No.186 バグワン・ラジニーシ

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【癒しのことば】Vol.187 2001/3/15        
   総発行部数:5602部

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※古今東西の名言から、ストレスを和らげ心を癒すことばを月~土の毎日お届
 けします。
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 「人は朝起きたとき、その日1日、幸福でいるか不幸でいるかを選ぶことが
  できる。
  でも、ほとんどの人は、不幸でいる方を選ぶ」

          -- バグワン・ラジニーシ(インドの宗教家)--


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 私たちのなかには、ひとりの小人が棲んでいます。

 この小人には、私たちを安全に生きていけるように教え導くという使命があ
 ります。

 ですから私たちが幼い頃から、小人はいつも一生懸命に学んできたのです。
 どういうときにはどんな行動をすればうまくいくのか。
 危ない目に遭わないためには、何をしなければいいのか。

 どれがいちばんいい方法かを判断するために、小人は私たちが経験する出来
 事を分析し、情報を記憶していきます。

 親から叱られたときに、泣いて謝れば許してもらえたという体験を持つ人の
 なかにいる小人は、何か都合の悪いことがあれば、とにかく謝ればうまくい
 くと判断します。

 大声でわめいて反撃すると、親がひるんで何も言わなくなったことを経験す
 ると小人は、攻撃がいちばんだと記憶します。

 そして、いつも私たちの耳元で、どうすればいいのか囁いてくれるのです。

 ときには、同じようなケースでも、小人の教えたやり方でうまくいかないこ
 とや、もっといい方法がみつかることもあります。
 その都度、小人は、さらに私たちを守るための最善の方法を学んでいきます。

 でも、あまりにもデータが増えてくると、小人は困ってしまいます。
 だって、どれがいちばんいいのか選ぶのがたいへんなのです。
 
 そこで、あるとき小人は、今手元にある情報でもう充分だと決めるのです。
 そして、学ぶことはやめて、とにかく私たちの安全を守るという使命に専念
 して、必死にがんばり続けるようになるのです。


 幼い頃、両親にあまり構ってもらえなかった人がいました。
 甘えようとしても、親たちはいつも忙しく疲れていて、そんな彼を叱ります。

 彼が淋しい思いをしないように小人は、囁きます。
 「お前は、嫌われているから、親にはあまり近づかない方がいいよ」
 両親は、ききわけのよくなった彼に、もうなにも言わなくなります。
 小人は、立派に使命を果たしたと誇らしく思います。

 大きくなった彼は、両親だけでなく、どんな人にも心を開こうとはしません
 でした。
 小人が、その方が安全だからと、いつも言い聞かせていたからです。

 いつしかそんな彼にも好意を寄せる女性が現れました。
 彼も、彼女のことが気になっていたのです。
 小人は、彼に囁きます。
 「騙されるなよ。お前は、誰からも嫌われているんだ。心を許すと痛い目に
  あうぞ」

 彼は小人の言うとおり、彼女を無視したり、避けるようにしました。
 そんな彼の気持ちを察し、彼女はもう二度と彼の前には姿をみせなくなりま
 した。

 「ほらね。僕が言ったとおりだろ」
 満足げに小人は、彼に囁くのです。
 

 この小人は、「性格」とか「信念」あるいは「信じ込み」などという名前で
 呼ばれています。
 小人たちはいつも、私たちを守ろうと一生懸命なのです。

 でもたまには、私たちのなかの小人を自由にしてあげて、もっと広い世界を
 見せてあげてもいいかも知れませんね。

 だって今の私たちは、小人が学ぶのをやめた子どもの頃から、比べものにな
 らないくらい大きくなって、もっともっと大きな世界に生きているのですか
 ら。

 そして、自分の道はちゃんと自分で選べるくらい強くなっているのですから。

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このページは、shinが2001年3月15日 13:18に書いたブログ記事です。

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