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【癒しのことば】Vol.130 2000/12/14
総発行部数:3518部
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※古今東西の名言から、ストレスを和らげ心を癒すことばを月~金の毎日お届
けします。
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「愚か者は、幸福がどこか遠いところにあると思い込んでいる。
利口者は幸福を足元で育てている」
-- ジェームズ・オッペンハイム --
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「宮本武蔵」など多くのヒット作を生み出した小説家・吉川英治氏の信条は、
「生涯一書生」でした。
彼は、小学校出身の学歴から身を起こし、大衆文学の最高峰の地位にまで登
りつめたのでしたが、それに奢ることなく、死ぬまで情熱を持って自分の仕
事に打ち込んでいたのです。
彼は、「われ以外みなわが師」という本の中で、こう書いています。
「たとえ先生とか、大家とかいった言葉をもって他から呼ばれるようになっ
ても、自分では飽くまでも一書生の気持ちを失わない。何処までも一書生
の謙虚と精進とで貫いて行く。これが私の生活信条であり、又生活態度で
ある」
私は、本当の幸せとは、何かを手に入れたり、何かを成し遂げたから手に入
るものではないと思っています。
むしろその過程で、どれほど自分や自分の成すべきことを愛し、いろいろな
ことに気づいたり、学んだりできるかということにかかっているという気が
します。
人生とは、自分の仕事や与えられた環境を通して、自分という人間を完成さ
せる旅といってもいいのではないでしょうか。
ある人に聞いた話なのですが、工場などの現場でケガをする人は、その仕事
に対して不満を持っている人が多いそうです。
逆に、生き甲斐を持って仕事に取り組んでいる人は、ケガをする率がとても
低いのだそうです。
また、戦場で、敵の弾に当たるのは普段から何かにつけてグチを言う人が多
いということも聞いたことがあります。
自分自身や、自分の環境を愛してみましょう。
日常の些細なことの中に、幸福のタネはいくらでも見つかるのではないでし
ょうか。
吉川英治氏のことばは、さらにこう続いています。
「……したがって私には一生一書生である分には「疲れ」とか「倦む」と
いったことはない。およそそうした類の言葉には絶縁である。又絶縁でなけ
ればならないと思っている」

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