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【癒しのことば】Vol.171 2001/2/21
総発行部数:5015部
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※古今東西の名言から、ストレスを和らげ心を癒すことばを月~土の毎日お届
けします。
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「実験結果が予想と異なると、日本の科学者の多くは失敗したと思い、ノー
ベル賞受賞者は新しい現象の発見の始まりと思う」
-- 石田寅夫(旭化成ライフサイエンス総合研究所)--
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毎日決まりきった道を歩いているだけでは、この世界の本質を見失うことに
なってしまいます。
よく知っている道は、確かに安全でしょうが、新しいことにはほとんど出会
えないのではないでしょうか。
いつも似たようなパターンで考えていたり、同じスジ道でものを見ることに
とらわれていると、とても自分を小さくしてしまうことになります。
山などでは本来、道というものは存在しなかったのです。
人間が、通りやすいところ、安全なところを選んでつけていった印ですから、
その上を歩いていても、自然の本当の姿は見えてはきません。
山頂から流れ出る湧き水は、その年ごとに流れる経路を変化させていきます。
転がってきた岩や落ちてきた枯れ枝などが、どんどん水の流れる地相を変え
ていきますが、水には決まった道筋など必要はありません。
水は、どんなに大きな岩に出会おうとも、大きな穴があろうとも、抗うこと
なく、あきらめることなく、柔軟に対応して、ただ自分の目指すところへ向
かって流れていきます。
人生だって、この山の地相のように絶えず変化しています。
そして生きていくということは、その山の斜面を水が流れていくのと同じよ
うなことなのかも知れません
自然同様に変化に富み、何が起こるのか予測もできない世界を、しなやかに
受け止めていくことこそが、私たちが生きていくということなのではないで
しょうか。
それだからこそさまざまな感動や新しい発見があるのです。
そして、その経験から私たちは、さらに大きく成長していくことができるの
です。
誰かが掘った水路に沿って流れていくことだけを選択するということは、安
心感を与えてくれます。
でも、いつかはその流れから外れて、大きな世界に流れ出すときがくるでし
ょう。
そのときに、決まりきった道を歩くように乗り切ろうとしても、それは不可
能です。
あなたは違った考え方、新しいものの見方を身につけることの必要性を痛感
することになるでしょう。
たまには、道なき道を歩いてみたり、他の人のいろいろな考え方や意見を受
け容れてみてもいいのではないでしょうか。
今までの自分とは違ったパターンで生きてみるということを楽しんでみても
いいかも知れません。
どんなことでも、これがすべてだと決めつけるのではなく、いろいろなもの
を受け入れることのできる「しなやかさ」を身につけることが、私たちが、
ひとまわり大きくなったということなのでしょう。
そして……
ちょっと挫折したり、ものごとが自分の思ったようにいかなくて苦しんでい
るときこそが、それを気づかせてくれるチャンスになることが多いようです
ね。

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