッターとなればば強打者といわれます。
 年棒や新聞記事の扱いもかなりの違いがあるようですね。

 ところが、2割7分と3割の差を計算してみると、ヒットの数はそんなに違
 わないようです。

 仮に年間の打席を400としてみると、3割バッターのヒット数は120本
 程度。
 そして、2割7分の選手のヒットは108本になります。
 その差は、わずか12本。

 年間を通して10試合に1本ほど多く打つことができれば、並のバッターが
 強打者になってしまうのです。

 この違いはどこから生まれるのかというと、たとえば点差が開いた4打席目
 を、何とかヒットを打とうと一生懸命になるか、気を抜いてしまうかという
 ことの差だということです。

 たとえ能力的には、そんなに違いがなくても、どれだけ目の前のことに対し
 て真剣に取り組むことができたか、ということで結果は大きく違ってくるよ
 うです。


 これはプロ野球の世界だけでなく、私たちの仕事や人間関係にも当てはまる
 ことではないでしょうか。

 接客の仕事をしている人なら、
 「いらっしゃいませ」
 のひとことを、心を込めて言うか、何となく言うかでお客様に与える印象が
 かなり違ってきます。

 クリーニング屋さんだって、心をこめてアイロンをかけると、仕上がりがま
 ったく違ってくるそうです。

 人間ですから、いつもいつも明るく元気よくがんばるとはいかないかも知れ
 ませんが、それでもそのときはそのときなりにベストを尽くすということは
 可能なはずです。

 けっして無理をする必要はありません。
 ほんの1割ほどの違いを生みだすように心がければいいのです。

 そんなことをしようとしない人に限って、
 「私には、才能がないから……」
 「自分はツイていない」
 などと、思い込んでいるようです。

 あるいは、
 「私には、他に本当にやりたいことがあるんだ」
 ということを言い訳にしている人もいるようですね。

 でも、あなたの目の前のことは、仕事にせよ勉強にせよ、または人間関係に
 せよ、どこかで自分がやってみようと決めたから、そこにあるのではないで
 しょうか。

 「そんなことはない。私は、こんな仕事をしたいなんて思っていなかった」
 「これしか選択の道がなかったから……」
 などといったって、他の道を選ばなかったということは、あなたがそれを選
 んだということなのです。

 そんな気になって目の前のことに、今以上にもう少しだけ真剣に力を出すよ
 うにしてみませんか。
 そうすれば、今までとは違う自分が見えてくるかも知れませんよ。

 私たちの本当の力は、そんなふうに使えば使うほど、ますます大きくなって
 いくのです。
 運がいいとか、才能があるとは、そんな力の使い方をしている人のことのよ
 うですね。

 そして、そんな人こそ、気が付けば、本当に自分のしたいことをすることが
 できていたという結果になっているのではないでしょうか。

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【癒しのことば】Vol.202 2001/4/5        
   総発行部数:5895部
  
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※古今東西の名言から、ストレスを和らげ心を癒すことばを月~土の毎日お届
 けします。
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 「しあわせは
  いつも自分の
  こころがきめる」

                       -- 相田みつを --


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 私たちは、どんなときに幸福を感じるのでしょう。

 その答えは、人によってさまざまでしょうが、何かをやってみて予想してい
 たよりも結果がよかったときなどには、誰でもちょっとした幸せを感じるの
 ではないでしょうか。

 そう考えてみると、こんな公式が成り立つようですね。

 幸福=満足/期待

 満足とは、何かをやってみた結果や、今の状態をどれだけ自分が評価して、
 感謝できるかということです。
 期待とは、自分がどれだけ、そのことに対しての要求基準を持っているかと
 いうことと考えてみましょう。

 「期待」という分母よりも「満足」という分子が大きいときに、人はより幸
 福を感じるということのようですね。


 たとえば、試験で60点くらい取れればいいやと思っている人がいたとしま
 す。
 その人がたまたま80点を取ったとしてみましょう。

 先ほどの公式に当てはめてみると、
 80/60となり、分子が分母よりも大きくなりますね。

 きっとその人は、その結果を見たとたん、ヤッターとガッツポーズを取るか
 も知れません。
 少なくとも、いくらかの満足感と幸福感を持つことができるでしょうね。
 分母がもっと小さければ、かなりの幸福を味わうことになるのではないでし
 ょうか。

 ところが、試験でいつも100点満点でなければならないという「期待」を
 持っている人が80点を取ったとしましょう。

 公式に当てはめると、80/100となり充分な幸福という答えを出すこと
 ができません。

 でもさらに、ことは単純にはいかないようです。
 なぜなら、100点満点でなければならないというのは、完璧であるべしと
 いうことですから、分母の「期待」はただの100ではなく、もっと大きな
 数字になるはずです。
 人によっては、∞(無限大)となってしまうことあるようですね。

