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【癒しのことば】Vol.105 2000/11/8
総発行部数:3235部
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※古今東西の名言から、ストレスを和らげ心を癒すことばを月~金の毎日お届
けします。
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「ランプがまだ燃えているうちに、人生を楽しみたまえ。
しぼまないうちにバラの花を摘みたまえ」
-- ウステリ --
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明治維新の前夜、持てる情熱を惜しみなくぶつけた吉田松陰の教育は、門弟
たちに大きな変容をもたらすような影響を与えたようです。
松下村塾では、本当に塾生の個性を尊重し、相互に親しみ助け合い、魂のと
びらを開いて交わらせるという生きた人間教育に主眼がおかれていました。
そこでは、塾生の自主性を尊重し、特に規則を定めたりしませんでした。
また身分を越えてお互いを磨き合う教育は、集まった者たちの魂を揺さぶら
ずにはいなかったのです。
松陰が門弟たちの指導に当たったのは、わずか1年ほどなのですが、松下村
塾からは高杉晋作をはじめ、多くの時代の要となる逸材が羽ばたいていった
のはご存じの通りです。
どんな人でも、松陰にかかれば、たちまち自分のすばらしさや存在意義、そ
して社会のために成すべき事を理解し、大きな情熱を持って自分の役割に邁
進していくことができるようになったのです。
でも、その松陰でさえも、とても変化を与えることができなかった人たちが
いたそうです。
それは、感動をすることを忘れてしまった人たちです。
何を見ても、心を動かされることがない、何を聴いても驚かない。
こんな人たちは、さび付いた機械と同じで、さずがの松陰もお手上げだった
ようです。
感動する能力は、本来誰もが持っているものなのです。
私たちが、小さな子どもだった頃は、見るもの、聴くものがすべて驚くべき
ものであり、感動すべきものだったのです。
それは実は、私たちが何も知らなかったからではなくて、どんなものでも受
け入れてみようという、こころの空間を大きく開いていたからなのではない
でしょうか。
いろいろなことを楽しんだり、驚いたりする、こころの余裕があるからこそ、
私たちは、感動することができるようです。
どうやら、感動とは私たちの、こころの空間の広さであると言ってもいいよ
うですね。
そして、感動することが、私たちに、情熱や感謝の気持ち、生きる喜びを与
えてくれるのではないでしょうか。
ところで、あなたは最近、感動するようなことに出会いましたか?
もし、思い当たらない人がいたとしたら、それはひょっとしたら、あなたの
まわりに感動するような出来事がなかったからではなくて、それに気づいて
受け入れるだけのこころの余裕を忘れてしまっていたのかも知れませんね。
大人になった私たちは、子どもと違って、いろいろ知識や経験を身につけて
きました。
そして、安全に生きていくためには、自分を守るために、こころの守備範囲
をある程度限定しておかなければならないということも分かります。
でも、たまには、子どもに戻ったつもりで、こころの空間を広くして、まわ
りを見回してみてください。
いろいろ感動するようなことが見えてくるかも知れませんよ。
まずは、今この瞬間に生きているあなた自身を感じてみて下さい。
これって、本当にすばらしいことで、感動してしまうことだとは思いません
か。

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