No.132 夏目漱石

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【癒しのことば】Vol.132 2000/12/19        
   総発行部数:3566部
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※古今東西の名言から、ストレスを和らげ心を癒すことばを月~金の毎日お届
 けします。
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 「運命は神の考えることだ。人間は人間らしく働けばそれでいいのだ」
                                    
                         -- 夏目漱石 --
       
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 通勤や通学で、毎日、満員電車に乗らなくてはならない人も多いのではない
 でしょうか。

 狭い車内に押し込まれて、他の人と身体が触れ合ったまま、身動きも取れず
 に電車に揺られるのは、あまり気持ちのいいものではないですね。
 揺れに逆らって、踏ん張れば踏ん張るほど、倒れそうになってしまうし、他
 の人が邪魔になって、鬱陶しいですね。

 私も、満員電車に乗るのは大嫌いだったのですが……
 ある人から、満員電車に快適に乗る方法を教えてもらってから、あまり苦に
 はならなくなりました。

 その方法とは、電車の揺れにはなるべく逆らわず、ただ身をまかせるという
 ものです。
 その際、いつも自分の重心を感じているということと、他の人を障害物だと
 思わず、自分の身体の一部だと思うこと。
 そして、なるべく楽しいことを考えているということも、大切なようです。


 良寛和尚は、ある人から、
 「災難に遭わない方法を教えてください」
 と尋ねられて、手紙にこんな風に書いて送ったそうです。

 「災難に遭うときは、遠慮なく災難に遭いなさい。
  病気になるときには遠慮なく病気になりなさい。
  死ぬときは、遠慮なく死になさい。
  それが、災難を避ける最良の方法です……」

 私たちが、岐路に立たされたり、災難や問題を感じるときは、きっと何かを
 学んだり、気づきを持つべきときなのでしょう。
 そこには、ひょっとしたら、人知を越えたものの意識のようなものが働いて
 いるかも知れません。
 (これこそが運命なのかも知れませんね……)
 
 何か苦しみがあるときは、そこから逃げず、逆らわず、その流れに身をまか
 せてみると、きっといろんなことが見えてくるでしょう。
 そして、素直に受け入れれば、受け入れるほど、その気づきは大きくなるの
 ではないでしょうか。


 もし、運命というものがあるのだとしたら、それはきっと、私たちが生まれ
 てきた目的を達成するためにあるのでしょう。

 どんなことがあろうとも、自分の重心を感じて、今を楽しんでみる……
 自分のやるべきことを、ただやり続ける……
 それが、一番大切なことなのではないでしょうか。

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