 また、そんな人にとって、試験の点数が80点ということは、自分はダメだ
 というのと等しいことになってしまうのかも知れません。
 とすると評価としては、限りなく0に近くなってしまいます。

 考えるのも恐ろしいですが、公式はこうなるのではないでしょうか。

 0/∞

 これは、とても幸福どころではないようですね。


 いつも幸福でいるためには、できるだけ分母を小さく、分子を大きくしてい
 くことです。

 といっても、これは自分の目指すところを低くせよとか、結果がよくなくて
 も気にするなということではありません。

 私が提案したいのは、分母と分子の計算方法を、少し変えてみてはどうでし
 ょうかということです。

 まず分母は、昨日の自分としてみればいかがでしょうか。
 昨日までの自分よりも、大きくなっていれば、私たちは確実に成長している
 のです。

 そして分子は、どれだけ自分なりにがんばれたかということですよね。
 できなかったことよりも、できたことをよく見て、それを大きく評価してみ
 ましょう。
 結果はどうあれ、そこからどれだけのことを学ぶことができたか、どれだけ
 成長できたかを感謝するのです。

 その公式を使って、どんどん幸せを感じて、おおいに人生を楽しみましょう。
 そうすれば、どんどん自信を持つことができ、私たちはどんどん成長してい
 くことができるのです。


 私たちの分子は、いつだって∞なのですから。

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【癒しのことば】Vol.201 2001/4/4        
   総発行部数:5889部
  
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※古今東西の名言から、ストレスを和らげ心を癒すことばを月~土の毎日お届
 けします。
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 「どんな不幸のなかにも幸福がひそんでいる。
  どこに良いことがあり、どこに悪いことがあるのか、我々が知らないだけ
  である」

                -- ゲオルゲ・ゲオルギウ --


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 どんな人でも深刻な悩み事があれば、人生のすべてがその悩み一色に覆われ
 てしまっているように感じてしまうもののようです。

 いつもその「悩み」のことで頭がいっぱいになってしまい、その「悩み」か
 ら何とか逃げだそうと、あれこれ考えたり、一生懸命努力したりします。
 でも、そうすればするほど、「悩み」は私たちのなかでその存在感を大きく
 していくようです。

 なぜなら、「悩み」のことを考えれば考えるほど、「悩み」に私たちの意識
 の焦点を当てることになってしまうのですから。

 そんなときは、誰かに相談しようとしても、相手の励ましのことばをちゃん
 と受け取れなくなってしまいます。

 「そんな悩みなんか、誰にだってあるものだよ。がんばれよ」
 と言われれば、人から見れば小さなことで悩んでいて、どうしようもなくな
 っている自分を情けなく思えて、自分を責めてしまいます。

 「そんな大きな悩みをを抱えているのは、とっても大変でしょう」
 そう言われると、自分が世界一不幸で、どうしようもなく思えてきます。

 いずれにせよ、ますます「悩み」に支配されることになるようですね。

 私たちにとっての本当の問題は、「悩み」そのものよりも、「悩みばかりし
 か見ていない」ということにあるのかも知れません。

 よくまわりを見てみれば、その「悩み」をなくすための道具や方法がちゃん
 とみつかったり、そこからの逃げ道を知ることができるのに、「悩み」だけ
 を見て他のものが何も見えなくなってしまっているのです。


 私たちは、朝起きるたびに、新しい真っ白なキャンパスを手にしていると考
 えてみてください。
 そしてそのキャンパスに、毎日、自由に自分の好きな絵を描いていくのです。

 私たちの手元には、さまざまな色の絵の具が与えられています。
 ところが、「悩み」にとりつかれているときは、暗い色の絵の具ばかりが目
 についてしまうようです。

 もっと明るくて、楽しい絵を描いてもいいはずなのに、まずキャンパスの真
 ん中に、大きく「悩み」の絵を配置してしまうのです。

 そんなときは、もういちど自分の手元をよく見てください。
 ちゃんと「幸福」や「楽しみ」という色の絵の具もあるでしょう。

 今日は、その絵の具を使って、キャンパスに本当に自分が好きな絵を描いて
 みてはいかがでしょうか。
 これはあなたの絵なのですから、何の遠慮もいりません。
 自分が思いっきり楽しめる絵にしましょうよ。


 ……そうすると暗い色の絵の具も、あなたの絵に厚みを加えて完成させる
 ためにはあってもいいもの、と思えてくるかも知れませんね。

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【癒しのことば】Vol.199 2001/4/3        
   総発行部数:5886部
  
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 「休養をとるのは何ひとつしないことではない。回復することだ」

