No.170 夏目漱石

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【癒しのことば】Vol.170 2001/2/20        
   総発行部数:4998部

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※古今東西の名言から、ストレスを和らげ心を癒すことばを月~土の毎日お届
 けします。
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 「メッキを金に通用させようと切なる工面より、真鍮で通して真鍮相当の侮
  蔑を我慢するほうが楽である」

                 -- 夏目漱石 --


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 自信を持っていない人に限って、人からは良く見られたいという気持ちが強
 いようです。

 これは自分が自分を認めることができないので、何とか他の人から認めても
 らいたいという願望の表れのようですね。
 
 そのこと自体は、けっして悪いことではありません。
 誰からも認めてもらえるように自分を磨き、努力を重ねていくという気持ち
 は、私たちにとってとてもプラスに働きます。

 ただ多くの人は、自分を大きくしてアピールしようとするよりも、何かを身
 にまとうことによって人に認められようとするようです。

 ブランドの衣装や高価な装飾品、制服や肩書き、学歴やどんな会社に行って
 いる、どんな資格を持っている……
 あるいは、どんな不幸な半生を送ってきたか、どんなに苦労してきたかとい
 うことすら自分を認めてもらうための武器になります。

 また、競争相手や仲間、または世間一般の人をけなすことによって、相対的
 に自分の点数を稼ごうとする人もいるようです。
 目立つ仕事ばかりをやりたがったり、他人を小馬鹿にしたりするのは、そん
 な人たちの常套手段です。

 いくら上手く塗ったとしても、メッキはいつかは剥げるものです。
 剥がれていくメッキを気にしてばかりいるのは、とても疲れてしまいそうで
 すね。

 そんな背伸びや、ムリをしなくても、あなたがあなたのままでいて、あなた
 らしく生きていれば、まわりの人は、ちゃんとあなたを認めてくれるもので
 はないでしょうか。

 輝く黄金は、もちろんうつくしいものです。
 でも金では代用できない用途が真鍮にはあります。
 真鍮は、真鍮の独特のうつくしさを持っているのです。

 もっとあるがままの自分を認めてみましょうよ。
 誰が認めるよりも、自分が自分のすばらしさをいちばんよく知っているはず
 です。
 自分らしく生きていく方が楽ですし、自分が本当にやりたいことも見つかる
 でしょう。
 そして、そこから自信も湧いてくるのではないでしょうか。


 いくら格好良く見えても、他の人のサイズに合わせて作られた服をきゅうく
 つそうに着ているのと、少々デザインが気に入らなくても、自分にピッタリ
 の服を楽そうに着こなしているのとでは、人が見たときにどちらがいいと思
 うでしょうね。

 それに……
 最近ではファッション界でも、流行を追い求めるのは流行らないようで、そ
 の人なりの個性を活かす着こなしが注目されているようですし……

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このページは、shinが2001年2月20日 12:27に書いたブログ記事です。

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