======================================== http://www.unicorn.ac/ ======
【癒しのことば】Vol.142 2001/1/12
総発行部数:3670部
======================================================================
※古今東西の名言から、ストレスを和らげ心を癒すことばを月~土の毎日お届
けします。
----------------------------------------------------------------------
「踊れない者は床のせいにする」
-- ヒンズー教のことわざ --
----------------------------------------------------------------------
ひな鳥は、自分のつばさで空を飛べるようになるまでは、親鳥にすべてを頼
るしかありません。
生きていけるかどうかは、親鳥がちゃんとエサを運んできてくれて、口に入
れてくれるかどうかにかかっています。
ひな鳥の運命は、完全に親鳥に管理されています。
でもある意味においては、親鳥もひな鳥の存在に管理されているとも言えま
す。
親鳥は、自分の子を愛するという本能から、あるいは、自分が必要とされて
いるという気持ちから、自然に仔鳥の世話をすることになるのではないでし
ょうか。
つまり、お互いがお互いを必要としていて、相互依存しているということで
すよね。
鳥の場合は、親鳥と仔鳥のそれぞれ、お互いを必要とする時期をすぎれば、
自然にお互いが自立していきます。
仔鳥は巣から羽ばたき、新たな世界へと旅だっていきます。。
親鳥もまた、自分のための新たな生活をスタートさせます。
時がくれば、お互いがお互いを解放するのです。
これはとても健全なことと言えますよね。
相互依存や、頼ったり頼られたりする関係は、ある時期においては、もちろ
ん必要なことでしょう。
ただ人間においては、その必要な時期をすぎても、いまだに誰かに依存して
いるということがよくあります。
幼児はもちろん、親に頼るしかありません。
しかし、大人になっても、恋人や配偶者、教師、または自分の子どもに親代
わりを求めている人がたくさんいるようです。
意識的にせよ、無意識的にせよ・・・
特に自分自身を価値のない人間だと思っていたり、自信を持てないでいる人
は、自分が自分を愛することができないので、他の人の愛を求めようとする
傾向があるようです。
また、他の人に頼られていることで、自分の存在価値を確認している人もい
るようです。
それはそれで、うまくバランスが取れているのなら、問題はないでしょうが、
お互いがお互いを管理してしまっている関係ならどうでしょうか。
生きていく上での、いくつかの問題は、こんなところに原因があることも多
いようです。
誰かを管理することによって、知らず知らず私たちは、自分自身をも管理し
てしまっているようです。
自分を無力だと思ったり、小さな世界に閉じこめてしまうことにもなってい
るようです。
すべてを「解放」すれば、そこにはきっと本当の自由があるのでしょう。
「解放する」とは、管理をしないということです。
それは、その人に関心を持たなくなるということではなくて、その人を充分
に愛しながら、その人が成功と失敗を繰り返し、自分を信頼し、自分の人生
に自分が責任をとれるように、見守ってあげることなのです。
つまり、その人をあるがままに受け入れるということのようですね。
「解放する」ためには、自分自身の力を本当に信頼することが必要です。
誰かのせいにせずに、すべてを自分の責任として捉えていくことができる心
の強さは、そこから生まれてくるのです。
まずは、自分が自分を解放して、自分のすばらしさを受け入れるということ
が一番必要なことなのかも知れませんね。

コメントする