                -- ダニエル・W・ジョセリン --


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 身体はとても正直です。

 頭が重い、筋肉がこわばる、目が疲れる、気分が晴れない……
 そんなふうに感じるときは、身体が、
 「ちょっとしんどいから休養を取って」
 と私たちに信号を送ってきているのかも知れません。

 そんなときは、いくら忙しくてもタイミング良く風邪を引いたり、腰が痛く
 て起きることができない、ということになればいいのですが、真面目で勤勉
 な人に限って、それでも無理をしてがんばろうとしてしまうようです。

 風邪をひいたり、身体のどこかに異常を感じるというのは、私たちの身体や
 心が本当に疲れて休養を求めているということなのですから、素直にそれに
 従えばいいのですが、なかなかうまく休むということは難しいようです。

 何もしていなかったり、生産的に使っていない時間を、自分にとって意味の
 ない無駄な時間だと思っている人は案外多いようです。

 そんな人は、たとえ会社や学校が休みでも、どこかへ出かけたり、何かをし
 ていなければならないと思っているもののようですね。

 でもひとつ覚えておいてください。
 休養をとることは、何もしないことではなく、張りつめた心身のペースを少
 し弛めてみるということです。

 そうすると、緊張もほぐれ、身体や心がバランスを取り戻して正常な状態に
 戻ることができるのです。

 力強く矢を放つためには、普段は弓の弦を弛めておく必要があるということ
 です。
 いつも何かに備えて弦をピンと張っていることを、自分が生きていくために
 は絶対必要だと考えている人も多いようですが、長い目でみれば私たちにと
 ってはあまり意味がないかも知れません。

 それよりも、休むときには、とことん何もせずに、思いっきり休んで見た方
 が、リフレッシュになるのではないでしょうか。
 これは必要なときに、充分な光を放つために、充電をしているようなもので
 すね。

 さあ、あなたは最近いつ休養をとりましたか?
 そして、その休みを、思いきり楽しむことができましたか?

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【癒しのことば】Vol.199 2001/4/2        
   総発行部数:5885部
  
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 けします。
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 「あなたがあなた自身でいるとき、宇宙はいちばん楽にあなたをサポートで
  きる」

              -- バシャール(ダリル・アンカ)--


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 誰かパートナーをみつけて、こんなふうに遊んでみてください。


 まず、どちらかが「気をつけ」の姿勢で立ってみます。
 そのまま自分の利き腕を肩と平行になるまで真横にあげていきます。
 その状態で、足を肩幅くらいに開いて、手のひらを上に向けてください。

 そして利き腕がまっすぐになるように、思いっきり力をこめてみてください
 ね。

 もうひとりは、その相手の利き腕のひじの間接のところと手首のところに手
 を置いて、力一杯間接に沿って曲げようとしてみます。
 腕を伸ばしている人も、負けないようにがんばってください。

 しばらくするとどうでしょうか。
 よっぽどの力の差がない限り、伸ばしている腕は、どんなにがんばっても、
 いつか曲げられてしまうのではないでしょうか。
 そして、力をこめた腕はかなり疲れてしまっているようですね。

 ここで少し腕を休ませてから、腕を伸ばしていた人は、もう一度、先ほどと
 同じように手のひらを上にして、自分の真横に腕を伸ばしてください。

 今度は、力を入れようとせずに、ただ自分の指先を見てください。
 そしてその指先から光がずっと遠くの方まで伸びて行くようにイメージして
 みるのです。

 その光は、自分の足が大地とつながっていて、その大地の下の方から自分の
 身体を通って指先からずっと先の方まで進んでいきます。
 身体は地球とつながり、リラックスしています。

 それから、さっきと同じように、もうひとりがその腕を曲げようとします。
 腕を伸ばしている人は、それに抵抗してがんばろうとはせずに、ただ自分の
 指先から放たれる光に意識を集中していてください。

 するとどうでしょう。

 どんなに力一杯曲げようとしても、腕は簡単には曲がらないのではないでし
 ょうか。
 しかも、腕を伸ばしている人は、力を入れているという意識はないですし、
 腕も疲れてはいないでしょう。


 ひょっとしたら、力まず、がんばらす、ただ自分自身のことを感じているそ
 んな状態が、自然なあるがままの私たちの姿なのかも知れませんね。
 
 何かに抵抗しようとしたり、こだわったり……
 あるいは、何かを守ろうとしてがんばっていることは、私たちが本来持って
 いる「強さ」を妨げてしまっているのかも知れません。

 
 一生懸命に何かを目指してがんばることは、すばらしいことです。
 そこに「自分らしく、自然に」ということが加わるともっといいですね。

 さあ、あなたは自分の夢に向かってどんなふうに進んでいきますか。