No.143 中村 天風

| | コメント(0) | トラックバック(0)

======================================== http://www.unicorn.ac/ ======
【癒しのことば】Vol.143 2001/1/15        
   総発行部数:3681部

======================================================================
※古今東西の名言から、ストレスを和らげ心を癒すことばを月~土の毎日お届
 けします。
----------------------------------------------------------------------
 
 「人生とは、自己の命に喜びをできるだけ多く味わわせるようにするところ
  に本当の生きがいがある」
                                    
                       -- 中村 天風 --
       
----------------------------------------------------------------------

 アメリカの心理学者、エイブラハム・マズローは、著書のなかにこんな体験
 を書いています。

 あるときマズローは、インディアンの居留事務所に行き、白人の秘書官に、
 この地方では誰が一番裕福かと尋ねてみました。
 すると秘書官は、帳簿を調べて、牛や馬を最もたくさん所有している人の名
 前をマズローに教えました。
 
 ところがマズローが、インディアンたちの村で、誰が一番豊かなのかときい
 てみても、誰もその人の名前を挙げなかったのです。

 不思議に思ったマズローが、居留事務所できいた人の名前を出してきいてみ
 ると、みんなは軽蔑したようにこう言ったのでした。
 「あいつは、ただ馬をたくさん抱え込んでいるだけさ」

 そしてインディアンたちは、一番裕福だと、そろってある人の名前を挙げま
 した。
 彼は、とても気前がよく、村人たちから、尊敬され慕われているようでした。
 
 しかし、その人は、実はほとんど無一文だったのです。
 これには、マズローはかなり驚いたようです。


 私たちの社会では、豊かであることや立派であることに対して、とても多く
 の固定観念があるようです。
 たとえば、お金をたくさん稼いでいたり、有名であったり、社会的地位の高
 い職業についているということが、価値ある人の条件だと思われているよう
 ですね。

 さらに言うと、私たちは、価値のある立派な人間にならなくてならないとい
 う社会的な圧力のもとで成長してきたのかも知れません。

 もちろん、それを目指すことがその人の本当の魂の欲求から来ているのなら、
 適切な場合もあるでしょう。
 でも、ただ自分のエゴや誰かの期待を満たすために、なされているとしたら、
 どうでしょうか。

 あなたが今やっていること、目指していることを少し考えてみてください。
 それは、本当に自分のために、自分の魂の満足のためにやっているのでしょ
 うか?
 それとも、誰かをよろこばせたり、認めてもらうためなのでしょうか?

 本当の、豊かさやよろこびは、外側の物や評価にはなく、内側が本当に満た
 されることを目指して行くというところにあるようです。

 私たちは、1人1人違った人生の目的を持っています。
 社会や文化、あるいは身近な人の価値観に影響される必要はありません。
 もし、そういうしがらみがなければ、あなたはどんなことを目的としたいで
 すか。
 
 
 自分の命が、本当によろこぶことを、少しずつでも味わっていく。
 それこそが、私たちが本当に豊かになり、生きがいを感じるために一番必要
 なことなのでしょうね。

トラックバック(0)

このブログ記事を参照しているブログ一覧: No.143 中村 天風

このブログ記事に対するトラックバックURL: http://www.iyashinokotoba.net/mt4/mt-tb.cgi/144

コメントする

このブログ記事について

このページは、shinが2001年1月15日 12:00に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「No.142 ヒンズー教のことわざ」です。

次のブログ記事は「No.144 ジョン・レノン」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。